勢至堂峠(P732)からP980まで (福島)
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前回に続き勢至堂峠(猪苗代湖側トンネル脇)から今度は西にルートを伸ばす。 まずはトンネル脇の尾根を登ってP732へ。前回は少し手こずったが2度目は楽だ!30分弱でP732に着く。 ここで西(馬入峠)方向に進む尾根に入るのだが、P732まで上がってしまうと行き過ぎでどちらかというとピーク手前辺りから右手後方に切り返す様な感じで広い斜面の様な尾根を下っていく。
下った所に予想していなかった石標が現れる。
石標には「是より西、会津領」と書かれている。どの位古い物かは不明だが、石標の両サイドに立てられた木の標柱には「太閤の道、藩界標石」、「発見復旧二周年記念」と書かれている。 どうやら復旧されたものらしい。と言う事は峠からここまでのルートが有るに違いない?確かに北側は杉植林でこの谷を下るとトンネル脇に着くはずだ。
石標から緩やかな広い尾根をちよっと左巻きする様な感じで登る。この尾根をそのまま進んでしまうとまた中通り側トンネル脇に下ってしまうので注意。直ぐにある程度登り切ったかな?と言う所で左手に曲がる。 そこから小ピークP720に出る。ここから、ルートに少し悩む。この辺り木がうるさく見通しは良くない。ここからP863までは一段上がる形になるが続いている尾根が見えない?密な小木帯を下ると尾根が続いていた。更に進むと広い斜面の様な尾根になる。 P863手前辺りから北に延びる尾根との合流点付近から雪防になる。段差の少ないところを切り崩し尾根に上がる。後は緩やかな斜面が続く。
P863からの緩やかな登りが続くと広い台地状のピークに出る。 ピーク南東側には石の祠があった。「大正三年」と脇に刻まれている。ここにもルートがあるのだろうか?ここで小休憩とする。 ここからP994や鬼面山の採石場が見える。近い様に見えるが大きなZの文字を書く様に尾根は右に左に。
P870から一端下りP850を上る、後P880の登りとなる。 途中「福島県」と刻まれた境界石柱らしき物が何カ所か現れる。P880への登りには桧が現れる。 P880からはP902に進まず分水嶺に沿ってP994に進む。登りでは気付かなかったが丁度このポイントに石柱が有った。
P880から下りP994を見上げる。結構急斜面っぽい?尾根筋としてはハッキリしない。斜面を登る感じ。 鞍部から少しの間は緩い傾斜で登るが後に急な斜面になる。スノーシューでは滑りそうなのでアイゼンに履き替える。 しかし、雪はズボズボで股まで潜る。春山らしく木の根元付近からは地面までの落とし穴多数。なかなか進まない。(グ〜と上がってズボッと落ちるの繰り返し) しかしこの斜面でおそらく数日前に一人(片道)歩いたらしき跡がある。ハッキリとした足跡は無いが何となく多の雪面とは違った感じでかんじきらしき歩幅で跡が続いていた。
あえいでいる内にいよいよ稜線に出る。出たポイントの左手にはこんもり小ピークがある。振り返ると谷筋の様な下り口になっている。 ここからP994までは緩やかになる。P994は以外と広めのピークになっている。 樹林で展望はあまりない。木々の間から会津布引山の風車が大きく見える。10時位から風が出てきたがここでは結構風強く。木々がゴーゴー言い出した。西方は暗い空模様。
P994から南西に尾根を進む。最初の下りはやや急で西から東へ雪堤が出来ている。雪堤の一部に亀裂跡らしきが見られるので樹林の中を進む。風が強く地面の出ている所もちらほら。
P980も急に見える。更に小木がやや密でうるさい。
P980は細く狭い。展望もあまりない。 分水嶺はこのピークまで。分水嶺を目指すならここから更に南下してP996へ更に丸山等を経て鳳坂峠へ進む。 けれども自分はこの先、馬入峠、会津布引山と繋ぐ予定だ。 P980から西は写真では見にくいが南西から北東(左から右)に小雪庇が出来ている。 天気も怪しくなってきたので早々に引き返す。
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勢至堂峠(P732)からP980(福島) 2012年03月22日