虎毛山〜高松岳〜泥湯温泉(秋田県)

2000.09.15-16

夜中に東北道を移動。途中のS.A.で仮眠を取る。翌日、鬼首経由で虎毛山の赤倉橋登山口に移動する。最初登山口の広場に降りる道が分からなくて、車を停めて下見する。そこにたまたま通りかかった地元の人に「あそこの赤倉橋の登山口に行きたいんですが何処から行けばいいのでしょう?」と訪ねたら親切にそこまで車で誘導してくれた。赤倉橋口には十数台位停められる広場がありここに車を置いて軽く昼食を食べ出発する。沢沿いに林道を歩いていくと約1時間程でガイドブックに書かれている徒渉点に着く。徒渉と書いてあったので飛び石でもして渡るような所かと思って居たが立派な橋がかかっていた。この橋を渡ると少し広くなっている、ここからの急登を考えるとここで一息入れた方が良い。

赤倉沢の徒渉点(今は橋がかかっている)

ブナなどの広葉樹林の急登が続く。至る所に虎の子ロープが張られている。(だから虎毛???の訳無い!秋に湿原が黄色くなって虎の皮の様に見えるから虎毛山と言うらしい)後半失速して約2時間で虎毛・高松山の分岐につく。少し広くなっているのでここで休憩。ちよっと高松岳への縦走路を覗くと多少笹が覆い被さっているが下には踏み後が分かる。この頃からガスがかかってきて一番良い所で景色がない。分岐から虎毛山頂までは樹木も背が低くなり最初は緩やかだが山頂近くが傾斜が上がってきた。やがて木道があらわれヒヨコっと虎毛避難小屋が現れた。分岐から約1時間ほどである。

徒渉点からの登り
山頂目指して最後の登り 木道が現れた。
ドングリがいっばい!イチイの実もいっぱい! そろそろ秋の色づきを始めている。

虎毛の山頂湿原は小屋を更に越えて木道を少し下っていったところにある。残念ながらガスで展望が得られなかった。しかし、ガスの中の湿原も幻想的で美しい。。。と思いに浸っている余裕が無いくらい風が強くなってきたので小屋に避難する。(宿泊する。)

虎毛山の避難小屋 小屋の中
小屋の中は2階建て構造である。本日の宿泊者は私たちを含め全員関東の人だった。

翌日、今日もガスがかかっている。遊びながら分岐点まで降りる。ここからは藪道を覚悟で進む。この日高松岳に縦走したのは私たちと、昨日何処かの沢から上がってきたパーティの2組。に三度抜いたり抜かれたりしながら進むが途中から追いつけなかった。高松岳への最後の登り以外はブナ樹林帯歩きで晴れていてもあまり展望は無さそうだ?尾根の東側を歩く部分は東面が開けるのだが笹も茂っている。

分岐点がら少し進んだ所で
なんだ!天使の羽みたい。 霧のブナ林
途中での休憩、 何でしょう?いっぱい咲いていた。

高松岳山頂直前は急登となり木もまばらな草着きのようになる。草の根っこの方につかまって(体重をかけると抜けるのでバランスを取る程度に!)上を目指す。やっと山頂に到着する。小屋は山頂から少し歩いた所にある。小山で移動して軽く休憩。既に16時であったが泥湯温泉に予約を入れていたのでヘッドランプの準備をして出発する。

高松岳最後の登り 高松岳の避難小屋、
作りは虎毛の避難小屋と同じ
小安岳分岐の下に水場がありここで一口あじわっていく。更に山腹を下って行き。新湯との中間辺りからヘッドランプをつける。新湯は沢沿いで多少湯気が上がっている。触ると生温い程度。ここの沢、暗くなっている事と岩が濡れていることが重なって一瞬登山道がどちらに向かっているか分からなくなったが沢を下りながら直ぐに渡る様な感じで道が続いていた。なおも黙々と下ると右下に明かりが見えてきた。泥湯温泉だ。しばらくして大きな駐車場脇の車道に出た。今日の宿は奥山旅館、18時晩飯に間に合った。

奥山旅館

3日目、タクシーで赤倉橋まで車を取りに戻る。関東への帰る序でにドライブがてら焼石岳登山口の下見をして帰る。

 

  2000年の目次に戻る