白毛門〜谷川岳

1998.04.30〜05.02

今年のゴールデンウィークは会社の山仲間、清水氏と白毛門から巻機の縦走を計画した。
残雪を利用して朝日岳から巻機間の藪をパスして行こうそう言う計画だった。
しかし、ご覧の通り今年は雪が無い!去年の5月頃の白毛門の写真と比べてほしい。

車を白毛門登山口近くの駐車場(スキーシーズン以外は無料らしい。)に止め樹林を上がる。
やがて尾根にでる。この当たりから周りの山の様子が解るのだが雪が無い!

白毛門に雪がない! 蓬峠方面
谷川岳 笠ヶ岳も雪がない。夏道が出ている。しかも藪
笠ヶ岳からの大烏帽子、小烏帽子。
稜線に雪がない
笠ヶ岳から白毛門
朝日岳から朝日ヶ原湿原
白毛門から朝日岳間はほとんど雪が無く夏道 
通りであった。しかも中途半端に藪が茂りだし 
ている。
当初の予定はここで一泊して巻機へのルート 
へ突入する予定だったが様子を身にジャンクシ 
ョンピークまで行ってみることにした。
ジャンクションピークから巻機への縦走路−1

んーー雪がない!!
なんか一気に疲れが出てきた。悩んだあげく
巻機はあきらめて谷川馬蹄型縦走に切り替え
る事にした。
ジャンクションピークから巻機への縦走路−2
地蔵ノ頭、大烏帽子のアップ
ジャンクションピークから巻機縦走のコルは結
構急斜面、今は笹斜面だが雪が残っている
時期は滑落・雪崩の注意が必要。
ジャンクションピークから巻機への縦走路−3
右から大烏帽子、檜倉山、柄沢山、奥に巻機山

檜倉山あたりの藪がうるさそう。
清水峠の避難小屋

初日は清水峠まで降りてきた。途中の鉄塔の
当たりはカタクリの花が真っ盛りであった。
避難小屋の後ろにテント数張りできるスペース
がある。ここで一泊、ちなみに今日はまだ人に
合っていない。
笹平近辺

2日目、朝からガス。清水峠から七ツ小屋山間
は笹の道。朝起きて直ぐの最初の登りはきつか
った。途中に残雪の尾根となってガスっている
為ルートを探しながらの区間があった。
しかし、一端上部に出るとはっきりした尾根で
迷うことは無い。風が強く、ザックのあまった帯が
冷えた顔面をビンタして非常に痛い。
この山を下ると蓬峠、小屋は営業していたが中に
は入らず外で休憩、再び緩やかに登り始める。
武能岳は以外に楽だった。この日は武能岳を下っ
た笹平から茂倉岳を登っている途中に一瞬ガスが
切れただけで、一日中キリと笹の中だった。
笹平から茂倉岳

笹平から茂倉岳は見上げる感じで登りが大変と
思っていたが、マイペースで登っていくと以外に
楽にこれた。途中で茂倉新道を登ってくるパーティー
が見える。
茂倉岳から武能岳
一ノ倉岳の下り

2日目は谷川岳の肩の小屋に泊まることにした。
小屋には先客3名がいた。板の間は利用せず隅
のベンチを2人で”へ”の字型に利用させい頂いた。

近くの雪田の雪をビニール袋に詰めて小屋に戻る。
雪はどこを掘っても黒いチリが混じっている。沸騰さ
せると水面に薄すらと油が浮いてくる。これは関越
トンネルの排気煙突から出る排気ガスのせいであ
ろうか??...お腹は壊さないがいい感じがしない。
西黒尾根の下りラクダのコルから

3日目、西黒尾根経由で下山。今日もガスの中。
天神平スキー場

下に下るにつれガスが晴れてきた。
よくある事だ!!
笠ヶ岳
谷川  
谷川岳の全体がやっと見えた 最後の樹林、夏って感じ。
この後は、定番。

ユテルメ谷川で風呂に入って。
月夜野地ビールで一杯。

駐車場からの武能岳  

1こ戻る