平成14年度 港区総合水防訓練

釜段工
月の輪工法と同様の性格の工法であり、環状に土嚢を積み上げる。「かま段工法」は、堤防裏のり小段、犬走り、あるいはのり先の平らな箇所に漏水または噴出がある場合に用いる工法。
工法を実施する際、漏水口に土嚢などを詰め込まないこと、また川の水位より高く土嚢を積まないようにすることが大切である。土嚢堤の直径は、2m〜3mである。
[作業工程]
1)漏水口または噴出口を中心として、所定の円を描き設定位置を決め、漏水量または噴出する高さに応じて土嚢積みの段数を決める。
2)地面と土嚢の密着をよくするため、草などを取り除き整地する。
3)所定の円に接して、その外側に土嚢を積み、感激には土を詰めて十分に踏み固める。土嚢の積み方は、「積み土嚢工法」に準ずる。
4)4段以上に土嚢を積む場合は、杭を打ってくずれを防ぐ

ホース使用の場合
積み土のう工 【越水防止】
表肩が欠け込んでも差し支えないように川表肩から0.5〜1.0mくらい引き下げて所要の高さに土のうを積み上げる。一段積みは、長手または小口積みとし、二段積みは下段を長手方向2列に並べ、その上に小口一段並べとするか、長手並べにする。三段積みは、前面長手3段にいも継ぎをさけて積み、裏手に控えとして、小口2段積みとし、木杭または竹などを串刺しとする。また、土のうの継ぎ目には土を詰めて十分に踏み固める。

ペットボトルロケットによる誘導ロープ展張

ヘリによる救助訓練

ゴムボート組み立て訓練

ゴムボートによる救出および救援物資搬送訓練