エルネスト・チェ・ゲバラ
「おまえ、これ、読んだことあるか?」 これが解らなきゃ、男じゃない。それ以前に、ヒトじゃない
彼は一人の情熱的な詩人であったと僕は思う。 情熱を表現する為に、彼は戦い、学び、働いた。 彼の行動の善悪や、フィデルとの確執の有無など、今の僕には興味のない事。 革命=情熱、革命=勝利か死か、大事なのはその部分だけ。 多分、革命という言葉すら、彼にとっては重要ではなかった筈。 僕は、そんなふうに考えている。 彼を知り、一年も経たないウチに「ゲバラブーム」がやってきた。 エセブームのおかげで、 彼の日記を読み、戦う事を決意した人間以外に、彼の肖像を纏う資格がある筈はない。 ブームが早々に過ぎ去った事がたまらなく嬉しい。そして少しだけ悔しい。 |