No.044 緊急レポート! 泥棒さん、いらっしゃ〜い
1999年3月11日(木)
泥棒さん、いらっしゃ〜い
タイトルとは裏腹に今回は結構笑えない話である。
空き巣に入られてしまった...。

この日夜10時頃帰ると、なぜか玄関が半開き。
「ん!? おかしい」
実は前にも鍵をかけ忘れて出かけてしまった事があるので
またやってしまったか...と一瞬思ったが
最近は出かける前に指さし確認までして鍵をかけたことをチェックしている。
鍵のかけ忘れなんて絶対無い。
胸騒ぎとともに家の中にはいると、部屋は荒らされていた。
(実は普段とあまり変わらなかったという話もあるが)
窓は開けられ、その前に置いてあった車のスペアタイヤのカバーが無造作に倒されていた。
積んでいた本もぐしゃぐしゃになっている。
どっからどう見ても、誰かが侵入した跡だ。

何年か前も同じアパートで数件か泥棒に入られたという話を聞いていたので
家にはあまり貴重品は置かないようにしていた。
とりあえず保険証や通帳などがあることをチェックしてすぐに110番。
「窓ガラスは割られてますか?」と電話の向こう。
そう言えば確認してなかった。
「ちょっと待ってください」と言って窓の方を見てみると床にガラスの破片が散乱していた。
「割られてます」
「これから警官を向かわせますのでできるだけ触らないようにしてください」とのこと。
それから数十分の間お巡りさんは来なかった。

お巡りさんを待っている間、窓をよく見てみると
鍵の部分だけ手首が通るくらいの大きさで穴が開いていた。
割られた窓ガラス
TVドラマそのものの世界だ。
ちょっと怖くなってきた。
よくTVのニュースで強盗が立てこもった事件をやっていると
「俺だったら合気道(子供の頃ちょこっとだけかじった)で犯人つかまえてやるのに」
などと思ったりしていたが、いざそんな状況になったら多分何もできないだろうなとしみじみ思った。

電話をしてから30分ほどしてやっとお巡りさんが1人やってきた。
僕の部屋を見て「いや、これはまた...すごいね」と感心していた。
泥棒さんが荒らしていったことではなくて僕の部屋の散らかりようにである。
恥ずかしながら現在の僕の部屋はまさに「禁断の部屋」状態である。
実は僕も泥棒さんがどこを物色していったのかさえよくわからなかったりする。
「え〜と、取られたものはないんだね」と
割られた窓ガラスなどを調べ本部に連絡。
「あ〜、このうちね、キレイすぎて鑑識とか来ても指紋取れそうもないから
私が状況を簡単にスケッチして帰るけどいい?」だと。
話を聞くとこの日同じアパートの106号室(ちなみに僕は101号室)にも空き巣が入ったらしい。
やはり窓からの侵入。
外から見て同じような状況になっている部屋が4部屋あったそうな。
連絡が入ったのが僕で2件目。
残りの2件はまだ連絡待ちなんだそうな。
なんでも今日はあちこちで事件が起きて刑事さんが来れないらしい。
ああ、今の世の中って...。

被害届を書いてお巡りさんは帰っていった。
帰り際「あと2回は来なくちゃな」と言っていた。
大変だね〜。
さあ、こっちもガラスとかの後かたづけだ。
今度泥棒さんに入られたときには鑑識の人にも来てもらえるくらい
部屋をキレイにしておこうっと。
以上、緊急!泥棒に入られたレポートでした。
みなさんも、お気をつけあれ。
(自宅にて撮影)

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