Sweet Pleasure


アダルトゲームだからって、ゲーム性が全く無くても良いのか?
 理不尽な難易度のゲームとは対極を為すゲーム。

 女子高の部活のコーチとなって、教え子にあんな事やこんな事をするのが、教師になれなかった男達のロマンです。(というか、今、教師をやっている男達のロマンでもあるのか?)

 このゲームは、そういった哀しき男達の夢を余す所なく、叶えてくれます。

 まぁ、現実の女子高生っていうのは、そんなに良いもんじゃないでしょうけどね。


 このゲームは、9月の月間販売NO.1(もちろんエロゲーの中で)という、べらぼうに売れた作品となりましたが、新興メーカーの第1弾ゲームがここまで売れたのは、完全に宣伝の勝利だったと思います。


 まず、パッケージのCG(当然、広告でもこれが使用された)がすごくHです。

 幸薄そうな少女(白鳥 美幸)が、おヘソとパンティー丸出しのテニスウェアで、首と両手と右足にはお約束のように首輪・手枷・足枷があり鎖で拘束され、哀しげな目でこちらを見つめています。

 テニスウェアなのに、スコートを穿いてないのは良く分かりませんが・・・


 更に、エロゲー雑誌などでもゲーム紹介でも、HなCGがヲタク達のリビドーを刺激しまくりました。

 特に私的には、忍者服を着た少女(服部 さやか)が、三角木馬で苛められてるCGを見て、購入を決定したといっても過言ではありません。

 
 で、実際のゲーム内容は、どうだったかというと・・・


 主人公は、スポーツ万能で金メダルを一人で何個も取る国民英雄的な男だったのですが、ある日、乗っていた飛行機が墜落し、行方不明になります。
 
 ジャングルで見つかった彼は、記憶を失っていました。

 そんな彼は、現在は、高校スポーツのコーチを生業としています。

 教え子に手を出すため、一つの高校に長くいる事は出来ません。

 ある日、私立聖華女学園から、指導の依頼がありました。

 その学園には、彼を慕う女の子(白鳥 美幸)と、彼の事を憎んでいる男(豪徳寺)が居たのです。

 もちろん主人公は、記憶を失っていますから、二人の事は、全く覚えておりません。


 で、女の子は5人居るのですが(白鳥 美幸以外は、主人公とは初対面です)、『朝、指導する女の子を選択』→『イベントなどで選択肢を選ぶ』→『1日終了』という事を1週間ほど続けて、めでたく女の子と結ばれればゲームクリアです。

 一見、朝にどの女の子を選択するかが重要そうに見えますが、狙った女の子以外を、1回でも選ぶと、まずバッドEDになってしまいますので、ず〜っと同じ女の子を選ぶ必要があります。

 二股プレイなどしても、イベントなどは、これっぽちも増えませんので、一人に絞って下さい。

 指導する女の子を選択すると、次は会話などで選択肢を選ぶ事になります。

 選択肢には、、『影響を全く与えないもの』『H度あがるもの』『恋愛度があがるもの』『評価が下がるもの』の4種類があります。

 ゲームを始める際に、『ヒント機能』をONにすると、どの選択肢がどの種類の物なのか、一目で分かるので、必ずそれを使って下さい。

 使わないからイベントが増えるとか、何か特典があるという事は一切ありませんので安心です。


 各女の子とのストーリー&エンディングは、恋愛編と鬼畜編があります。

 それぞれ、恋愛度があがる選択肢と、H度があがる選択肢を選んでいけば、簡単に到達出来ます。

 
 ここまで読んで、「つまり、常に一人の女の子を選び、恋愛編(鬼畜編)の選択肢だけ選んでれば良いの?」と思った貴方、大正解です。

 ユーザに煩わしい思いを全くさせない、超親切設計なのです。


 となると重要なのは、ストーリーと、HなCGのわけなんですが・・・
 
 基本となるストーリーは前述しましたが、狙った女の子が『白鳥 美幸』以外の場合は、全く意味がありません。

 主人公が記憶喪失という設定は、全く生かされませんし、『白鳥 美幸』が(というか他の女の子も)話に介入してくる事は、ほとんどありません。

 ちらっと『豪徳寺』が介入してくる事はありますが、単に嫌な奴といった扱いですし。

 そこで狙った女の子と『白鳥 美幸』との三角関係とかを表現すれば、多少はストーリーの幅が出来たんですけどね。

 女の子5人がそれぞれ他人のストーリーに絡まないというのも、思い切った仕様ですが、それもユーザのための親切設計という事にしておきましょう。


 さて、各女の子の『恋愛編』ですが、泣ける話はありません。

 更に、HなCGもほとんどありませんので、こちらを先に5人分クリアしておくのが、良いでしょう。

 お楽しみの鬼畜編ですが、ここでHなCG&ストーリーが炸裂します。

 大会に勝つための指導としょうして、皆さんお待ちかねのHな特訓が始まります。

 体を筆でサワサワするのが、剣道となんで関係があるんだろう?とか、多々(というか全て)疑問に思う特訓はありますが、そのあたりは、流して納得しましょう。


 『鬼畜』といっても、どちらかというと和姦に近く、ドロドロした物ではありませんので、ライトなSMとかがお好きな方は、ちょうど良いでしょう。

 逆に、レ○プ的な物を期待される方には、お奨めする事は出来ません。


 CGの出来に関しては、人それぞれの好みがありますので、なんとも評価しづらいですが、私は、かなり好みです。

 特に、おっぱいのちょうど良い質感とか、可愛げな乳首とかは、今年NO.1の出来でしょう。

 後は、女の子の恥ずかしがる仕草なんかもたまらないですね。

 声(フルボイス)もかなり頑張ってます。

 一人、某有名声優似の声があるんですけど、もしかして、本物かもしれません。



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