Javaに関してはいろいろな解釈の仕方がありますが、ここでは分かりやすくあえてプログラム言語の1つ定義します。
Javaは、BASIC、C言語、など数あるプログラム言語の中の1つです。
Javaには以下のような特徴があります。
オブジェクト指向言語
オブジェクト指向を詳しく説明すると本が一冊できあがってしまうほどになってしまうので、ここでは極力簡単に分かりやすく端的に説明します。
オブジェクト指向とは現実世界の個々の物体(オブジェクト)をプログラムで表現してしまおうというものです。
この世界に存在するモノには全て個々の個性(例えば大きさや重さ、色や形など)と、それに対する作用(押す、引っ張る、持ち上げる、運ぶ、投げる、など多種多様...)や振る舞いが一体化しています。
それぞれ個別に分けることはできません。
こういったものをそのままプログラムすることにより、最終的なソフトウェアにしてしまおうというものが、オブジェクト指向プログラミングです。
説明したいことはまだまだありますが、とりあえずここではこの程度にしておきたいと思います。
もし今後機会があればオブジェクト指向ってどんなものということをさらに詳しく解説できればと思います(ただ僕自身オブジェクト指向を人に説明できるほど理解しているかも疑問なのですが...)。
マルチ・プラットフォームである
Javaのうたい文句に「Write at once, execute everywhere」というのがあります。
日本語に訳すと、「一度書けば、どこでも実行できる。」です。
つまりJavaで書いたプログラムは、OS、CPUに関係なくどんな環境でも動かすことができるということです。
ただしここに条件があります。
Javaを実行させるには「JavaVM」というものが必要です。
Javaで書いたプログラムはコンパイルによってバイト・コードと呼ばれる中間コードに変換されます。
そしてその中間コードを翻訳して実行するのが、JavaVM(ジャバ・バーチャル・マシン)です。
JavaVMは基本的にタダで手に入れることができる(はず)です。
Javaの開発元、サン・マイクロシステムズ社からは今、Windows版、Linux版、Solaris版のJava VM(JRE - Java Runtime Environmentと呼ばれています)がタダでダウンロードすることができます。
マック版もあるはずですが、どこから入手できるのかはよく知りません。
Webページに組み込むことができる
Javaで作れるものに、JavaアプリケーションとJavaアプレットというものがあります。
Javaアプリケーションはその名の通り、アプリケーション・プログラムのことで、Microsoft Officeとか、Photo Shopとか、普通に我々がPCにインストールして利用するソフト・ウェアのことです。
Javaアプレットは、Webページに組み込んでWebブラウザ内で表示、実行できるものです。
これによってJavaは当初ホームページ上でアニメーションのようなインタラクティブなものを表現するためのものように思われていました。
しかしJavaはそれだけではありません。
Javaはもっといろいろなことができます。
まあ、詳しくは僕の作ったJavaアプレットを見てね、ということで...。
開発環境がタダである
先ほどもちらっと紹介したサン・マイクロシステムズ社のホームページでは、Java VMの他に、SDK(Software Development Kit)と呼ばれる開発環境もタダでダウンロードすることができます。
これがあるとJavaで書いたプログラムをコンパイルすることができます。
だから勉強さえすれば誰でもJavaのプログラムを組むことができるのです。
SDKはちょっとサイズが大きく(36MB)、気軽にダウンロードできません。
しかしJava関係の雑誌には大抵付録のCD-ROMに入っているようです。
これを利用するのも手です。