ゼンダ城の虜/ジャズ・マニア(大劇場・10月19日、11月2日)


大劇場のみのゼンダもあっという間に終わり、
近頃では「愛のソナタ」のポスターが既に世間に出回っていますが、皆様は見た?あれ。

<まなみと檀の2ショット写真を見た時の嘆き>
ロココだよ・・・・。
ぁぁぁぁぁぁぁああああああああああああ!!!ロココーーーー!!!!
い、いやだーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!

わーんわんわんわん、あんなまなみは嫌だよーーーーーーーーーっ!!!!!!
最後にしてあのポスター…何故、何故なのーーーーーー!!!!
あの髪型は何なのーーーーーーー!!!!!!まなみちゃんどうしたのーーー!!
しかも、白地に金なんて、最もまなみに似合わないお衣裳じゃないかーーーー!!!!!
そして隣に居る檀は、どうして鳥の巣を頭に乗っけているのーーーー!!!!
二人ともどうしたのーーーーーー!!!!!!!
どうしてそんなコテコテなロコ男とロコ子になっているのーーーーっ!!!
むごいーーーー!!!余りにむごいーーーーーーーー!!!!

観る前から憂えていたのは、ゼンダもLUNAも、だったんですが、今回が一番かもしれない・・・(笑)。
ただでさえロココなんて不吉なのに(まなみに絶対似合わない事が分かっているから)、
その上にあのポスターじゃね・・。嘆きたくもなるってもんだ。
ハァ…。
<本チャンポスターを見て>
あーーーーはははははははははははは!!!!!
なんじゃこりゃーーーーーーーーーーーーー!!!!!!
この一面に散りばめられた薔薇はなにーーーーーーー????
まなみのらしくない微笑みはなにーーーーーーーー?????
余りにもダサいーーー!!余りにもアナクローーーー!!
余りにもまなみに似合ってないーー!!!
あははははははははははは!!!!!
余りにも余りにも余りにもなポスターーーーーーーーー!!!!!(笑)
あははははははははははは!!!!!

ゼイゼイ・・・。
ここまで来るとお見事としか(笑)。
ベルばらをも越えるこのギャグかパロディかというダサさ。
いいよもう(笑)。好きにして下さいナ(笑)。
きっと実際に舞台を見たら、似合わん事をやっているまなみがバカらしくって、
でもトコトン大真面目の一生懸命の健気で、可愛いんだろうなと思います、はい(笑)。
足元が白タイツにヒールに王子みたいなハーフずぼんでもいいですもう、はい(笑)。



さて、やっとゼンダの観劇日記に参ります(笑)。
しかし前回かなりの部分言及してしまったんで、まぁ今回は短いものになると思いますが。
結局、五回観劇。
お金があればもうちょっと観たかったなぁと思うんですが、まぁ仕方ない(笑)。

ゼンダはねぇ。
自分の結論として、あのお芝居の何とも言えない半端さは、結局のところ、
最後に「だからなに?」って思っちゃうところにあるんじゃないかと。
ルドルフ・ラッセンディルが最後に得たものって何だったの?
それが分からない。

フラビア姫と束の間の恋をして、ヘンツォの誘惑にも負けず本物の王様を救い出して、
んで王様の臣下達と戦友的な友情を築いて・・・、ここから来る達成感というのは分かる。
でも、そこからルドルフの得たものって何よ。
彼がサプトに「君には守るものがあって羨ましい。俺には何も無い。」とか言う場面があるよね。
彼がそう思うのは何故なのさ?どうしてルドルフは守るものが欲しいと思うの?
最後にルドルフが得たものは、きっとこの「守るもの」なんだろうが、それは何?
そう考えて行くと、ルドルフ・ラッセンディルのバックグラウンドが
相当に不透明だという事にハタと気付く。

お芝居の中で明かされるのは、スキャンダラスな(死語)出生の秘密と、
英国の貴族育ちのボンボンである、という事くらい。
彼が今迄どういう生き方をしてきたのかとか、
どういう気持ちで王様の替玉を引き受けたのかとか、
そういう肝心な部分がお芝居の中では全く出て来ない。
つまり、ルドルフの人物像には奥行きが無いのね。
(だから冒頭、ミカエル派の市民の無礼に対する寛大な処置や、
 「死んだ者は見捨てるのか」と死体を抱き起こす場面の正義感なんかが、
 全然ルドルフの魅力に繋がっていかない。何だか取って付けたようで酷く安っぽい。)

ルドルフの言動の理由がこちらにはイマイチ掴めず、
だから私達は主人公ルドルフに感情移入出来ないのよ。

常に「どうしてこういう行動に出るんだ彼は?」っていう疑問がついて回る。
彼の表面的な部分ばかりなぞって、根本を見せるのを忘れている。
で、ルドルフの人物像の薄っぺらさはそのままお芝居の薄っぺらさに通じているんだよね。

フラビア姫との恋にしても、描写が余りに上辺だけ。
お互い、好きになってはいけない人を好きになってしまった苦しみってのがあるだろうっていうの。
あんまりにもアッサリ脳天気で軽い二人なので、
実は大してお互いに惚れてないんじゃないのか?
と思ってしまう。あのラヴシーンの世にもつまらないことったら・・。

(「バロンの末裔」の結ばれなかった主役二人のあの高密度で重苦しいラヴシーンと
 足して二で割れば丁度いいんじゃないか??笑。)

で、このお芝居で唯一キチンと描けていたのが、ルドルフと王様の臣下達との、
徐々に築かれて行く友情と信頼関係。
最後、臣下達が口々に「ルドルフ」「ルドルフ」って出て来るところから別れのシーンなんて、
その後のルドルフとフラビア姫の別れのシーンよりも、何千倍もいい。

サラッとしていていながら、彼らの間に出来た絆の強さが伝わってくる。




まなみのルドルフ。
観る度に、どんどん熱血漢の好漢の単純男になっていった(笑)。
脚本のまんまを、何の捻りも加えず熱演。
だから、さっき言ったような脚本上のルドルフに関する書き込みの浅さがモロに露呈して、
薄っぺらなただの阿呆に見えてしまう、という悪いところは最後まで変わらなかった(笑)。
それと、ずーーっと気になっていたんだけど、まなみったら
屋根上でヘンツォに追い詰められるところの緊迫感の欠如も去ることながら(笑)、
何と言っても王様を救い出し、ヘンツォを退治(笑)して、
「やり遂げたァ・・・」ってへたりこむところ、あれ、ムッチャ恰好悪くないかーー??(笑)
ナンでそこでへたり込むよ、この男はさー(笑)。
しかもラストの立ち回りのまなみの武器、何で短剣なの???しかも二本!!!(笑)
かっこわるいーーーーーーーーーっっ!!!!!!!!!!!!!

しかもさぁ、タータンとの一騎打ちでは特に、リーチの点で明らかに不利だと思うんだけどね。
どうなんでしょうね、あれは。
因みに「忘れないさ、決して」は観る度に大袈裟な科白廻しになっていった。
でも、最後に観た時、銀橋を渡るまなみの眼がウルウルして、
今にも涙が零れそうだったので(いや、零れていたかも)、不覚にも一緒にウルウルしてしまった。
う、う、ううう・・・。まなみちゃーーーーーーーーーーんんん!!!

前回で挙げなかった個人的にツボな場面。
まず、ヘンツォに怪我をした手を思いっきり掴まれた後の、
「いぃぃてぇぇええーーーー!!」の時のきゃわいいお尻ーー!
きゃいきゃい!!(大喜び。笑。)

(何時もお尻に釘付けだったのは私だけではあるまい・・・ふひひひひ・・・。)
それから、紫のドレスシャツ、ベストを着た時のお花を持ってセリ下がる時の顔ーーー!!
あれ見てましたか??壮絶に綺麗だったですよ、完璧です、完璧!!!
あのまなみの顔を見ていた時、
私の頭の中では「完璧」という言葉がグルグル回っていた。
二階から見ると特に良かった。憂いを含んだような睫毛がーーー!!
彫像のように綺麗やねんーーーーーーーーー!!!!!!!
うっほうっほっ!!!!


そうそう、今回は劇団発売ビデオの収録日にたまたま当たったんだけど、
お昼公演(収録したのは夜公演)、まなみは最後のタータンとの立ち回りで、
又、滑っていた(笑)。お尻はつきませんでしたが(笑)。
(「EL…」のBS収録日も、滑ってたんだよーー。笑。なんて可愛いまなみ・・・。)

*

香寿のヘンツォ。
後半の頃には多少アクが抜け出してきてたけど、でもやっぱり立派なオッサンだった(笑)。
最後まで二枚目にはなり切れていなかったと思う、残念ながら(笑)。

前回立サンが良くてびっくりしたって書いたと思うけど、
それってさ、女房役の那津乃に助けて貰ってる部分が多分にあるなぁと、
観る回数を重ねて行くうちに思った。

汐美は最後まで身分の高い人には見えなかった(笑)。
まぁ基本的に庶民派だもんなぁ。

美原のド・モーバンは、まぁ×なんですが(笑)、美原の出来とは関係無く、一個いいたい事がある。
ド・モーバンが自室で額を持って歌を歌っているところ、あるじゃない。
あそこで持ってる額にさーーー!
本当に汐美ミカエルの写真が入っているのよーーー!!!!(笑)
それに初めて気付いた時、大笑いでそれを見るのに熱中して、
思わず私の大好きなシルクハットにケープ付きの黒いコートの色っぽいまなみを、
見逃しちゃったじゃないかーーーーーっっ!!!!!!!!!!!!!
わーーーーーん!!!!ばかーーーーーーーー!!!
わざわざ写真入れておくなーーーーっっ!!!!!!!

(じゃあどうしろというんだ・・・。)

初風は、誠実で忠実な部下だけど、怜悧・冷淡な部分がある男。
冷静沈着で用心深く、ルドルフの事も最初は全く信用していないが、
彼の人間性に触れて行くうち、危険を共にするうちに、
徐々にルドルフを信頼するようになっていく。

・・っていうのをあの少ない出番でよく表現した!!と誉めてあげたい。
基本的に「いい人」をやっている初風が好きなので今回のフリッツは好きですね、うん。
最後の「呼べるか…。」の科白廻し、ルドルフを見送る表情なんかも、凄ーくいいです。

末沙のえるは相変わらず上手い。シリアスもいけるんだよねぇあの人ァ・・。

因みにミカエル側で目立つのは大空ですね。
あの荒んで屈折した目付きは凄い(笑)。灰色なんだよ、雰囲気がさーー!
(ちょっと、博多BMBの戦士引きずってる感じかもしれないけど。笑。)

こんなところかなー。



ショーはですね。
まなみの出来が、歌を始めとして徐々に良くなって行って、私は感動しました。
特に「ストーミー・ウエザー」はよかです。
まなみの熱唱に感動でウルウル。

まなみが小部屋でかなり熱く語ってたんだが(笑)、バックコーラスが本当にいいね。
流石はジョーアレンジである。(ジョー=高橋城先生。)
でも、歌と場面構成には文句はないんだが、まなみのお衣裳はどうしたもんか。
あんな安っぽいシルバー着せるなよっっ!!!
しかも刺繍も安っぽいし。
何より全然まなみに似合ってないじゃないかっ!!!
ぶーぶーーーっ!!!!!!
フツーのシンプルな黒いタキシードがイチバンに決まってるだろうがまなみは!!
大体三木先生は中詰めの「ブラック&ホワイト」でも、まなみに真っ白を
着せやがってぇぇぇえええええええーーーーーーーーー!!!!
白はまなみの色やないねんーーーーーーーーーーーーーー!!!
まなみは黒なんじゃーーーーーーーーーーーーーっ!!!
三木はこれまでまなみとの仕事が多かったくせに、
未だにそんな事にも気付いておらんのかーーーーーーーーーーー!!

(↑何時の間にか呼び捨てにしてる。)
バシバシバシバシ!!!!うおおおおおおおおおっっ!!!!

オープニングの「シャバダダバ♪」も、まぁそりゃモタモタアセアセオタオタしてたけど(笑)、
後半は幾分聴けるようになりました(笑)。

それからアンタッチャボーは、私が三度目に観た時からだと思うが、
まなみ、途中で髪の毛グシャグシャって手で崩して暴れてて、良かったわーーー!!
きゃわいい・・・・。
サングラス口にくわえる表情も可愛くってええねんーーーーっ!!
まぁ欲を言えばミドリチャン(デッド・ブレイブ in プレスティージュ)くらいに見境無く大暴れして、
舌ベローーンとかもやって欲しかったんですが、
まぁあの程度の「可愛い」で済む暴れ具合も又、なかなか・・うへ・・。(エロじじ)

そして、最後に観た時、まなみのファンタジー〜シャレードのヴィジュアルがあんまりにも完璧で、
私は大興奮してしまった(笑)。
双眼鏡を放さず、口元が緩みっぱなしのヘンな女だったであろう(笑)。
しかもたまに「うおおおおお」「まなみぃぃぃいいいいいいい」「たまらんーーー」とか、
口パク(ここポイント)で叫んでいるし・・・・・(笑)。
だってさーーーーー!!!!本当に綺麗なんだもんーーーーーーーーー!!!
あんな完璧なヴィジュアルを作り出せる人が他にいるかーーーっっ!(反語)
今回のまなみのシャレードのヴィジュアルは、無機質美を極めたって感じ(笑)。
作り物のように綺麗。でね、フィナーレの終わりに檀と一緒に銀橋に出て来て、
そこでニカーーッって笑うのが、それまでの無機質まなみとのコントラストも鮮やかに、
凄んごい可愛いのよーーーーーーーーーーーっ!!!!!!!!

(私的ツボ)

地毛も、前回の分までトコトン堪能したぜぇぇぇえええーーー!!!!
はぁーーー!!地毛のまなみちゃんは何て綺麗なんだろう・・。

パレードでは、帽子がズレて落ちてこようがお構いないで楽しそうに羽を揺すって踊るまなみ。
何てまなみなんだろう。何てまなみらしいの。そういう部分が大好き(笑)。

私は結局どういう公演でも、まなみの舞台に対する大真面目で真摯な姿勢と、
ガンガン伝わってくる舞台が好きだーーっていうパワーと、
何と言っても舞台にかける意気込み、気概に感動してるのよね(笑)。
文句言ってる公演でもさ。全くファンちゅうのはしょうもない(笑)。



次はいよいよロコ男ですが、まぁそれは九分九厘しょうもないだろうと思うので潔く諦めて(笑)、
私としては断然正塚先生のDCに賭けたい。
だって、まなみ本人も、お茶会で「大人の男をやっていないのが本当に残念」、
「正塚先生のDCが楽しみ」と言っていたそうじゃないのさーーーーーー。
正塚先生に頑張って貰って(頼むよーーーーーーー!!!!!!)、
最後に大人の男で当たり役を出せる事を祈るのみです。
(正塚先生は何気にラヴシーンも上手いので、今迄ロクなラヴシーンをやった事が
 無いまなみに、泣けるようなラヴシーン作ってくれないかなぁ・・。)


(20001119)



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