Silver Spit Fire

2019年10月14日

第二次世界大戦中のイギリスの戦闘機スピットファイアで世界一周するプロジェクトがあり、日本にも飛来しました。あいち航空ミュージアム(愛知県営名古屋空港横)で機体が一般公開されました。スピットファイアは戦闘機ですが、平和の使者として各国を訪問するため、機銃をおろし、軍用塗装ではなく、銀色に塗装されました。2019年8月5日にイギリスのグッドウッド飛行場を飛び立ち、アイルランド、グリーンランド、カナダ、アメリカ、ベーリング海を飛び越え、ロシアから日本、そのあとは東南アジア、南アジア、中近東を経由し、2019年12月にイギリスに帰る予定です。

使用する機体はSpitfireIX(シリアル番号:CBAF IX 970/Historic registration:MJ271)で1943年10月24日にイギリス空軍に納入され、1944年2月から118飛行隊で爆撃機の護衛任務で16回出撃しています。1944年4月、5月は132飛行隊で28回出撃しています。1944年5月13日に修理のために飛行隊を離れ、修理後1944年11月23日にカナダ空軍の401飛行隊(オランダに駐留)に配備されますが、12月24日に急降下爆撃任務で受けたオーバーストレスのため、修理部隊に送られ、そのまま戦争終結を迎えます。1946年11月25日にオランダ空軍に引き渡されます。その後、イギリスのダックスフォードにあるImperial War Museumsに保管されてました。

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