勢至堂峠(P732)からP970まで (福島)
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現在の勢至堂峠(国道294)はトンネルで尾根を越える峠ではない。旧道は尾根を越えているが現在は車両通行止め。当然現在は除雪もされていない。車を駐車出来る場所はトンネルの入り口と出口の路肩にパーキングスペースが作られている。どちらにも公衆電話BOXあり。携帯(Docomo)は圏外だった。 で、何処から取り付くか考えた。ここに車を停めて旧道合流点まで戻るのも面倒。駐車スペースから直接、沢を渡って旧道に取り付くのも不可能。(近くに見えるが、沢はコンクリートで両岸整備された用水路状態、旧道への斜面もコンクリートブロックの壁)。 結果、駐車スペースの直ぐ左手の尾根を登りP732まで上がる事にした。
駐車スペース脇の斜面は杉植林となっていて結構な急斜面。雪質は締まっていない粗目状で股まで潜り込む。直ぐそこに見えている尾根にたどり着くまで強引に這い上がる。 尾根に出てスノーシューに履き替えるが、しばらくは傾斜もあり、踏み後ごと下にずり落ちる感じでなかなかはかどらない。 傾斜が緩くなってくるとやがてP732、木が多く良い展望では無いが鬼面山の採石所が目立って見えてくる。
P732からP720間は雑木林的な中を進み、ここがP720かな?と思われる目立たないピークで直角に左手に曲がる。そのまま主尾根筋を進んでしまうと峠に至らずトンネルの反対側に下ってしまうので注意。 旧勢至堂峠に着いて小休憩。この付近に戊辰戦争の塹壕や土塁がある様だが、雪に覆われていると何処だか分からない。 峠から東への分水嶺尾根もどれかはっきりしない。とりあえず峠の切り通しの上に上がって、後にその尾根を更に登ってみる。しばらくは広く緩い斜面だが暫くして西側の送電線鉄塔が現れる。送電線を横切り、より高い方に進んで行けばP855にたどり着く。
P855からは直角に右手に曲がる。P855の木に赤テープあり。八幡岳方面の展望が得られる。
P855から最初は細い尾根となるが尾根上だけ木が無い?まるで道がついているみたい? 途中の極小ピークにアングル板に「猪新」「猪旧」の標識が。 その先、尾根が広くなった辺りからは明らかに切り開かれた道っぽくなる。おそらくここに送電線の監視道があるのだろう? やがて東側の鉄塔が見えてくる。
P926は広く山頂。と言うかP930まで一面の台地という感じ。西側にはカラ松林になっている。東面は良い展望。P930まで進んで昼食とする。
休憩にはここが一番良かった。 この先のP989や八幡岳が望める。八幡岳の上には電波反射板が見える。 南に見えるのは鳳坂峠東の権太倉山だろうか?
P989付近から、ちらほらとダケカンバが出てくる。
P989から先P970へは一段下って少し上り返す。今回はここで折り返す事にする。
下りの旧車道歩きは疲れる。
国道は歩道はなく、除雪の雪が路肩に残っているので車道にはみ出して歩行する。車に引かれないか?一番危険なポイントかも?
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勢至堂峠(P732)からP970(福島) 2012年03月16日