弦の章
●サイレントバイオリン
いろいろな楽器を集めながら、
どうしても欲しくなったのが西洋楽器を代表するバイオリン。
難しいだろうなと思いながらも、
まずは一番安いものを手に入れてみました。
これが意外と音が大きいので、
家で思いきり練習するわけにもいかず、
でもなんか好きだなと思っていたところ、
不注意で糸巻きを壊してしまいました。
安い楽器の糸巻きだけ探すより、
最近楽器店でよく見かけるヤマハのサイレントを買おう…。
共鳴胴がないので大きい音が出ない、
音はアンプで増幅してイヤホンで聴くという仕掛けですが、
やっと思う存分弾きまくることができるようになりました。
プロの技は到底ムリですが、
コツがわかると格段に音が良くなるという深い楽器です。
リバーブが内蔵されていますが、
外のエフェクターに繋げてエレキな音にするのも楽しい。
自由自在に弾けたらさぞや気持ち良いだろうなと思います。
●エレキベース
フェルナンデスのZO-3シリーズのギターは前から欲しかったのですが、
ベースが出ているのを見たら、ほとんど衝動買いしてしまいました。
ベース…渋いけれど、好きなんです。
凄いベーシストにかかると、ただのリズム楽器ではなく、抜群の表現力を発揮する。
ほんとはウッドベースが憧れですが、あれは置き場所がないので、
このくらいコンパクトな楽器だと嬉しいのですね。スピーカー付きだし。
買ったものの、さてどうやって弾くのかな、というところから始まって、
だけどすぐに自己流のスタイルを探そうと試みています。
自分で鳴らしてもやっぱり渋いと思うのですが、なぜか飽きなくて、
一度抱えると数時間が経ってたりする、不思議な楽器ですね。
●フォークギター
私の子供時代にはまだ、ギターといえばエレキではなくてフォークでした。
ジャカジャカと弾ける人も多かったけれど…ついに私はコード一つ覚えられなかった。
でも、コード進行だけかき鳴らしていても面白くないんですもん。
いろんな楽器を集めるようになってから、あらためてギターに触れてみると、
指で、ピックで、ボトルネックを使ってと、その表現の多彩な面白さ、
そして音色の透明感に浸る心地よさに気付いたのでした。
さらにエフェクターをかけてエレキ風にするのも楽しいです。
●バラライカ
ロシアの三角ギター。ロシア好きの私なら持っていて当然の楽器と言えましょうか。
3本の弦は、低い2本が同じミの音で高い1本がラの音に調律されます。
ピックは使わずに指で弾くのが正式です。
…と、教則本も買って基本は知っていますが、もともとがアンサンブル用の楽器であり、
ソロで基本通りに弾いても面白くない。
小型なので時々手に取っていましたが、あまりこなせていません。
今は弦が1本切れていて、眠っています。
●デジタルギター
ナイロン弦を張った電子ギターで、キーボードをギターにしたようなものです。
基本的に音の出る構造がギターとは違い、音のアクセントも付けられないので、
弾いていてなにか変な感じです。機械、という感じでしょうか。
この楽器ならではの演奏というのもあるので、面白さがないわけではない。
MIDIなので、ジャカジャカと弾いて電子ピアノを鳴らしたり。
他に弦楽器がなかった頃はよく弾いていましたが、最近はあまり手に取りません。