仙丈岳

1996.12.31-1997.01.02

戸台の駐車場まで車で移動する。河原が駐
車場となっていて広い駐車スペースに困るこ
とは無い。しかしこの場所にはトイレと水が無
いので注意。直前バス停の(橋)の所にトイレ
と水がある。朝、警察の方々が詰めているの
で登山届けを書いて出発する。ここから3時間
位は広い河原歩き3度程、堰堤を越える。
(一部工事中)
この間全く雪が無い。プラブーツだと歩きにくい。

丹渓山荘前で一休憩、ここから2時間30分の
樹林の登りとなる。
直ぐに八丁坂となるがペースを上げすぎなけ
れば無難に上れる。ちなみに八丁坂の終わった
所に広くなっているスペースがあって多くの人が
ここで休憩している。
やがて地面が雪で覆われてくる。私の持っている
地図(88年:昭文社)だと大平山荘まで林道とは
交わらないが、途中で2回、工事用?林道を横
切る。

大平山荘前で一息。ここから北沢峠までが辛か
った(疲れていたので)

最初の3時間位が平坦な林道、そこから2時間
30分が登り、登山口からの標高差等ちょうど
上高地から涸沢の行程に類似している。
(景色は良くないが)

 

 
会社の山仲間が去年の同一時期に山行した時の話では『みんな峠にテントはっているぞ〜!!』を信用
して財布を持っていかなかった私。
しかし、峠付近の小屋は全て営業しているではないか? おまけに峠ではテント禁止の看板。
しかたなく北沢長衛小屋まで移動、幕営の申し込みをするが金がない!!
『後で振り込みますから・・・・』とお願いしてテントを張る。
小屋が開いていると酒(日本酒)が補給したくなるが、金もないのにこれ以上の頼めない。
とりあえず持参のウイスキーでしのぐ。

小仙丈 仙水峠と甲斐駒ヶ岳

翌日、天気予報では日中は崩れない予報、
本日は仙丈岳に向かう、テン場からの近道
を通って峠からの合流点まで順調に進む、
ここから藪沢分岐までは急な登り、
分岐からしばらくすると森林限界のため風が
寒く当たってくる。

 

 
もうすぐ小仙丈
最後の急斜面を登ると小仙丈岳。なんか仙丈が
遠くに感じる。
小仙丈のピークは普段風が強いせいか雪が
飛ばされて地面が出ている。
ここから富士山と北岳が並んで見られる。
小仙丈から仙丈はやはり1時間位かかった、
仙丈頂上直下の斜面がアイスバーン状態で
ちょっと緊張!

頂上はやっぱり寒い
出だしが遅かったせいか私が頂上に立つ頃は
みなさん下山に掛かっている。

頂上に一人残される
・・・誰か早くきて写真撮ってくれ〜〜。
おー...一人登ってきた、写真撮ってくれ。

頂上直下(5M位)に窪地が出来ていてテント場
として使える。
仙丈岳頂上
左後ろのコブが登ってきた稜線
時間的にはランチタイムなのだが稜線上では食事する余裕が無いので、小仙丈を下った樹林帯まで
飯抜きで一気に下りる。

腹減りのシャリバテ状態、でもここまで来れば一安心、軽く行動食を食べてテントに戻った。

3日目(甲斐駒に登る予定)

 しかし、翌日天気は荒れ気味、テン場から山はガスって見えない、雪もちらついてきた。
あと3日休めれば良いのだが用事があるので停滞できない。しぶしぶ下山。

(金もないから気軽に停滞できない。。こんな気持ちある???雪山に来て)

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