高橋 幸宏
彼のことを知ったのは中学の終わり頃、
無味無臭なメロディと、何か含みのある事を匂わせる歌詞。
背伸びして覗き込む「大人の世界」に心酔した。僕の「老けたい」願望の出発点が彼。
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高橋幸宏

彼の曲を好きな人となら、きっと、無条件に友人になれる。
そう思えるほど、僕の嗜好は彼の曲に依存している。

彼の曲には存在感が無い。だから危険。だから好き。

気がつくと、心の深い所に、
もどりの着いた針を飲み込まされてる自分がいる。

彼の曲を聞きながら、大人になりたいと願い続けた僕は、
いつしか、大人にならなくてはいけない年を迎えはじめた。
彼の曲を、負い目なく聞くことの出来る大人になれたら、いいなと思う。



The BEATNIKS LIVE
at SHIBUYA-AX
20010826-0827

高橋幸宏と鈴木慶一のユニット "The Beatniks"

僕は彼らを(名前だけでも)知っていたというだけで、
他の人よりも幸運だったと感じてる。

SIBUYA-AXでの幸福な二日間。
二日目は、チケットも時間もなかったけど、
仕事上がりに駆けつけてしまうほど、よかった。

二日とも曲目は一緒。
前半にテクノパートがあって、後半にアナログパート。

テクノパートは、
いつもの幸宏節、慶一節からは見えてこない、
カリカリにチューンされたテクノ。

この二人のテクノは、優しい。

ビートがどんなに早くても、
スネアがどんなに大音量でも、

ある一瞬の"抜け"で、
聴く者を、 すっと解放してくれる優しさがある。
その時の快感とも虚脱感ともいえる一瞬が、たまらなく心地いい。

高橋幸宏の曲に共通する
"鐘"のイメージは、相変わらず健在。
(僕が勝手にそうおもっているだけなんだけど)
そこに、鈴木慶一の持つ頑なな世界観が加わると、
ガリガリのテクノのくせして、
そこはかとなく讃美歌のヴィジョンが見え隠れする
不思議な音楽が出来上がる。

だから、ビートの渦に飲み込まれてても、
飛んだりはねたりするんじゃなくて、
目を閉じて、上を見あげて、歯を食いしばったりしながら、
幸福な瞬間に酔いしれてたりした。

アナログパートも、文句無し。
できればLEFT BANKが聞きたかったけど、
"Let's Go Paradaise(笑)""トータル・リコール""ちょっとツライんだ"
新しいお気に入りができて、かえってよかったかもしれない。

次に聞けるのって、何年後だろう?
あそこに居た事が、自慢話にならないようになってくれるといいな、と思う。

戦利品

 


高橋幸宏 LINKhttp://www.yukihiro.co.jp/yukihiro/html/getstart.htm
オフィシャルページはここです。ちょっと重過ぎですが…。

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HASS
とりあえず、高野寛のページも(笑)
それにしても更新かけずすぎ、CD早く出して〜