餓鬼岳・唐沢岳

1999.07.24-25

白沢登山口にも駐車スペースはあるが4台程度
しかし、50m程したに広い駐車スペースがある。
歩いても1分もかからないのでこちらを利用した。

登山口からしばらく輪だちの付いた林道を歩く、広
場に出た所で左手に曲がり林の中を行くとやがて
白沢に沿って歩くようになる。途中3度、沢を渡る
橋は木製の梯子に成っているので雨天等の時は
滑らないように注意が必要だ。

3つ目の橋を渡るとやがて、下の写真の様な沢の
斜面をトラバースしていく
(この先はこんなのバッカシ!!)
しばらく歩くと左手に紅葉の滝が見えてくる。

  白沢の駐車場
  紅葉ノ滝

紅葉の滝から最終水場までがこのコースの一番
の危険ポイントだと思う。

登りの時はあまり感じなかったが下りの時、以外
と沢底までの高さがあってしかも急斜面である。
木の梯子や苔の着いた岩場でのヘツリっぽい所
等滑り落ちたら大怪我間違いなし。
但し、一応クサリや針金が設置されているので不
安を感じたら有効利用しよう。

最後の水場は少し広くなっていて休憩場所に最適
ここから大凪山までが長く感じた。

実は紅葉ノ滝を過ぎた辺りで腕時計をどこかに落と
したらしく時間が解らない。昼時が解らないので腹
が減ったら昼食にしようと思っていたら、気づいた時
にはシャリバテになっていた。

 

  魚止メノ滝
大凪山は2100mのポイントを言うのかと思ったら
尾根に出た瞬間、大凪山(2079?)のプレートが有
った。広い場所はないがここで昼食。

尾根は小屋に着くまで樹林帯で展望は良くない。
木々の間から蓮華岳・針ノ木岳が姿をみせる。
進行方向にあれが餓鬼岳かな??と思わせるピー
クが見えるが実は百曲がりの最後の方のピークで
餓鬼岳はもう一つ先にある。

百曲がりは”ここから百曲がり、小屋まで1時間”
と言うプレートがぶら下がっている。
中間地点で”小屋まで30分”そして先ほどのピーク
で”小屋まで10分”のプレートが出てくる。

  勾配のある梯子
直上が餓鬼岳の様だが小屋はここから斜面をトラバ
ースぎみに上がっていく。そうするとポコッと小屋の
裏に出る。ここは展望場所に成っていてベンチ・テー
ブルがあり、先に着いた人たちが一杯やっていた。

テント場は燕側に少し下った所で狭い!!
水平の場所は1張り分、この日は私ともう1張りのみ
で助かった。
水は小屋から購入。
  餓鬼岳のテント場全景!
餓鬼岳から唐沢岳方面 餓鬼岳から剣ズリ・燕岳方面
翌朝5時頃テント場を出発して唐沢岳に向かう
餓鬼岳の北西のピークまでは楽がかここから一気に
急斜面を下る。(標高で約100m)
地図では餓鬼のコブは巻くようだったが踏み跡を拾っ
ていったらピークに出ていた。
ピークは砂礫でコマクサが咲いている。

ピークからは通常?の下りでどちらかと言うと東斜面
を行く。やがて崩壊地上部に出て”何処に行くんだ!”
と思うと、崩壊の際を西斜面に乗り越す。

ここから目前に岩峰が見え”あれが唐沢岳か?”と思っ
ていると...まだ先の先だったりしてガッカリする。
途中何カ所か岩場を巻いていくのだが、2ヶ所ほど針金
等の支点が有れば親切だな..と思う所がある。
ほんの体1つ分だけど足場より腹の辺りの岩がハングし
ている。荷物が横に広がっている人や太っている人??
気おつけて。


餓鬼岳頂上

最後はまたまたエライ急斜面を登っていく。さらに砂状で1歩登って半歩ズリ落ちてくる。
しかし!!
ピーク付近のコマクサの群落はすごい!!!

写真を撮らねばと思いザッサクをあさるがカメラが入っていない....ガーン☆!☆!
朝、慌てていたので入れ忘れたらしい。(テントに帰ったら入り口に置いてあった)
と言うわけで唐沢岳頂上の写真はテント場で一緒だった茨城労山の大月さんからメールで送って頂きました。
その節は有り難うございました。(で..唐沢間の写真はありません)

餓鬼岳から小屋を見下ろす 餓鬼岳小屋
今回は時計無くしたり、メインポイントでカメラ忘れたり
痛い山行だった。
  唐沢岳頂上

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