平成15年港区総合水防訓練   5月18日  

計画書

福田小学校

戸田川緑地

団指揮本部設置 消防団員参集

土嚢作成

月の輪工
漏水口の周囲法先に上俵を半月状(半径1.8m)に積み上げ、この中に漏水を淀ませて上透水を堤内の水路などに放流させる。上俵積みの高さは水圧を弱める程度、三俵重ね以上にするときは留杭または棚杭を打つ。流し口には、樋をかけ、透水を導き、その落下点には、藁などを敷き先堀を防ぐ。また土俵と土俵の間には土を詰め、十分に固めて空隙より漏水を防ぐ。

     

釜段工
月の輪工法と同様の性格の工法であり、環状に土嚢を積み上げる。「かまつき工法」は、堤防裏のり小段、犬走り、あるいはのり先の平らな箇所に漏水または噴出がある場合に用いる工法であり、「かまつき工法」、「かま止め工法」ともいう。
工法を実施する際、漏水口に土嚢などを詰め込まないこと、また川の水位より高く土嚢を積まないようにすることが大切である。土嚢堤の直径は、2m〜3mである。
[作業工程]
1)漏水口または噴出口を中心として、所定の円を描き設定位置を決め、漏水量または噴出する高さに応じて土嚢積みの段数を決める。
2)地面と土嚢の密着をよくするため、草などを取り除き整地する。
3)所定の円に接して、その外側に土嚢を積み、間隙には土を詰めて十分に踏み固める。土嚢の積み方は、「積み土嚢工法」に準ずる。
4)4段以上に土嚢を積む場合は、杭を打ってくずれを防ぐ

   

積み土のう工
表肩が欠け込んでも差し支えないように川表肩から0.5〜1.0mくらい引き下げて所要の高さに土のうを積み上げる。一段積みは、長手または小口積みとし、二段積みは下段を長手方向2列に並べ、その上に小口一段並べとするか、長手並べにする。三段積みは、前面長手3段にいも継ぎをさけて積み、裏手に控えとして、小口2段積みとし、木杭または竹などを串刺しとする。また、土のうの継ぎ目には土を詰めて十分に踏み固める。

  航空隊による救援物資搬送

講評・あいさつ