No.012 夏が過ぎ去った海で...
1998年9月12日(土)
9月に入ってまだ10日ちょっとだというのに
海はからはすっかり夏らしさが消えてしまっていた。
砂浜で体を焼く人はもういない。
あんなにたくさんあった海の家もその痕跡さえない。
海はカラフルな水着を着た海水浴客から
黒いウェットスーツに身を包んだサーファーたちにその支配権をゆずっていた。
砂浜を散歩する人の数もまばらだ。
遠くから波打ち際で無邪気に犬とたわむれる子供の声がする。
真夏のあの活気に満ちたビーチに比べると
ここが同じ場所だとはとても想像できない。
でも僕はこういう海も心が落ち着いて好きだ。
(片瀬江ノ島海岸西浜で撮影)
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[作者より]
今回の写真は初めて元の画像に対して色補正を加えました。
(赤+20%、緑0%、青-10%)
実際は夕暮れではなかったのですが夕焼けっぽい雰囲気を出すことができました。
また今回はプログレッシブJPEGというタイプで画像を保存してみました。
画像をダウンロード中の表示の仕方が変わったのではないかと思います。
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