中山峠から沼上山・鞍手山・周回 (福島)
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奥羽山脈・分水嶺の旅。今日は旧中山峠から沼上山を越え鞍手山を目指す。 少し遅くに旧中山峠に到着。風車の風の広場の歩道部が除雪されていず路駐となる。奥に工事事務所があり、連休の日曜だと言うのに10台程路上に車が止まっている。休みなのに仕事しているんだ!と思っていたが暫くして訳が分かった。準備をして峠方向に歩いていくと汽笛の音が響いた。あっ!そうか、SLが通過する時間なんだ。振り返ってSLが通り過ぎていく後ろ姿を見送る。やがて峠の左右の山からぞろぞろと人が出てきた。そう!鉄道マニアが写真撮影で入っていたのだ。 再び静かになった峠でスノーシューをセットして登山開始となる。取り付き点は峠切り通しの郡山側の斜面から入る。
尾根に上がると営林署の境界見出し標がストックにくくりつけられていた。
切り通しの斜面を登り尾根に出るとしばらくなだらかな登りとなる。途中の雪の上には動物の足跡がいっぱいついている。斜面の一部に多くの足跡や糞があるのを見つけ斜面を覗き込んだら穴が空いていた。おそらくタヌキか何かの住処の様だ。(今は留守にしているらしい。)
後、左に曲がりながら傾斜が少し急となる。登り切った所が沼上山南のJPとなっている。この先を少し登り返すと沼上山である。
沼上山の山頂は樹林の中で少し広く、休憩するのに都合が良い。
この先西の方に折れ曲がりながら小さなピークを2つ越えて行く。最低コル部への下りは、小枝がうるさく尾根もハッキリしないので進行方向に注意が必要だ。
最低コル部からは緩やかに登りP757m手前のJPにたどり着く。この辺りから冷たい風が吹き始めるが、小腹がすいたのでここで昼食をとる。P757mは真っ白で雪庇も発達している。風も強そうなのでここでの休憩が正解かも?
P757mは展望も利くが、予想通り風も通り道だ。この間雪庇が発達しているので樹木の生え際を進む。 鞍手山への登りは雪庇が無くなる辺りから小枝の多い急な斜面となってくる。小枝には霧氷が付き、小枝を潜る様に歩いていると首筋に落ちてきたりする。
鞍手山の山頂は南北に細長く広くは無いが南東から北西の展望が良い。阿武隈山地から磐梯山までが見渡せる。遠くに那須の山が白く連なっているのが見られる。磐梯山は上半分が雲の中に隠れて見えない。 下のP757mより風が弱く暖かいコーヒーを呑みながらしばし休憩をとる。
P757m手前のJPから南に延びる尾根を下る事にする。JPから尾根は姿がはっきりせず、最初は斜面を下っていく。暫く下ると尾根の形がハッキリとしてくる。細目のおねとなる。小さいながら少し雪庇があるので木の生え際を進むが小枝が少しうるさい。P626mの小ピークを越えると下の方に田子沼の集落が見えてくる。どちらかと言うと東寄りに下り集落の北西端に下り着いた。下りてくる途中民家のハスキー犬がズートこちらを見ていた。
車道を少し戻り無事に車に到着。帰りは磐梯熱海温泉で汗を流す。
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中山峠から沼上山・鞍手山周回 山行記 2005年 02月13日