ＧＭと参加してくださった方が掲示板に書き込まれた内容を保管してあります。
文章は編集していませんが、レイアウトの関係で改行を付けたり句読点つけたりはしています。

◆ NWエンディング
エンディングができなかったのでここであげましょう。

あの事件から現地時間で早や一月が過ぎようとしていた。
あの事件は様々な影響をオレの周囲に及ぼしていった。
例えば原さん。あの時のオレの返答、それが正しかったのかどうなのかまだ判断できないでいる。
ただ、正直かっこつけすぎたんじゃないかという思う。
顔をあわせるのも何となく気恥ずかしいらしい。
その様子がまた良いとランクが７位になったそうだ。

宗一郎のほうはうまくやっているらしい。
もっとも大会で優勝を逃してしまったので休みの日も練習で、デートもままならないらしい。
もうすこし手を抜いてもいいんじゃいかと思うのだが、それがあの人のいいところだ。

真奈美さんはウィザードとして修行中だ。
ただ不安定な体であるので寿命が何時尽きるかわからないそうだ。
もっとも１００年たっても今の姿のままかもしれなとのことなのでなんともいえない。
とりあえず今はとても幸せらしい。

事件の後遺症はほぼない。
ただ、オレにベッドの横に布団をしいて寝るという妙な癖がついてしまったことだ。
今日みたいに家族が寝静まりとても物悲しい日などは彼女の仕草やぬくもり、静かな寝息などが思い出される。
二度と合えないことはわかっている。
だが夢の中でならひょっこりと顔を出してくれるんじゃないか、そんな甘い希望を抱きつつ眠りにつく・・・。

「おい、起きろ！　朝だぞ」
オレは跳ね起きると同時にオレ様を目覚し時計に叩きつけやがった！
「痛ぇじゃねえか、オレ。寝ぼけてるなよ」
オレ様は目つきの悪いオレのおき抜け顔に怒鳴りつける。
こいつの右腕にしか出現できないのがなんとも悔しい。
せめて肘まで侵食できれば殴りつけてやるのだが。

「オラ、今日中に何とかしねえとタツマの奴がな・・・」
「この世には神はいないのか・・・」
人の顔見ながらなんてコトほざきやがる。
ああ、神なんていねえよ。
天使ならいくらでも紹介するがね。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ＰＣ�@未来Ｖｅｒ　ＥＮＤ

(No.445 07月10日(木)21時37分)記入者：村越貞治

あの事件から数日。僕は私立輝明学園秋葉原分校にいた。
そう、これから始まる新しい日々の為に。

「あの〜冬馬さん？」
しばし考えこんでいたのであろう。彼女が語りかけてきた。
「ああ、なんだい？」僕は振り返り彼女を見る。
そこには黒い髪の毛を腰まで伸ばした、おとなしそうな女の子が一人佇んでいた。
「そろそろクラスに入らないといけないのでは？」
彼女は時計を見つつそう言った。
そういえば、周りに沢山いた生徒がほとんどいなくなっていた。

「冬馬さん？」
彼女が僕の顔を覗き込んできながら聞いてきた。
「あぁ、そろそろ行こうか」
僕は彼女に手を差し伸つつ答える。
「はい」
彼女はうれしそうに、僕の手を握り返した。
僕はそれを確認しつつ時計を見た。
もうすぐＨＲが始まる時間だ。

「もう、離さないで下さいね」振り返ると、彼女が俯いていた。
僕は少しだけ手に力を込めて、彼女に答える。
「あぁ、僕は君の傍にいるよ」
彼女はうれしそうに微笑むみ、何か言おうとすると・・・・・・・・・・・学校のチャイムが鳴り響く。

僕は彼女に微笑を返しつつ、「それじゃ、行こうか真奈美」
彼女は頷きつつ
「はい…冬馬さん」

200Ｘ年7月・・・・夏の日差しが煌く中、新しい物語が、今始まる。

(No.433 06月30日(月)00時36分)記入者：鎌倉