不明熱闘病記

2003年6月不明熱というわけのわからない病気にかかりました。
不明熱というのは、読んで字のごとく原因不明の熱という意味です。
私の場合は、夜に熱が出るというのが唯一の症状で、それ以外は、
自分でもどこも具合が悪くないし、検査しても悪い所がみつからないというものでした。
お医者さんに「もう検査するところがない」「非常に珍しいケース」と言われてしまい、
結局わけのわからないまま、薬で熱を下げてしまいました。
この体験を忘れないうちに記録しておこうと思い、このページを作りました。

6月

最初はノドも腫れていたので、誰もが風邪と思っていました。
中旬以降、これはおかしいとなりました。
「こういうのを不明熱と言って、大変な病気が隠されてる場合がある」と。
熱以外の自覚症状がまったくなくて、血液検査ではCRP(炎症反応)だけが高い状態。

日付
病院(検査など)
平熱 平熱 37.5  
平熱 平熱 37.3  
平熱 平熱 平熱  
平熱 平熱 37.5  
平熱 平熱 37.3  
37.5 37.5 37.5  
平熱 37.5 38.5  
平熱 37.8 38.1  
平熱 37.8 37.8
内科診察
10 37.0 36.5 37.0  
11 36.5 35.7 37.0  
12 36.2 36.2 37.2  
13 平熱 平熱 平熱 内科診察
14 平熱 平熱 37.?  
15 平熱 平熱 平熱  
16 平熱 平熱 平熱  
17 平熱 平熱 37.?  
18 平熱 平熱 平熱  
19 平熱 平熱 37.?  
20 36.5 36.5 38.0  
21 36.8 36.5 38.8  
22 37.0 37.0 38.7  
23 37.8 38.0 37.5  
24 37.4 37.0 37.8 内科診察
25 37.0 38.4 39.5  
26 39.7 37.8 39.9  
27 37.5 38.7 38.4 内科&紹介状をもらって総合病院受診。採血
28 39.0 36.5 37.5  
29 39.2 36.0 38.7  
30 38.9 36.5 38.7  

 

7月

熱も高熱になってきて、いろいろ検査をしたけどCRP以外は異常なし。
検査入院を勧められたりしたけど、熱のない昼間は元気だったため外来で検査だけ続けていました。
ガリウムシンチでもしかしたら「腸に何かあるかも」と言われました。

日付
病院(検査など)
39.0 35.5 39.7  
39.1 36.5 38.8  
38.5 36.7 39.9  
38.0 36.3 39.5 診察、採血
38.2 36.2 38.4  
38.3 36.7 38.9  
39.8 35.9 38.8  
38.5 36.2 38.9  
35.4 37.8 38.7
10
35.8 36.9 37.8 ガリウムシンチ
11
37.6 37.2 37.4 診察、採血
12
37.0 36.5 39.5  
13
37.8 35.5 38.5  
14
35.5 36.7 38.8  
15
35.9 36.0 38.9  
16
36.0 36.5 38.6  
17
36.0 36.2 39.0  
18
36.0 35.4 38.6 診察、採血
19
37.3 35.8 38.5  
20
35.9 35.6 37.0  
21
36.0 36.8 37.1  
22
36.0 36.4 36.9  
23
36.5 36.8 37.0  
24
36.5 36.2 36.8  
25
36.2 35.8 36.7 診察のみ
26
36.5 36.2 37.0  
27
36.6 36.4 37.0  
28
36.8 36.0 37.2  
29
36.8 36.4 38.0  
30
37.0 36.5 38.8 腹部&胸部CT
31
36.9 36.5 39.0  

 

8月

さすがにこのままでは一生治らないかもと思い、4日に検査入院。
疑われた病気は、膠原病、結核、悪性リンパ腫、頭の腫瘍、白血病などなど。
原因がわからないうちに治療しちゃうと、病気がわからなくなるからと前半薬はなし、
解熱剤もつらくなければ飲まないようにとのことで、ほとんど飲みませんでした。
中旬、大腸カメラのせいで腸の炎症を起して点滴生活を10日位しました。
結局原因がわからず、診断的治療ということでいろいろ薬を試してみることになりました。

日付
病院(検査など)
38.5 36.5 39.2 診察、腹部エコー。入院決定
36.9 37.5 40.2  
37.2 38.8 40.7  
38.4 36.9 39.5 入院!採血、検尿、心エコー、心電図、胸部XーP
39.2 36.3 40.5 高熱が出ている時の採血(両手から)
38.1 36.7 39.9  
39.3 36.4 40.2 リンパ節エコー、動脈採血
37.9 37.0 39.0  
36.6 36.5 39.3
10
37.4 36.5 40.0  
11
38.0 37.2 39.6 大腸カメラ(下剤か検査が原因で腸の炎症)
12
37.9 38.9 39.3

両手からの採血、腹部XーP、腹部CT、胸部XーP
夜から飲食禁止で点滴(栄養剤&抗生物質)

13
37.7 37.1 38.4 腹部エコー、採血
14
37.4 37.8 38.8 頭部CT、採血
15
37.8 36.3 38.5 採血
16
37.1 36.3 38.5 採血、飲み物だけOK
17
36.9 36.0 38.3  
18
36.7 37.1 37.8 胃カメラ、採血。夕食よりOK
19
37.1 36.9 38.1  
20
37.5 36.9 38.9  
21
38.6 37.0 39.4 栄養剤の点滴は終わり
22
37.7 37.1 38.4 骨髄の検査、採血。抗生物質の点滴中止
23
37.1 39.2 37.0  
24
37.3 40.0 40.0  
25
36.5 37.7 39.5 薬(イスコチン、ピドキサール)
26
39.0 37.1 40.4  
27
37.8 36.9 39.1 薬(フェロミア)。採血
28
37.1 39.8 37.5  
29
38.4 36.8 39.8 採血
30
37.3 36.7 38.7  
31
36.7 36.8 38.1  

 

9月

最終手段のステロイドの薬(プレドニゾロン)がよく効いて、熱も下がって12日に退院。
原因は一応、腸の壁の外に何かがあったらしいということになりました。
でも、何があったのかも、本当にそれが原因だったかは謎のまま。
ステロイドの薬の減量が今後の治療です。

日付
病院(検査など)
36.5 36.8 38.8 採血
38.0 37.5 39.8 頭部MRI
38.4 36.9 39.1 採血
37.1 36.5 36.8 薬(プレドニゾロン4錠、ラニタック)。
採血、腹部CT、骨密度
37.6 36.5 36.3  
36.3 36.5 36.3  
36.4 35.9 36.3  
36.1 36.3 36.4 腹部CT、採血
36.3 35.9 36.3
薬(アルファロールカプセル、乳酸カルシウム)
10
36.2 36.4 36.4  
11
36.5 36.5 36.1 ガリウムシンチ
12
36.4 36.3 36.0 採血。退院!
13
36.5 35.9 36.3  
14
36.0 35.5 36.1  
15
36.2 36.0 36.1  
16
36.2 36.1 36.0  
17
36.6 36.5 36.2  
18
36.5 36.3 36.1  
19
36.5 36.0 36.1  
20
36.2 36.1 36.1 薬(プレドニゾロン3錠)
21
36.2 36.3 36.1  
22
36.2 35.8 35.9  
23
36.1 35.5 35.9  
24
36.2 35.9 35.6  
25
36.5 36.3 36.1  
26
36.3 35.7 36.6  
27
36.1 36.6 36.1  
28
36.6 36.0 36.6  
29
36.5 36.5 36.4  
30
35.7 36.6 36.5  

 

10月

平熱が続いています。
ステロイドの薬を飲んでいると感染症にかかりやすく、重症になりやすいため、
「風邪をひかないこと」が注意事項です。(肺炎になりやすいらしい)
「人込み厳禁」(満員電車、映画館、コンサート会場などはもっての外」!
でも、どうしても行かなきゃいけない時は、「マスク着用のこと」!

しかもステロイドの薬は、一気に減らすと体が対応できないということで、
かなり長期間かけてゆっくりと減らしていくようです。
これから風邪の季節がやって来るし、私はもともと風邪をひきやすい体質なので、
かなり注意が必要かもしれません。
ということで、元気なのに自由にお出掛けできないという状態です。

今後はステロイドが減ったことしか書くことがないので、
闘病記はこれで終わります。

 

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