八森山〜槍ヶ先(周回ルート) (@山形(神室連峰))
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国道47号を鵜駅(無人)に曲がり、道成に進むと薬師原になる。二つ目の集落を過ぎ、道が右にカーブする地点に左手に分かれる林道があり、これを進んでいく。未舗装だがそんなに道は悪くない。やがて「八森山登山口」の看板に着く。左の林道はしばらく行くと行き止まりで車が4台位停められるスペースがある。今回は周回ルートだし、ここの方が車の方向転換がしやすい。
左手林道を歩いていくと、直ぐに右手に登山口の道標が立っている。これを右に曲がると小さな沢で、これを徒渉する。林道から沢まで土の地面が見えて居ない草の生えた道で「あまり歩かれていないルートなのか?」と思ったが沢を渡り終わると良く踏まれたはっきりした登山道となった。逆に踏み固められ過ぎで粘土状の土が滑る所もある。雨の日の下りには使いたくないと思った。
06:40 いよいよ本当の登山口 奥に小沢が見えている。
初めは杉の植林帯を行くが、やがてブナ等の広葉樹林となり、ヤマツツジやウラジオヨウラク、足下には小さな花々が目を楽しませてくれる。途中、ネマガリタケ(細いが)やコシアブラもあり山菜採りにも楽しめそうだ。=熊も好きこのんで歩いてそう・・・登山道には近く?の小学校が付けた「一合目」〜「九合目」の看板がある。
少し急な登りが終わると視界も開けてきて目の前に八森山や右手に火打岳・大尺山、大尺山の裏に小又山の頭が見えてくる。この辺りから最上町と新庄市の市町境尾根になる。今度積雪期にはここから亀割山へ縦走するので八森山についたらじっくりこの尾根を観察する事にする。
市町境尾根付近は規模は小さいが二重・三重山稜の様な所もあり、雪が付いたら一つの広い尾根と成るのか?多少形状を残して風の避けられる幕営適地となるか微妙な所だ!
市町境付近から八森山が見えているだけに、ここから山頂までが予想以上に長く感じたが時間的にはコースタイムよりは早く歩いている様だ。
目の前に槍ヶ先への分岐道標が立っている。どうやらここが八森山の地図上での山頂らしいが、山頂と言う雰囲気が無く、この少し先に西峰がありそこが展望も良く実質的な山頂となっている。
八森山・西峰は360度展望の草地で気持ちがよい。以前、神室から杢蔵を縦走した時はガスっていたせいもあるが笹に覆われた少し藪っぽい山かなと思っていたが、なかなか気持ちの良い所で見直した。
西峰から一旦沢に下り(水場)、一杯森へ登り返す道がこの先に延びている。少し進んでいった所の左後方に祠(奥の院)がひっそりと建っている。
気持ちがいいのでここでゆっくり休憩とする。
八森山から快適な稜線歩きが始まる。終止展望が良い。しかし、全体的に痩せ尾根で急なup/downの所もあるので景色に見取れて歩いていると危険!(景色を見る時は足を止めて)
槍ヶ先の山頂も少し平らな草地に成っている。一つ手前の烏帽子山は道がついているのみのピークで休憩には向いていない。
時間も丁度良く、ここで昼食休憩とする。ビールを飲んだら少し眠くなってきて山頂で横になり少しうとうととする。霞んでいるがまだ雪の着いた月山や鳥海山も見えて良い感じ。
八森から槍ヶ先は標高で約1000mの山並みだが、とても1000mとは思えぬ立派な山並みに見える。
槍ヶ先から親倉見への下山途中677mピークを過ぎ(実際は巻いているので気づかない)600m付近に道標が現れ、三叉路になっている。これを右手に進んでいくと八森山薬師原登山口に最短で戻れる。左手を行くと親倉見の槍ヶ先登山口に降りる。今回は最短ルートを行ってみる。ここは林業の作業道らしく登山用の道標とかは無い。下山に利用する分には道もハッキリしていて迷うことは無いが、逆にここから登ろうとすると取り付き口が非常に分かり難い。初めてだと、分からないと思う。案内板が有れば良いのだがあくまでもここは林業の作業道。 林道に出ると三叉路になっていて(山道を含めると十字路)はて?車に戻るにはどっちだ??と悩む。 結果から言うと林道に出て左手に降りる道が正解。一旦、植林に入り再び開けた地に出てくると八森の登山口は近い。
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八森山〜槍ヶ先(@神室連峰) 山行記録 2004年 06月06日