荒沢岳(越後)

2000.06.18

朝6時頃目覚めるが外はガス、ついつい2度寝してしまい、次に気づいたのは9時。暑さで目が覚めた。

登山口での駐車スペースは殆ど無い(2台でいっぱい)、但し道路の川側には広い空き地が何カ所あるのでここに停めて登山口まで歩いても大した事は無い。

前山までは約50分、樹林の急登が続く。せみがグワングワン鳴いていて熊鈴が聞こえない位だ!前山の頂上はちよっと開けて木々の間から目指す前ー・荒沢岳、横には越後駒ヶ岳が顔を覗かせる。

前山から5m程下った所に分岐が?どうやらここまで上がって来れるルートがもう1本あるらしい。

登山口
前山から越後駒ヶ岳 前山付近から荒沢岳

前山からは傾斜も緩くなり小ピークを3つ程越えたり巻いたりしていく。やがて今回のコースの難所、前ーがドーンと現れる。
鎖場の始まりの場所には『ここから鎖場』の看板がある。最初は40度位のトラバース気味に斜面を登っていく鎖場、どうって事無いと思っているとそこから垂直に鎖+鉄梯子!鎖と梯子の切り替え時に注意!またここの梯子はよじれていて何ともつかみにくい。この様な場所が2回出てくる。最後の急斜面を登ると前ーの最初のピークに出る。ここも展望良くこれからメインの難所通過に備えて一息入れておこう。

この急斜面に鹿の糞が!!カモシカがこの辺を歩いているらしい。鎖や梯子を使えないカモシカはどうやってここまで??さすがだ!

前ー
鎖場の始まり 梯子は滑りやすいので注意
殆ど直登!!
前ー、1つ目のピークから奥只見湖と未丈岳方面

ここまで上がってくると奥只見湖とその裏の未丈岳等が見えるようになる。
行く手を見ると前ーの岩場がそそり立っている。一服しながら何処がルートか目で探していると一番右手のピークから垂れ下がっているロープが有る。『まさか??ありゃー垂直だ!しかも上半分はハングしている。』他のルートを探すが良く解らない。左の斜面上に獣道の様な跡がある。『あっ、カモシカはあぁいう所を歩いて居るんだな』とその時は思った。

一服し終えて見て手も解らないので先に進んでみる。ルートは直ぐに下降し始めた。これで納得!あのロープは残雪期の縦走者が懸垂下降で残していったもの。獣道だと思っていたのが登山道だ。

この下降も急斜面をへつる様に下っていく足を滑らせると結構下まで落ちてしまいそうだ。(鎖や針金が着いてます。)
下り切ると、今度は草付きの岩場を一気に上がる。何回かには分かれているが長ーい鎖場(北アルプスでも無い様な長さ)

来た道を見下ろす

このルートは何処と無く北アルプスの西穂高から奥穂高間のロバの耳の通過に似ている。
ただし、こっちの方が歩きにくい、靴に泥が付いている分、岩場では滑るし、草付きだし、休むと虫が寄ってくるし...

 

前ー、1つ目のピークから___本題です。!!
さて、何処を登るのでしょうか?
答えは写真をクリッツクして下さい。

何とか前ーの頂上に到着、時間は12時、出発してから約3時間。コースタイム的には普通なのだが何か体の切れが無い。ここで昼食を食べながら荒沢岳を見ているとあっという間にガスって来た。
ここから荒沢岳までは2時間は掛かりそう。帰りの時間を逆算するとちよっと余裕が無い!やはり遅くとも7時には登り始めないと無理が有るようだ。今回はここまでとして昼食後下山とする。

下りは登り以上に慎重に!!

前ー頂上から荒沢岳
あと1時間40分。頂上はガスって来た!!
途中では色々な花が咲いてました。
写真を撮る余裕が無かったけど前ーの岩場にモウセンゴケが生えていたのにはビックリ!
ヒメサユリ エゾエンゴサク?
サンカヨウ
実は食べられる
カタクリ
かたくり粉のもと
いちご?
確か?以前この辺で採って食べた!!
@  ??
A ○○ドウダン?? ベニサラサドウダン?
シラネアオイ ウラジオヨウラク
ユキワリソウ B ??
その他、ショウジョウバカマ、イワカガミ、タテヤマリンドウ、マイヅルソウ、すみれ......
シャクナゲは終わりぎみ、キヌガサソウがもうちよっと

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