トルコ1日目
イスタンブール〜ブルサ
2003-8-6, 7
1.1 出発
いよいよトルコに向けて出発。
成田に6日の夜7時に集合。
着いてみると集合場所には長蛇の列。
この人たち全員トルコに行くの?
やがてあらかじめ郵送されて来ていたバッグに付ける札の色ごとに
3つのグループに分けられた。
僕たちは青色の札。
それぞれのグループに1人の添乗員。
うちらのグループは全部で31人。
となりのグループからは39人だと聞こえる。
なんと総勢100人もの大ツアーだった。
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飛行機は安いツアーのためかウズベキスタン航空。
関空経由でウズベキスタンのタシケント空港に行き
そこでトルコ行きの飛行機に乗り換える。
ウズベキスタン航空やタシケント空港に関しても話せばいろいろあるのだが
それではなかなかイスタンブールに到着しないので省略する。
パイロットの腕に特に問題は無く
乗り継ぎ時間を含め約20時間かけて
僕たちは無事にイスタンブール空港に到着した。
トルコと日本の時差は6時間。
日本時間から6を引くとトルコ時間になる。
この時は現地時間でちょうどお昼頃だった。
1.2 初めての食事
空港を出たところで1人の現地人が僕たちを待っていた。
添乗員さんと話しているのを聞いてびっくり。
日本語がすごく上手。
この人が今回僕たちのグループにずっと付いてきてくれたガイドのアルプさん。
年齢28歳。
カッコ良くて日本語ペラペラで何でも良く知っていてユーモアもあって
とにかくすごい人だった。
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今回の僕たちのツアーはとにかく移動が多い。
バスで1日10時間移動なんて日もある。
だからどんなバスだか心配していたがなんとドイツ旅行の時と同じベンツの立派なバス。
これなら長距離移動も大丈夫そうだ。
やるじゃん、阪急交通!(今回のツアー会社)
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最初に連れてこられたのは海沿いのレストランが密集する通り。
まるでそこはトルコとは思えない町並みが広がっていた。
実際に行ったことはないが南イタリアの方ってこんな感じなんじゃないの?
とにかくヨーロッパの雰囲気が漂う町だった。
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たくさん建ち並ぶレストランの1つに入る。
最初に出てきたのは白いスープ。
トルコで最初に口にしたこのスープが...うまくない。
味がはっきりしなくてなんとなく酸っぱい。
どうもヨーグルトが入っているようだ。
その後貝を炒めたような料理と春巻きのようなものが出ていよいよメイン・ディッシュ。
どんと皿の上に乗っけられたのはどうやらスズキ。
日本でもよく見かけるような丸焼きである。
おいしいというか普通の味。
おいおい、トルコ料理って世界3大料理に数えられてるんじゃなかったっけ?
周りからもブーブー文句の声が上がっていた。
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レストランを出てバスに向かう途中見つけた八百屋さん。
おお、なんとなく初めてトルコ的な雰囲気。
1.3 トプカプ宮殿
食事の後バスで向かったのはイスタンブール旧市街にあるトプカプ宮殿。
イスタンブール観光の王道の1つ。
まず最初にくぐった第一の門。
なんとなくイスラム教っぽい雰囲気が漂う。
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この人が現地ガイドのアルプさん。
日本語が超うまい。
妙に日本人臭いところもあって面白い。
みんなの人気者。
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宮殿内は観光客と現地の人で大変なにぎわい。
日本人相手の物売りの
「3コでセンエン! 3コでセンエン!」
という声が響く。
無視していると
「ビンボー! ビンボー!」
と言ってくる。
つまらない言葉ばかり憶えやがって。
しかしアルプさんの話によるとそれほど悪気があって言っているわけでは無いらしい。
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やがて見えてきた第二の門。
なんとなくドイツのお城を彷彿とさせる。
ここから先が有料。
入り口では空港並のX線による持ち物検査が行われた。
その分中は安全てことね。
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トプカプ宮殿の昔厨房だった建物の前にて。
中には陶磁器などが展示してある。
漢字が書かれた中国的な皿が多数あった。
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「幸せの門」とも呼ばれる第三の門をくぐる。
そこに広がる中庭を抜けて案内された所は...。
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ツアーの人たちから歓声が上がる。
目の前には深い青色の海が広がっていた。
ここがヨーロッパ大陸とアジア大陸を隔てるボスポラス海峡。
海の向こう側に見えるのがアジア側。
こちらがヨーロッパ側。
そう言われてもピンと来ない。
とにかくイスタンブールとは西洋と東洋の文化が入り交じった
とても特殊な街なのである。
このボスポラス海峡の先(左の方)には黒海が広がる。
手前(右の方)にはマルマラ海と呼ばれる小さな海があり
エーゲ海につながっている。
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この後希望者のみトプカプ宮殿の宝物館を見て回る。
ここには世界最大のエメラルドや86カラットもの「スプーン屋のダイヤモンド」などが展示されているが
僕たちは興味ないのでパス。
ちなみに有名な「トプカプの短剣」は現在上野でやっている「トルコ三大文明展」に出張中である。
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トプカプ宮殿内をあちこち見て回っていたら見晴らしのいい場所を見つけた。
イスタンブールの旧市街がよく見える。
一際大きく見える寺院はアヤソフィアだろうか。
1.4 ブルサへ移動
トプカプ宮殿の観光を終えバスに乗り移動。
イスタンブールからおよそ100km程南のブルサという街に今夜は宿泊するのだ。
上の写真はバスでの移動中
イスタンブールの金角湾のガラタ橋付近から新市街を撮影したもの。
遠くに見える塔はガラタ塔。
ここにも行ってみたいと思っている。
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途中フェリーに乗って移動。
乗っていた時間は30分程。
イスに座っていたら息子と2人連れの現地のおじさんにたばこを勧められた。
よくトルコ人はたばこを勧めてくると言うが本当らしい。
10代前半くらいの息子の方は僕の腕時計(G−SHOCK)に興味津々。
何か話しかけたかったがトルコ語は全然分からないので断念。
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再びバスで移動。
途中の休憩所でトルコ名物の紅茶チャイを飲む。
ガイドさんの話によるとこういう休憩所で売っているチャイは美味しいそうだ。
運転手さんもガイドさんも必ず飲むという。
値段は100万トルコリラ(約100円)。
結構美味しい。
休憩時間中にトイレも済ます。
トルコのトイレはほとんどがチップ制。
入り口に人がいてお金を払って用を足す。
ここは一人25万トルコリラ(約25円)。
ちゃんとお釣りもくれる。
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トプカプ宮殿を出発してから約4時間。
やっとブルサのホテルに到着。
時間はもう夜の8時をまわっている。
夕食はバイキング。
やっぱり味はいまいち。
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ホテルのテラスから綺麗な建物が見えた。
思わず記念撮影。
前日の朝自宅で目を覚ましてから45時間ぶりにベッドで横になった。
一瞬にして眠りに落ちたのは言うまでもない。