呉市海事歴史科学館
大和ミュージアム

2005年5月4日


大和ミュージアムには、全長26m、重さ30トンの1/10スケールの「大和」があります。船体は鋼製で、造船所で建造しています。上部構造物はFRPです。 

大和ミュージアム http://yamato.kure-city.jp/index.html

1/10大和製作に関しては、館長が著された「戦艦大和復元プロジェクト」(角川書店、ISBN4-04-704197-1)がお勧めです。

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入館するとすぐに、1/10大和とご対面。 海面よりやや下から見上げる艦橋。 右舷後方からほぼ甲板の高さ 艦中央を右舷後方より。
1/10大和展示室は3階吹き抜けで、回廊を回りながら階を上がるようになっている。これは、2階から撮影。 艦前方を2階から撮影。 3階から撮影。実スケールで高度100m相当。 艦中央部に所狭しと設置された対空火器。
第1砲塔。甲板材は幅1cmの木材を1本づつ手張りしています。たいへん美しい甲板です。 第2砲塔上部右舷の25mm機関砲。射手の座席、操作ハンドル、床の滑り止め、さらには、砲塔上の手すりの鎖など詳細に再現されている。 後部の艦載機収納部。中央の竪穴前方に艦載機は、収納されている。 左舷上部最後方の12.7mm連装高角砲
測距儀前方に、キャットウォークが設けられています。そこからの眺めは、どのようものでしたでしょうか。その下部に対空見張り用の双眼鏡がずらりと並んでいます。 館外に再現された実物大の甲板。艦橋から前方の左舷側のみ。半分の幅ですが、大変広く感じました。砲塔が甲板上に描かれていますが、それほど大きいとは思いませんでした。高さがあれば、また印象が違ったでしょうか。 右から、 25mm機関砲弾、 12.7cm高角砲弾、20.3cm火薬カン(カンは缶へんに「灌」のつくり。装薬の保管容器)、20.3cm徹甲弾、30cm徹甲弾、36cm火薬カン。後方白いのは重巡洋艦「青葉」の20.3cm砲。砲身が途中で切断されている。 手前から、46cm九一式徹甲弾、46cm三式弾、46cm九一式徹甲弾の風帽と被帽上部をカットしたもの、41cm九一式徹甲弾、36cm九一式徹甲弾、36cm九一式徹甲弾の風帽、36cm九一式徹甲弾風帽と被帽上部をカットしたもの
「海龍」。米軍機の攻撃で、ロケット弾の直撃(不発)を尾部に受け、沈没し、戦後引き上げた物を展示しています。 手前が「回天」その奥が「九二式二型魚雷」。「回天」の右上の細長いのは、潜望鏡です。 零式艦上戦闘機六二型。当日はメンテナンスしていました。 「陸奥」の41センチ砲。屋外に展示しています。また、「陸奥」のスクリューと舵も展示されています