夢の話

〜第2回〜

はいはい、どもども。kartuです。
またもや夢の話のコーナー(コーナー?)ですよー。
前回のあの話が・・すこぶる人気だったそうです。←他人事みたい。
てなわけで(どんなわけ?)今回も見た夢の話を書こうかと・・

〜9/9の昼寝の時に見た夢です〜

なんかおれは自転車を漕いでるんですよね。
自分の知ってる道、記憶のどこかにある景色、どこかで見たことにある景色。
目まぐるしく変わっていく景色。

キコキコ・・キコキコ・・

どこまでも続く、いつまでも続く・・そんな景色の中をずーっと自転車を漕いでました。

キコキコ・・キコキコ・・

照りつける太陽の日差し、ボクの身体からは汗がじっとりとにじみ出る。
またもや景色が変わり、見たことが無い景色に世界が変わる。

そこには少し古臭い自動販売機が置いてあるのが見えて、暑い日差しの中で
ちょうどノドも乾いていたので、なにか飲み物を飲もうと自転車から降りました。

チャリン、チャリン・・ピ。
ゴトゴトン・・ピピピピピピピピピピ・・ピ・ピ・ピ・ピ・・・・ピ。

当たりつきのルーレットが回り、案の定に当たりの1コ手前で止まりました。
今時、懐かしいタイプの自販機だな・・とか思いながら早速買った飲み物を
飲むことに。

プシュ。

プルダブを起こし冷たいジュースを乾いたノド、火照った体の内部に注ぎ込む。

ゴクゴクゴク・・ゴク・・ゴクゴク・・

うまい!
それが正直な感想だった。
その味は子供の頃に飲んだソーダ水のような味だった。
今、実際にソーダ水を飲んだらこんな感動はしないだろう。
遠い年月の思いでが確実に味を美化しているのだから。

自販機のちょっとした影になってるところでソーダ水を飲んでると・・
向こうから自転車に乗った制服を着た女の子が近づいてくる。
あの姿はそう・・まぎれもなく彼女だ。
いくら夢だとわかってても嬉しいものは嬉しいもんだ。

近づいてくる彼女にボクは・・

「やあ、学校帰りかい?」と。

そのボクのあいさつに彼女は自転車から降りて・・

「ええ、そうなんですよ。kartuさんはこんなところでどうしてたんですか?」と。
「ちょっとノドが乾いたからここで飲み物を・・」
「へ〜、そうなんですか〜」

彼女のほうを見ると、少し肌が火照ってる。さすがに真夏の陽気のこんな日だから
しかたがないかも知れない。

「今日は暑いね・・」
「そうですね・・」
「もし良ければコレ・・飲む?」
「え?」
「いや・・ほら・・あのさ・・今日は暑いから・・その暑い中を帰ってきたから・・
 ノド乾いたかな・・って思ってさ・・」
「あ・・それじゃいただきますね」

しどろもどろに答えながらも、自分の飲んでた飲み物を渡した。

ゴクゴク・・

ジュースを美味しそう飲む彼女を見て、ふと思う。

・・これって・・まさか・・「間接キス」ってやつでは・・??

いったんそう考えてしまうと、もう胸がドキドキして頭の中はその事でいっぱいになり、
まともに彼女の顔が見れなくなってしまいました。

「・・あ、ジュース・・どうもです。」
「あ、うん。」

ドキドキしていつも以上に素っ気無い態度を取ってしまうボク。
なんとなくうつむいて黙ってしまうボク。

「kartuさん・・どうかしたんですか?」
「あ、いや・・さっきのアレってさ・・間接キスかなって・・思って・・」
「え!?」
「あ・・」

OH!MY!GOD!
あまりにも動揺していた為かいきなり口走ってしまいました。

「・・・」
「・・・」

お互いに話すことも出来ず、顔も見られない気まずい雰囲気の中・・
空を見上げて見ると・・夕陽が掛かってきました。

「ゆ、夕陽が掛かってきたし・・そろそろ帰ろうか・・」
「・・そ、そうですね・・」

お互いに変に意識してしまい、そのまま帰ることに・・
自転車に乗って、後悔してると・・

「・・kartuさん?」
「え、ああ・・なに?」
「それじゃ・・飲み物どうもでした・・」
「あ、うん・・じゃあまた・・」

お互いに別の方向に帰り出すとき・・

「あのさ!」

ボクのその声に彼女が振りかえり

「さっきの事でさ・・不快な気持ちさせちゃったらみたいで・・ごめんね!
 それじゃ・・またバイト先で!」

少しの間の静寂。

「kartuさん・・私・・別に嫌じゃありませんでしたから・・」
「え・・」

と、言って彼女は帰ってしましました。
kartuさん・・私・・別に嫌じゃありませんでしたから・・
それって・・もしかして・・

がば。
ここで目がさめてしまいました。
しばらく、ぼ〜〜っとしてから・・
「ああ、夢だったんだなあ・・」って、思った。

に、しても・・現実のおれと夢のボク・・全然違うでやがんの。。
いくら夢だからってねえ・・出来すぎだよなあ・・
さすがおれ・・妄想の世界だよなあ・・これって。
でも、夢は無意識の中のものだからなあ・・やっぱおれは彼女のことが好きなんだな・・
大胆だよなあ・・夢の中の自分は・・少し自分に嫉妬しちゃうよ。

寝ぼけながら、そんな事を考えてました。

9/10 4:11-kartu