鳥海山
2000.07.30
29日、14:30、山形市内の某邸に集合。 13号を北上して新庄から47号で西へ向かう。 47号は最上川沿いに走る道で川の流れを見ながらの楽しいドライブ。 途中の白糸滝のドライブインでは間食の誘惑が! 後、345で北上、しばらくすると広がる田園の中に大きな風車の群が.. 鳥海山裾野の道は開けていて鳥海がドーンと見える車道の終点近より、鳥海高原牧場付近が良い 撮影ポイントだ。
駐車場は道路の両サイドにもうけられ、トイレもある。既に車は多かったが何とか駐車できた。 簡単に準備をして出発、今夜の宿は滝ノ小屋。駐車場からは15分〜20分で到着する。
小屋は混んでいたが定員をちよっとオーバーした程度だった。 まだ明るい内に小屋の前で夕食の準備。レトルトのカレーとご飯で簡単にと思ったら保冷材で冷やされたキュウリのキムチ漬けとか丸ごとのアップルパイが出てきたりで満腹!
朝5時10分頃出発。 小屋の隣を流れる沢を渡り、直ぐに澄郷沢に出る。 沢から朝霧が薄らと上がっている。 沢沿いに歩くと直ぐに雪渓が出てきた。 夏とは言え、早朝では雪も凍っている部分がある。 この雪渓は頂点まで登りつめず 3/4位の位置から左に入る。 雪渓を登り終わり、振り返ると滝ノ小屋と遠くに奥羽山脈の山並みが霞がかって浮き上がっている。 直ぐに篭山コースへの分岐になる。右に曲がって斜面を登っていく。
八丁坂は視界をさえぎる物もなく庄内平野と日本海を眺めながらの登っていく。 奇麗なお花畑で急坂の疲れを癒してくれる。立ち止まると丁度良い程度の風が流れていて心地よい。 (下山時は風が絶えていて暑かった!)
小屋から約1時間、再び沢の音が聞こえ出すと河原宿小屋も近い!
坂道が緩くなって来ると突然小屋と鳥海山が顔を表した。草原が広がり、右手奥はニコウキスゲで黄色のジュウタンに成っている。そして草原の先に大雪渓と鳥海山が座っている。
小屋の前には雪渓からの雪解け水が澄郷沢として流れ水は冷たくて美味しい。
今年は残雪が多いらしく、心ノ字雪渓は大雪渓と小雪渓がくっついて仙ヶ洞脇の薊坂下までつながっている。
雪渓歩きは..
初めは緩く、後ちょっと急になってボサ森の脇辺りでいったん緩くなる。ここから斜めに登り一番細い部分を通過すると小雪渓の部分、ここから少し急登を直答して後、トラバース気味に、雪渓上に岩が顔を出している部分を目指して上がっていく。
下山時(午後)には雪も溶け初めアイゼンが無くてもヒールステップが利くし、滑って転んでもその場で留まっているのでご安心を!
薊坂は外輪に上がる最後の急坂で低木に囲まれた登山道。 外輪山まで上がってくるとここで初めて鳥海山の本体(新山)が姿を現す。 いいまで見てきた緑の山とは異なり岩を積み重ねた岩峰だ。 拝岳、行者岳と行くが傾斜も緩く、快適な山歩き。 虫穴岩と七高山の間の鞍の部分から急なガレ場を下り大物忌神社に向かう。
頂上への道は..
神社の脇急で大きな岩がゴロゴロした所を手お使いながら登っていく。ペンキマークがされているので外さないように辿っていく。 一旦ピークに出るがまだ先がある。 最初のピークから大きく下ると、大きな岩の切り通しがある。 この割れ目を通過すると頂上が見える。再び急な岩場をよじ登っていく。
頂上は狭くて10人も立つといっぱいになる。次から次へと上がってくるので、写真だけ撮って早々にに下山する。
下りルートは別に有って、急な岩場を下り、山頂を巻くように成ると「胎内くぐり」?の岩のトンネルをくぐる。 ここはちよっと狭いので頭をぶつけないように!! 巨大なザックは引っかかって抜けなくなるかも?? 新山へは神社脇にザックを置いて空身又はサブザックで登った方が良さそうだ。
昼食後、駐車場目指して下山。八丁坂は登りより長く感じた。風もなく非常に暑かったが花畑が綺麗だった! (駐車場から結構下の方まで路駐の車が連なっていた。すごく混雑するらしい!)
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