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第1話
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第1話

[GM]
と、言うわけで今回予告やります。皆さん聞いて下さい。
[一同]
は〜い
[GM]
「時は20XX年、今、世界は滅亡の危機に瀕していた。
紅き月の力を導き、一人の巫女が今、世界を滅ぼす。その時、希望は一人の勇者に託される。」
ナイトウィザードリプレイ「運命、それぞれの未来」

[GM]
では、初めからマスターシーンです。
そこは、大きな部屋で、一人の少女と男性が話しをしています。
「我々はいつまでこうしていればいいのですか?」男は少女に問いかける。
「待ちなさい、まだ力は全て目覚めていないのです。まだ時は満ちていない・・・・。」
「しかし、アンゼロット様!我が日本はいつまで持ちこたえればいいのですか?」
「まもなく全ての鍵が目覚めます少なくとも後3日は待ちなさい」
「・・・・・御意」
突然ピーと音がして「こちら柿崎です。一人のウィザードを確保しました。」
「解った後は任せる」
「わかりました…」
「では、私はこれで」と言いアンゼロットは姿を消す。
[一同]
消えた!
[誠]
消えるのですか!?
[GM]
消えます(断言)
[光]
おー
[紅神]
ダークブリング!(笑)
[誠]
何!
[GM]
ちゃうねん!(一同大爆笑)彼女の属性をちゃんと見ろ(と言ってルールブックを開く)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

[GM]
では、竜崎さんからのシーンです。
[竜崎]
はい
[GM]
え〜とあなたはとある部屋に通されます。
「と言う訳で竜崎君。ちょっと私立輝明学園に行ってもらいたいのだけどさー」(軽い口調で)
[一同]
かるー(爆笑)
[竜崎]
柿崎さん
(バン!と机を叩く)
そこは、ラグビー部が在るのでしょうか?
[GM]
安心したまえ!この前作った
(一同大爆笑)
[竜崎]
わかりました!そこに喜んで赴任させて頂きます。
[GM]
OK、OK、え〜と今回の報酬は50万V.(ヴァルゴ)で
とりあえず手間賃として、2万V.送っとくよ
[竜崎]
わかりました。
[紅神&誠]
安いな〜(笑)
[竜崎]
いや、お金は関係無いから、このキャラは
「それでは」
[GM]
「あ〜そうそう事件の内容言い忘れちゃったよ。大事な事、言い忘れたね〜」
[紅神]
何か遭ったの。
[GM]
最近ね〜数人の生徒達が消えているのだけどね〜ちょっと不味いのが
(いきなりシリアスな口調に)この生徒達、イノセント達にはきづかれていないのだ。
つまり、エミュレイター絡みの事件だと考えてくれ。
[竜崎]
なるほど。
[GM]
(口調を戻して)
「まっ大丈夫だって、君がいれば何とかなるよ〜」(笑)
[竜崎]
この漢、竜崎岩男!頑張って事件を解決したいと思います。では!!
[GM]
「うむ、君になら総てを任せられる気がする。」
[光]
気がする(汗)
[GM]
では竜崎さんが、私立輝明学園に向った所で、紅神さんのシーンに行きます。

[GM]
え〜と、いつも何処に居ますか?
[紅神]
真行寺家に縁が有りますので、其処に居ます。
[GM]
じゃー真行寺家に居ると
「紅神様、紅神様、お電話です。」
と、一人の巫女さんが、電話を持ってきます。
[紅神]
え、触っちゃっていい?
(一同大爆笑)
[誠]
すけべ〜(笑)
[紅神]
だって〜……じゃっありがとう!と言って…止めた普通に出る。
[GM]
え〜と
「紅神忍武様ですね?一つ依頼をしたいのですが。」
[紅神]
成功報酬は?
[GM]
「どのくらいが良いでしょう。」
[紅神]
とりあえず550万。
[GM]
「解りました、550万V、成功報酬で。」
[一同]
おー
[GM]
「仕事の内容ですが、私立輝明学園で、ここ数日間で消失した生徒達の救命を頼みたいのですが。
あっ申し送れました、私、アンゼロットと申します。」
[紅神]
有名人?
[GM]
有名人です!
[紅神]
じゃ長々と話を延ばそう。
[GM]
え!(一同爆笑)
「え〜とでは受けてもらえると言う事で。」
[紅神]
一度、会いたいな。(爆笑)
[GM]
「え〜と私、多忙ですので、そのような時間は作れ無いのですが。で〜宜しいですか?」
[紅神]
うむ!貴女の為ならば、命に代えても。
[GM]
「……宜しくお願いします。」
おかしい!!俺のシナリオには、こんなシーンは無かった!!
(一同超爆笑)
[紅神]
え〜そんな〜
[GM]
「文化祭が近いので、他のクラスへの捜査は簡単だと思いますので、宜しくお願いします。」
[紅神]
うむ!貴女の為とあら喜んで。
[GM]
え〜とそんな所で次のシーンは誠さんのシーンです。

(MDに録れていない為、小説風にて御届けします。)
(注:このシーンは数日前です)

そう、それは、いつもと変わらぬ日々だった。
朝日が、優しく部屋を照らす中、一人の少年が寝ていた。
少年の名前は、日々野 誠。
昨年、とある事件に巻き込まれた時、ウィザードの力に目覚め、今は、平和な日々を満喫している、私立輝明学園二年生である。
彼が安息の眠りに就いていると、目覚ましのベルが、甲高い音を奏で始めた。
それと同時に、下の方から聞きなれた声が聞こえる。
「誠〜いつまで寝ているの〜早くしないと遅刻しちゃうよ。」
その声に反応して、自分の意識が目覚めていく。
時計を見てみると、八時二十五分。少し不味い気がする。
「ま〜こ〜と〜起きたー」
彼女の声もしだいに大きくなる。
「起きたから、あまり大きな声出さないでくれ!。」
誠は、着替えつつ彼女の声に答えた。
急いで階段を駆け下りると、彼女は不機嫌な顔をしていた。
「遅い!いったい何時になったらまともに起きられる様になるの!」
彼女は、誠の顔を見るなり文句を言ってきた。
「多分、死ぬまでだと思うよ。」
欠伸混じりに誠は答えた。
「あなたに聞いた私が馬鹿だった。」
彼女は溜息混じりに呟いた。
「今頃気付いたのか。」
誠が無意味に勝ち誇ると。彼女の両手が、誠の頬っぺたを、捕らえた。
「そんな事を言うのは、この口かしら?」
彼女は、微笑みつつ、誠の頬っぺたを上下に揺らしつつ、誠に尋ねた。
「痛い、痛いぞ、芹奈!俺が悪かったから離してくれ!」
誠がそう叫ぶと、芹奈は満足したのか、誠の頬っぺたから手を離した。
「分かれば宜しい。」
助かった、誠は心の中でそう思いつつ、隣で微笑んでいる彼女を見た。
彼女の名前は、橘 芹奈、年は自分と同じ十七歳、腰まで届く髪がチャームポイント(本人談)であり、幼稚園の頃から一緒で、誠は彼女に頭が上がらない体質?なのである。人当たりも良く、誠のクラスの委員長を務めている。
誠が何時も遅刻すれすれで間に合っているのは、彼女のおかげなのである。
「それじゃ、早く行きましょっ。」
そう言うと芹奈は、歩き始めた。
キーンコーンカーンコーン。
学校のH,Rの始まりを告げる鐘の中、二人は学校の中に入って行った。
それから数時間後、誠が屋上で休んでいると、突然、背後に気配が生まれた。
誠は月衣からグランドキャリバー取り出すと同時に斬りかかった!!
キィィン
誠の背後に現れた奴は、誠の剣を片手で受け止めていた。
「この辺りでは、いきなり斬りかかるのが流行りなのかい?」
男は不敵な笑みを浮かべて尋ねた。
「ああ!俺は少なくともお前ら相手にはそうしているよ。」
誠も笑みを浮かべて答える。誠がさらに力を込めようすると、突然、男の姿が消えた。
「今回は、挨拶に来ただけだから、これで失礼するよ。」
虚空から声が響くと、男の気配は、辺りから消えた。
「また・・・忙しくなるな。」
誠は誰にでも無く、そう呟いた。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

渡り廊下歩いている一人の女性が、空を見上げていた。
「・・・・」
彼女は、先程から誠と男のやり取りを見ていたのだ。
彼女は懐から携帯電話を取り出すと、電話を繋ぐ。
「一真さん?私です。どうやら歓迎会の準備、間に合いそうにないです。……はい、そうですね、お願いします。ええ、では今夜。……はい」
彼女は携帯電話をしまうと、懐から一枚の紙を取り出した。
彼女は、その紙を空中に投げた。すると、その紙は一羽の鳩に転じた。
「あの人達のもとに」
鳩は、その言葉に答えるかのように、空へと飛んでいった。
………間に合えば良いのだけれども。
彼女は薄れてゆく意識の中、そう思った。

そして二日後、一人の少年が授業を終え、学園の門を潜り抜けた時、物語は静かにその幕を開けた。

以降、第2話に続く・・・。

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