平成15年度自衛隊記念日観艦式

2000年10月26日


訓練展示1

観閲が終了すると訓練展示です。まず、観閲部隊、観閲付属部隊がそれぞれ180度1点回頭を行い、東行します。南から付属部隊、観閲部隊となり、観閲部隊の北を訓練展示部隊が西行し、展示を行います。以下の展示が行われます。
第1群 祝砲、ボフォース発射
     「さわかぜ」、「ゆうぐも」、「はたかぜ」、「ゆうべつ」、「しまかぜ」で編成。
      「さわかぜ」、「はたかぜ」、「しまかぜ」が前部砲が空砲射撃、
      「ゆうぐも」「ゆうべつ」ボフォース発射
      「さわかぜ」、「はたかぜ」、「しまかぜ」が後部砲が空砲射撃、
      「ゆうぐも」「ゆうべつ」ボフォース発射
      と空砲射撃とボフォース発射を25秒間隔で交互に行います。合計9斉射します。
第2群 ヘリコプター発艦
     「さみだれ」、「いなづま」、「きりさめ」、「ゆうだち」
第3群 潜航浮上
     「なるしお」、「あきしお」、「ゆきしお」、「さちしお」、「はましお」
     「なるしお」以外の4隻が潜航浮上を2回実施
第4群 補給艦AOE424「はまな」とDE230「じんつう」による洋上補給展示
     DE234「とね」、DD123「しらゆき」による甲板散水 、フレア発射展示
第5群 ミサイル艇航行
      PG826「おおたか」、PG827「くまたか」 
第6群 LCAC航行

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訓練展示に向けて、観閲部隊と付属部隊がそれぞれ180度1点回頭を行う。手前は付属部隊殿艦の「てんりゅう」。右は観閲部隊「いかづち」 「さわかぜ」の祝砲。白煙がでます。前部、後部の砲が交互に射撃します。 「いかづち」の向こうに現れた「やまぐも」。煙はボフォース対潜弾の発射煙。 「ゆうべつ」のボフォース発射の瞬間。 「さわかぜ」の向こう側に弾着、爆発するボフォース弾。
発艦するSH-60J。 浮上する潜水艦。たぶん「あさしお」。艦首に縦一列に白く海水が排水されているあたりが、魚雷の発射口だろうか? つづいて、潜航する「あさしお」。船体は没し、指令塔を残すのみ。水平舵が前傾になっている。 「はまな」(左)より給油を受ける「じんつう」。両艦に給油ホースが渡されている。 フレアを発射する「しらゆき」。また船体に散水を行っている。右に見えるのは次が出番のミサイル艇
散水とフレアにより発生した煙で濛々する「とね」。散水は放射性降下物や、生物化学兵器を洗い流すためだが、船体の温度を下げて赤外線の放出を抑え、赤外線誘導ミサイルを回避しやすくする目的もあるようだ。 右とあわせてフレア発射の連続写真。フレアは上空で分裂し、あとは自由落下していく。滞空時間は長くないため連続して打ち上げる必要がある。 フレアは落下しても海面上で発火し続けていた。また、結構煙も出ます。発射艦は「しらゆき」 40kt(74km/h)で進む。ミサイル艇「おおたか」。波があったため、派手にゆれていました。 派手に水しぶきを上げながら右に回頭を開始する「おおたか」。
 
360度ターンを終えつつあります。
「くにさき」搭載のLCACの走行。あまり波の影響は受けていませんでした。 観閲部隊の後方でUターンし、観閲部隊と付属部隊の間を追い越して行く「おおたか」 「くまたか」。押し寄せる波を突き崩し、粉砕し、強引に押し進む、そんな感じでした。