和田峠(旧道) (長野県下諏訪町−和田村)
新和田トンネルを抜け、下諏訪側から旧道の和田峠に向かう。
新道との丁字路を右折すると早速昔ながらの道。とはいえ現在でもれっきとした国道であり、幅は昔とそう変わらないものの、路面の整備は行き届いている。
それでも開けた明るい新道に比べて、林の中を行く旧道の方が峠道らしくて好きだ。道としては和田側の方が厳しくてさらに良いのだが、何せ運転は奥様なので怖くない方を選んだ次第。
ビーナスラインへのアクセス道路でもあるので、それなりに交通量はあるが、かつてのように大型車が連なってくることもないので離合に苦労はない。すいすい登って、和田峠名産の黒曜石を掘っているらしい施設の前を過ぎ、トンネルの手前まで来ると、前方に白い崖が見えて来る。流紋岩と呼ばれる溶岩の露頭だ。
流紋岩は非常に粘性の高い、つまり流れにくい溶岩で、爆発的な噴火を起こしたり、ドーム状の山体を作ったりする。日本では新島や有珠山の山頂ドームなどが代表的な流紋岩の火山である。
和田峠の周辺は古い火山で、流紋岩質の溶岩から成り、その火山ともっと古い溶岩との境目に黒曜石ができている(素人がこれ以上書くとボロが出そうなので、興味のある向きは地学系のサイトを当たって下さい)。
和田峠トンネルに到着だが、どうも様子が変だ。画像見ていただくと分かるが、トンネルの上に乗っている山体が極めて僅かなのだ。いっそのこと切り通しにするか、右手の鞍部に道を通したほうが良くないかと思うほど。昔の記憶があやふやだが、どうも崩落があってこうなっているような感じがする。
坑口はきれいになっているが、トンネル内の路面は昔ながらで、対向車がいないのをいいことに奥様はダッシュで突っ込まれたので一同えらい目にあった。
「何でこんなに道が悪いのよ(怒)」
「お願いですからスピード落としてください(泣)」
ともあれトンネルを抜けるとすぐにビーナスラインへ上がる道との分岐。左折してビーナスラインへ入り、扉峠経由で本日の目的地美ヶ原へと向かう。
(2005.9.17)
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| 下諏訪側の峠道。路面の状況は極めて良好。 | 和田峠トンネル峠手前の斜面。むき出しの斜面は流紋岩の露頭だが、どうやら崩落の跡を復旧したようだ。 |
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| 和田峠トンネルの下諏訪側坑口。信号による交互通行で対向車のライトが見えている。 | 和田峠料金所跡。前方はビーナスライン。 |