西吾妻山(吾妻連峰)

2000.06.25

今日は西吾妻山の山開き(天元台から)朝9時までにロープウェイ乗り場で受け付けをすれば、リフト往復(1,700円)がタダになる。

ロープウェイに乗ると、外は真っ白で何も見えない。
1基目のリフトは一人乗り。ガスの中、ウツギの花が満開。
2基目のリフトから2人のり、3基目のリフトは少し高度がある。
途中で白猿?(露で毛先が濡れていたからそう見えただけかも)も姿を現した。

リフトからのウツギの花

3回リフトを乗り継いだ所が終点。ここまで来たら、今までのガスの中だったのが嘘のように青空が出てきた。どうやら雲の上に出たらしい。北西方向に雲海に浮かぶ飯豊?が顔を出していた。(地元の人は栂峰じゃないの?って言っていたけど)

リフトを降りて20分ほど樹林を行くとカモシカ展望台に出るのだが、本日はちよっと渋滞ぎみ!

北展望台からスキー場を見下ろす
かもしか展望台から梵天岩方面 人形石への石畳

かもしか展望台から人形石に行く為にここの石ころを東の方向に登っていくと直ぐに行き止まりになった。引き返すと分岐の看板がある方向的に西吾妻に行くルートかと思っていたが西吾妻・東吾妻への分岐はこの道を進んでしばらくすると木道となり、木道で分岐する。

ここからとりあえず人形石に向かう、木道と石畳の良く整備された道で道の両側には雪解けから出てきた花達が咲いている。

人形石への木道 
途中でチングルマが満開 人形石での山開き

人形石では山開きの神事が始まっていた。大きな声で話すのは気が引ける雰囲気でひそひそと話す。おんちゃんがまるいぬさんを見つけだして誘い出す事に成功。ここからはまるいぬさんを含む地元(米沢)のグループに同行させてもらって西吾妻を目指す。

分岐点まで戻ると正面に大きな山が出てくるがここは梵天岩のあるピークで西吾妻はさらに奥(ここからは見えない)

木道を進み右写真の中央部の残雪の上をトラバースしていく。

梵天岩・西吾妻を目指す
ただし、このルートは残雪期用、途中でルートが消えて藪漕ぎになる。さすがに地元の人、どんどん背丈以上の藪に入っていく。しばらくして前方にルート発見!一安心だ。後から解ったがこの雪渓を途中から下ると大凹の水場(夏道)、帰りはこの道を通ったのだが藪漕ぎは無い。この辺も草原が綺麗そう、昼寝でもしたい場所だが今は雪渓の雪解け水で至るところびしょびしょ。

梵天岩付近は岩がゴロゴロしていて一部歩きにくいかも?ここで昼ご飯にする。昼食後再度出発!10分足らずで天狗岩に到着こちらも梵天岩同様に岩がゴロゴロしている。こっちの方が広いし西吾妻も見えるので休憩には良いかも。

残雪トラバース

ここには吾妻神社があり御神酒をあげてお参りする。ここで記念品に吾妻神社の絵が描かれたカードをもらいました。神社から西に下るルートがあり下には吾妻小屋(避難小屋)が見える。小屋の近くまで降りると木道は人の山!2列ある木道の片側に人が腰掛けてズラーと並んでいる。

ここから西吾妻山頂までは約20分直ぐに樹林に入る、頂上も樹林に覆われて展望は無い。でもここが吾妻連峰の最高峰なのだ。下山は吾妻小屋へのルートではなく直接天狗岩に出るルートを通った。こちらは傾斜は少ないもののその分道が雪解け水でグチャグチャに成っている

藪漕ぎから出てきた所
梵天岩

最初のリフトは長いのに気付くのが遅かった。今まで歩いていた為Tシャツ状態でリフトに載ったら途中から寒くなってきた。次のリフトからはしっかりシャツを着て降りる。

ロープウェイを使わずに下まで降りようとの事でリフトを降りた所から直ぐ左手に行く。結構傾斜のある道で石ころが所々に、おまけに苔が生えていたり、靴に泥が付いていて滑りやすい。注意して行こう。15分もすると新高湯温泉に着く。

ここからは急な林道歩きで太股が踏ん張っているのが解る。温泉から約20分でロープウェイの駐車場に着いた。

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