真琴つばさ THE LIVE 2002 LIVEC -CONTRAST-


ライヴA、B、は素の「まなみちゃん」の可愛さ綺麗さ満載なステージが続き、
そしてこのCで退団後初めて、舞台で「真琴つばさ」を作るまなみを見ることが出来たって感じですな。
私は二回観劇。
両日とも、一階五列目辺りのセンターで観てました。(おおっといい席やんケ!)
最初は友人が取ってくれたチケットで、その次は当日券だったんだけどこれがまぁ大当たりで(笑)。
発売開始40分前くらいに並んだんだけど(五人目くらいだったかな)、
それでこの席だったのよーーー!!!これは大穴じゃん!!!!
この当日券がちょっと、購入時に面白かったのよ。
チケット売りのおねえさんがチケットを渡してくれるんだけど、こっちは一切席が選べないの!!
おねえさんは予め並べられた順番に、上からチケットを渡していってるだけやねん!!
これがなんか宝くじみたいでさ(笑)。貰ったチケットを見る時、どきどきしてしまいました(笑)。

あと、当日券待ちしてた時に飾られてるお花を見てたんだけど、
ヤンさんからとか、愛華・轟・稔、三人連名のとかさ、あるのにさ、
久世さんからのお花はないわけよ(笑)。あんなに仲良しなくせにさ。
まなみは久世さんが女優になってから毎回必ずお花を入れてる筈(笑)。
しかし久世さんからまなみへのお花は絶対にない!!!!(笑)
すっっげーーー笑えます(笑)。もうのんまみな私としては大爆笑です(笑)。
二人とも、余りにらしくて(笑)。

まなみ「のんちゃん…、あのね、気を使わなくていいよ、お花とか…。」
久 世「あっそう。」

恐らくこのような会話が交わされてるに違いないねん!!!!!!(笑)
久世さんはまなみの気遣いを真に受けてお花を入れてないに違いない!!!!(笑)
(でもまなみは何も言わないし、相変わらず自分は久世さんにお花を入れ続けるわけよ。
 きゃーーーっ、かわいいまなみ!!!!←自分の想像に興奮している。)



というわけでCですよ。感想に入ります。(やっとかい)
まずは一部から。
一部はちとストーリー要素の入ったショー構成。プログラムには「音楽劇」ってなってる。
メッセージ性の強い内容。でもメッセージ自体はとてもシンプルだと思う。歌ってるままやん?(笑)
場面場面で主張が違うし、場面転換の度に流れがブチブチ途切れるし
新たに始まる場面が漏れなく唐突だし(笑)で、こっち側には伝わってきにくいけど。
ベタでちょっと恥ずかしいしな(笑)。(最後に羽が昇天するの、見てて恥ずかしかったよー!笑。)
なんか全体に、手塚治虫の「火の鳥」を彷彿とさせる感じだった。

ムードや音楽は悪くない。でも、私は一部が好きじゃない(笑)。
何故って理由はもの凄く明白。まなみのヴィジュアル。それが良くないから。
まなみを見る時に私が何よりも求めているのは、ヴィジュアルの良さなのよ。
いやね顔は綺麗だったのよ、顔だけはね、そりゃ凄く綺麗だったんだけど、
あの衣裳はどうやねんて話よ(笑)。
あのピンクのレッグウォーマー!!!!!!!
あの羽羽ヅラ!!!!
やばいって!!!オカマショーみたいだったじゃんーーーーーっっ!!!
まなみの二の腕が出てるっていうのに、全然じゅるじゅるしないなんてーーーー!!!
悲し過ぎるヤンケーーーーーーーーーー!!!!!

そもそもね、あんな幻想的で抽象的で断片的で尚且つ気障な演出をするんだったらね、
ヴィジュアルの完璧さっていうのは絶対不可欠な要素なのよ!!!つーか大前提!!!!
「螺旋…」を思い出すわよ。
幻想的・抽象的・断片的・気障、まさしくあの舞台がそうだった。
ストーリーというものが殆どなくいろいろ言われてたけど、私は大好きだったのよ。
それはまなみのヴィジュアルが完璧に美しかったから。
あの時のまなみの美貌は有無を言わせない凄味があった。
舞台の、暗く、重く、退廃的なムードがまなみの美貌を一層際立たせていた。
舞台のムードがまなみに合っていたこと、そしてまなみの美貌を引き立てる演出が
ちゃんとなされていたこと、それだけで私的には「螺旋…」は大成功よ。
で、話はCに戻るけどね、あの演出でヴィジュアルが大失敗してるなんて、
もう本当にそれで全て台無し。
しかも、あれだけ気障で凝った演出なのにも関わらず、所々に覗くチープさ、ダサさ。
(チープといや、あのやたらと画面に出てくるメルシー伯爵(←ベルばら)もどうかと思った。)
また、あの舞台のメッセージも、わざわざまなみで見たいようなものではないです。
まなみに似合っているとも思わない。
(いやまなみの心、ハートに合っているとは言えるかもしれないけどね。
 でもまなみの芸質には似合ってるとは言えないでしょ。)

そしてなんと言っても、全般、まなみが冴えなかったです。
まるできらきらしていなくて、無機的、地味なまなみでした(笑)。
なんか、目の輝きがなかったの。勿論まなみは一生懸命やっていたよ。でも、輝いていなかった。
カラーコンタクトを入れてたけど、一層無機質で、見ていてなんとも暗い気分になりました。
(劇場の雰囲気もなんだかとても重かった。二部になってまなみのトークが始まっても重かった。)
やつれていたしね。何でやつれたのか、理由は本人にしか分からないけど、
きっと、いろいろと悩むところがあったのだと思います。
ほんとにまなみは、何か悩み事があったりするとすぐに痩せる(笑)。
そして、我々を心配させ、ハラハラさせる(笑)。
今回もやつれたまなみを前にして、やっぱり心配だったわよ。何に悩んでるんだろうって。
(まなみ、しっかり!!!私がついてるわよ!!!!!)
というオーラを客席で送ってきました(笑)。

それからね、もう「翼」に拘らない方がいいんじゃないのかしら。
綺羅KIRAのビデオクリップといい、「翼」に拘るとろくなことになってない(笑)。
大体「翼」ってモチーフがそもそもベタでダサいんだよ。なんか安っぽく安易でもある。
(個人的に嫌いなモチーフでもある。なんかファンシーで偽善的なんだもの。すっごい個人的見解。笑。)
白い翼付けて立ってる映像もどうかと思ったし。(ださい。安っぽい。)
先述のようにラストの羽の昇天は見てて恥ずかしかったし。
そう、考えてみればあの舞台に、お金をかけてるんだかかけてないんだか分からないような
半端なチープさを感じたのは、全てが「翼」を核に展開していたせいなのかもしれない。
(何故に退団後、思い出したように「翼」に拘り出したんだろう…。)

最後にわしが不満たれたれな衣裳について。
オープニングの凝りまくった黒い衣裳はカラスみたいだった(笑)。
そしてあのピンクのオカマだけは、あれだけは勘弁できん。何考えとんのじゃ。
まなみは細い。細過ぎる。だから衣裳によっては非常に貧相に情けなくなってしまうこともある!
それがまさしくあのピンクのオカマなのよーーーーー!!!いやーーーーーっ!!
私はあんなまなみを見るために
アートスフィアくんだりまで行ったんじゃないーーーーーーーーーーーっっ!!!!

(トウの立った女優が頑張って若作りしてます的な雰囲気もあったな…。
 つまり、やけに老けて見えたんだよね……。しくしく…。)
唯一、おさるの着ぐるみまなみは愛くるしくて好きなんだけどね。
まぁあれは殆ど地のまなみでやってるから、可愛くて当然かもしれんが(笑)。
オーバーオールがかわいかったなぁ…。で、歯をむいて笑うのが可愛いのよ。
(しかし、やつれたまなみが生命力を表現するちゅうのもまた…。笑。)
(同じやつれたまなみでも、ソールの時は恐ろしい輝き、生命力を感じたけどね。
 今回のは半端。やつれたまなみの空元気って感じで…健気ではあったけど。 )
最後に着ていた黒っぽいドレスは、もうよく覚えていませんが(笑)、
似合うとか似合わないとかいうより、どうでもいいようなドレスだったような気がする…(笑)。

A、Bの時も思ったんだけど、まなみはお衣裳に関しては文句は言えないのかしら?
いやもし文句をつける権利があったとしても、まなみの性格では言えないかもしれないけどね(笑)。
退団してからまなみは、「やりたいことをやっている」と言ってたじゃない。
宝塚在団中は、酷い出し物の時、それでも生徒はそれをやらなくてはならなかったし
衣裳に関しても用意されたものは着なくてはならなかったから
演出家や衣裳デザイナーをガンガン攻めたててやったもんだったんだけど(笑)、
今はどうしたらいいのか困る(笑)。
だってまなみがやりたくてやっているのだったら、「酷い出し物をやらされても健気に頑張っているまなみ」
という宝塚時代の黄金パターンが成り立たないんだもの(笑)。
何に怒ったらいいのやら…(笑)。でも今回のデザイナーと演出家にはむかつくんだけどさ(笑)。

なんか散々なこと書いてしまった(笑)。
結論としては私はもう「翼」に拘ったものは見たくない、これに尽きるでしょうね(笑)。

*

あさて、二部です。
一部と二部でこれだけ赴きの違う構成っていうのも凄いよね(笑)。
二部は普通のライヴパフォーマンスです。まなみが持ち歌を歌う。ただそれだけ。
しかし、ただそれだけの舞台をあそこまでオサレに演出出来てしまうなんて、凄過ぎる。
ほんとにお洒落でした。一部のダサさが嘘のようなお洒落さ。
衣裳、曲のアレンジ、振りつけ、ムード、暗く落とした照明、全てがお洒落でした。
あんなオサレなまなみはこの先また見れることがあるのだろうか。(反語)

イメージとしては、まなみは外人のヒッピー風な兄ちゃんって感じ。路上ミュージシャンのよう。
カラーコンタクトで淡く光る眼、それから何もしてないような無造作なヘアメイク。
そして衣裳はお洒落ではあるんだが、色が地味だしちょっと汚い感じで貧乏くさいの。
それがまなみに恐ろしく似合ってた。
まなみの貧乏臭さがプラスに働いた極めて稀な成功例と言えます(笑)。
あ、これは最初に着てた衣裳のことね(笑)。
お着替えして、後半はボルドーっぽい上下だったけど、こっちも好きでした。
中に着てたのがキャミソールでさぁぁぁぁああああ!!!!(笑)
いやーーーーーーーーーーーーーーーーーっっ!!!!!
見えそうで見えないじゅるじゅる…を久し振りに堪能!!(笑)
すっげーえがったです。やっぱチラリズムだよねーーーーー!!!!
ぬおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおっ。

そして持ち歌のアレンジの秀逸なことったら。
英詩のついた「Gracefull Night」は軽快で耳に心地良かったし、
限りなくムーディーでジャジーな「Don't Stop The Beat」はびっくりするぐらいお洒落だったし、
(赤い照明もえがった。妖しさ倍増で。)
ギター伴奏のみのアコースティックな「眠れない夜」は
こんなにいい曲だったのかこの曲!と眼から鱗だったし(笑)。
個人的に好きじゃないのは「EDEN」ですかね。飽きるアレンジでした。しかもしつこい(笑)。
原曲がモロに流行りのJポップ系なので、ジャズ系にアレンジするのが至難の技だと思うのよ(笑)。
多分原曲が一番いいんじゃないのかしら「EDEN」は。どうアレンジしてもヘンになるような気がします(笑)。
あと、「Wish」「綺羅KIRA」、この二曲はほぼ原曲と変わってなかった(笑)。お〜い。
やっぱり最初に挙げた三曲、これが図抜けてましたかね。うん。

全体に、小さいライヴハウス、しかもちと場末の…、
(但しここで言う「場末」はオサレな感じの場末よ。え、よく分からない?笑。)
そんな感じのところで演ってる感がよく出ていた演出でしたね。
非常にクオリティの高いステージだったと思います。
但し、この二部の質の良さってのが若干マニアックな良さだったとも思う(笑)。
つまり、一般受けはしない良さってこと(笑)。まなみのファンでなけりゃ眠くなるような感じだよね(笑)。
何しろ暗く、とにかく地味。挙句まなみ自身はやつれて退廃的。視覚的な変化にも乏しいしね。
(一応バラエティには富んでいる一部の方が、宝塚ファン向けって感じはするな。)

二部のまなみは余り動かず大真面目に歌っていたので
歌の出来は今までで(ABC通して)一番良かったです。
真面目に歌だけに集中して歌えばちゃんと聴けるねん。
それをいろいろ落ち着き無く動き回ったり、張り切り過ぎて反り返っちゃったりすると、
アリャリャになるのよね(笑)。かわいいまなみちゃん…。
あ、そうそう、最初に観た時にまなみが「Gracefull Night」の英詩を一部忘れちゃって、
もにょもにょっと適当に歌いながら眼が泳いでたのがすっげえ可愛かった!!!!(笑)
(宝塚時代もよくやっていたよな。笑。歌詞忘れるのは得意だからね。笑。)
ダンスも多少してたけど、動きは少なくてなんか色っぽいやつね。
個人的には「綺羅KIRA」のダンスで突然女のまなみが出てくるのがツボ。
(それまでは女じゃないんかい!!いやほらヒッピー兄ちゃんだしィー。)
あとは男のダンサーとの昇天顔(半開きの唇と眼がポイントね。)もいいけど、
女の子ダンサーとの絡みも大層いい!!!!!!
レズっぽいやつ!!!! 誘惑してるやつ!!!!!
(ていうか久世さんとやって。久世さんには誘われて頂戴ね。笑。)
かなりいい感じの色っぽいまなみで、ぬおーー!!!じゅるじゅる…!!でしたが、
ひとつ気づいたことがある。

個人的なことなんだけどね。
私はまなみの男役の何が好きだったかってね、そりゃあ余りにも完璧な顔回りや
計算され尽くした仕種やポーズ、スーツの時のズボンのラインの美しさとかケツの小ささとか、
まぁいろいろいろいろいろあるけど、何よりえがったのはね、それは、
あの可愛いまなみちゃんがそれを隠して男役に扮しているという、
あの男物のスーツの中には華奢なまなみちゃんが隠れているという、
その究極の倒錯美!!!!!!!!!!!
その倒錯的なぞくぞくするような色っぽさ!!!!!!!!

何よりこれがえがったんです。ふごふごだったんです。ふがふがだったんです。
( …つーかちょっと、ヘンタイやん?笑。)(ええヘンタイですとも私は。開き直りかい。)
つまり、可愛い可愛いまなみが男役をやっているというそのシチュエーションに、
そもそも私は昇天していたわけなのよ(笑)。(昇天するのが早過ぎるだろっ!!)
勿論、余りの顔の綺麗さにも昇天したし、余りの胸元の開きっぷりにも昇天したし、
半開きの唇やら流し目やらには何度も昇天したし、
余りのまなみの可愛いキラキラ笑顔にも昇天したけどさ(笑)。
でも基本は何と言ってもそのシチュエーションにあったわけ。
で、それが、何度でも舞台を観たいという一種の麻薬性を生み出していたんだと思うの。
ここでやっと話がC二部に戻ります(笑)。
女のまなみちゃんの色っぽい舞台、えがったんですよ。えがったんですけど、
でもやっぱり男役のまなみに比べるとそんなに何度も見たいとまでは思わない。
男役のまなみほど麻薬性はない。男役まなみの色気にはかなわない。
それに気付いてしまったのよよよよよよよよよよよよよよよよよよよよ!!!
そんな訳で、色っぽいまなみを前にしてじゅるじゅるながらも、
なんか、少し悲しい複雑な411でありました。(でも、しっかりじゅるじゅるしている。)
(しかし今回のやつれて退廃的な二部のまなみの色気って、ある意味倒錯美だあね。笑。)

まなみが好きなことには変わりないんだけどね。
でも、男役をやってるまなみほどそそるものはないのだろうなぁって思ってしまった。
(これから先、もっとそそるまなみを見ることが出来るかしらん?見せてくれるかしらん?)



んで、もうすぐディナーショーだね。今年の総決算だわさ。どんなことやるんだか。
今頃まなみはいろいろと考えて眠れぬ夜を過ごしているのかも。
(チャイナは着てくれるかしら…。呪い呪い呪い……。)
因みに私がディナーショーについて一番危惧しているのは髪の毛。つーかヅラ。
チャイナでなくともきっと何らかのドレスは着ると思うんだが、その時にどんな髪型をするのか。
地毛のショートのアレンジを激しく希望したいんだが、アップにして付け毛とか、
はたまたライヴAの時のローレンスみたいなヅラとか、とにかくやばそうな気がしてならない。
杞憂に終わって欲しいけど、…しかしアップは絶対やるだろうな(笑)。
似合わないのにさぁ。ショートの方が可愛いんだよまなみはー!

ディナーショーは高いから一回しか行けません。頑張って見て来ようと思います(笑)。
今年最後のまなみだもの。待っててねまなみ!!!!


(20021202)



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