平湯〜安房峠(安房平まで)

2002.01.12-13

12日
 久々の中央道。去年は仕事でも遊びでも中央道を走っていなかった!
深夜移動で外が明るくなり始めた頃、みどり湖PAに到着。仮眠と思っていたら起きたら11時を過ぎていた。

 松本ICを下りて158号を登っていく。安房トンネルまでほとんど道路に雪が無かったので安心。(但し雪崩れてきそう...一分山側から雪が崩れてきて路肩が狭くなっているところが数カ所あった。)

 中ノ湯への途中に車を停められないかと思っていたが無理のようだ。トンネル手前から中ノ湯へ曲がる部分にはロープが張ってあって一般車は通行禁止のようだ。
そしてトンネル手前の路駐の多いこと!!上高地には結構人が入っているようだ。

 安房トンネルもあっという間に抜けて平湯に到着。これは便利だ。
ここから旧、安房峠への路に向かう。あかんだな村営駐車場までは除雪してあったが、駐車場は除雪されていない。最後のちよっと広いところに車を停める。

 身支度をして14:15出発。スノーシュー履いて林道を進む。
 林道はなだらかだがスノーシューを履いた状態で15〜20cm沈み込む。平湯から158号はM字形の大きなヘアピンカーブを描いている。何とかショートカットしたいが右手にはフェンスがあって山側に入れない。
 しばらく進むとフェンスの切れ目があった。ここから直登で上の林道を目指す。斜面では平均して膝位の沈み込みで疲れる。10歩位登っては一休み。だいぶ登ったと思って振り返るとまで下のフェンスが確認できる程度しか登っていない。
 やがて高圧線の下に出る。この辺から傾斜が増してくる。一歩踏み出すとそのままズリズリと落ちてくる。これを数度繰り返すと、一歩先が胸の高さに成ってしまう。仕方なくサイドに進んで仕切直し。どうやら急傾斜では足を引きずり上げるとこのような状態になる様だ。ハードルを越える様に抜き足を上げて一気に踏み込まないと足場が出来ない。しかし足が上がらない。

あかんだな村営駐車場前

 最後、上の林道のフェンスが見えてきた。また、最後が急でさっぱり進まない。ストックで前の雪面を削って斜度を落とし踏み固めていった。

 16:00 林道に出た。ここまで2時間近くかかっている。すぐ下に平湯の温泉街が見える。暗くなる前にここでテント泊にする。スノーシューだと整地するのが楽だ。

林道から左奥は乗鞍本体?右が四ツ岳?だろか..

13日
 良い天気だ。テントを撤収して08:15出発。正面に白く大きな山が。おそらく左奥は乗鞍本体?右が四ツ岳?だろか..
 昨日同様、最初はなだらかな林道を進む。安房トンネルの上辺りから斜面が急になり林道の平坦さが無くなりトラバース道と言った感じになる。雪崩れの可能性も有るだろうが、この時期はまだデブリも無い。今後の時期の方が危ないかも知れない。

林道は段々と路と言うよりは山肌の一分と成ってきている。
輝山
こんなトラバースも有り
(ここはアイゼンとピッケルを出そうか悩んだが、スノーシューとストックで進んでしまった。)
樹林の隙間から『アンカダナ山』?
十石山方面

 右手に高圧鉄塔の建っている小山があり、ここまで来ると山肌の傾斜も無くなり再びなだらかな道になる。 しかし、雪も深くなってきて歩きにくい。 11:00 安房平の標識のある所に付く。ここまでの時間から考えると安房峠まではまだ4時間位かかるかも知れない。
 行動食を喰いながら、「今回はここまでで...」と決め込んだ!。

 

安房平の標識
十石山方面
安房山方面
(この右側が上の写真の十石山へと続いていく)
安房平から来た路を戻る

 下山は早かった。
 昨日からここまで5時間位かかった所を1時間15分で車を停めた所まで来た。
 やはり一度踏み固められているとかなり歩き易くなる。傾斜の急な斜面は逆に踏み後は歩き難く、新雪の上をヒールステップで下りていく方が楽だ。

 平湯温泉のバスターミナルから、アカンダナ山が望めた。急な斜面だ。安房峠からでも最初の100mは急斜面。安房平から南尾根を上がるのが飛騨側からの無難なルートだろうか??しかし、何とかして安房峠から登りたい所だ。また宿題が出来てしまった。

 安房平から十石山へも同様。こちらは峠から400mも急登だ。今回150m上がるのに2時間かかっているので、安房平から安房山まで1日仕事と考えないとアカンダナ!!

大ヘアピンカーブのショートカット、
平湯温泉のバスターミナルからのアカンダナ山、左奥に微かに白谷山が見える

 

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