9th VIBES MEETINGを終えて  2001年11月11日

VIBES 12月号が発売されました
先月開催されたVIBES MEETINGが大きく取り上げられています。昨年高知県で開催され、あいにく失敗に終わった第八回からのことが只野編集長によって書かれているのをご覧いただけます。何が敗因だったのか只野さん自身1年間悩んでいたことをお聞きしていました。それが第九回の成功につながったのだろうと思っています。今回のスタッフ数100名以上、国道から駐車場までの数百メートルを全てボランティアスタッフで7000名を誘導したわけですから、昨年の比ではありません。徹夜で監視していたり、深夜まで立ち通しで誘導していた方達をスタッフ側から見ていると、仕事でも無い事になぜここまでするのか、はっきり伝わってきました。これが仕事だったら、不満を募らせてやらない人がいるかもしれません。参加者を楽しい気分で迎えたい、開催中、不快にならないようにしてあげたいという思いだったのです。
昨年の8thが終わった当時、掲示板上でそれについて議論したことを思い出します。私にとって、あの8thが心の傷になっていました。只野さんが1年間、あの8thが終わっていないと思っていたのも理解できます。今回スタッフで参加したことは、参加者に昨年のような辛い思いをして欲しくないと思ったからに他なりません。

私自身、あの嵐の中を撤退した高知県でのVIBES MEETINGが、只野さんと一緒にようやく終わったという気持ちです。

9th VIBES MEETING
今回のVIBES MEETINGを個人的に振り返ってみると、気持ちは昨年の高知県の8th Meetingに遡ります。長距離を1泊2日で向かった旅は楽しいものでした。知らない場所を走るということと、初めてハーレーで四国に渡るという興奮、そして数千台の集まるミーティングへの期待は、早く行きたいと思わせるのに充分でした。旅はいつでもそうですが、「向かう」ということが「帰路」よりも楽しいものです。

高知県の現地はひどいもので、あちこちで転倒する車両を見るのが辛く感じました。しかし最終日の深夜、午前2時、完全撤退が告げられました。それを伝えていたのもまた数少ないスタッフであり、そんなこと言いたくないという気持ちだったのでしょう。問題はその事態に陥った事であり、只野編集長はそれに対して悩んでいたようです。そう、私は参加者の立場で問題点を指摘し、只野さんはそれを聞くことでお互いに理解できるようになったと思います。

前回の教訓は今回確かに生かされていました。多くのスタッフが協力し合っていました。私の担当したあの入り口の坂道は、埼玉組としてD-RUSH MCのKAMIさんが仕切っていましたが、あの距離を担当するには最低限の人数でした。ということは、休憩時間を取るには自分で代わりの人を他から探す必要があったはずでした。しかし実際には...他のスタッフグループからヘルプが受けられ、幸いなことに1時間、2時間という長めの休憩を取ることが出来ました。みんな一体感の感じる経験は、睡眠時間の短かくてきついことを補うに充分でした。
一部の参加者に対する不満
初日の受付開始が午後12時だと分かっているのに、午前4時に到着して大声でスタッフを起こそうとする人。そして大人数でエリアを占領し、その中に入る人を許さないグループ。
これらについてここで議論する気はありません。当該者不在のところで話し合っても結論が出るわけではありません。全て私から編集部に報告し、そこで次回以降の検討事項に入れていただくようにします。少なくともこのメッセージをお読みの方は、常識的なマナーを踏まえて参加しようではありませんか。
来年以降のVIBES MEETING
今年は10周年という意味があったことに加え、首都圏での開催となったために7000名をこえる参加者が来られました。では来年はどうでしょう?たとえば東北で開催されることを考えると、アクセスの関係で参加者は今年より多いということは無いと考えられます。今回は車での参加者が非常に多いことが特徴です。見ていると、家族連れ、彼女連れで、殆どが日帰り参加のようでした。

では8th(高知)よりも多く、今年よりも少ない5000名程度だったら...
場所にもよりますがやはり100名程度のスタッフは必要でしょう。現地での打ち合わせが充分に出来ない場合は警備会社による警備、誘導が必要かもしれません。このあたりは次回以降慎重に考えて運営して欲しいものです。只野さん、お願いしますね。
小規模Meetingの楽しみ
今回のような大規模Meetingに比べ、小規模なMeetingには参加者同士がより交流できるというメリットがあります。xxxキャンプという形式で開催されていますが、それぞれ主催者/参加者の個性が活きた特徴があります。このようなこじんまりとしたイベントに参加するのもまた面白いことです。
Hobby Worldでも2001年5月に愛知県知多半島でキャンプ・ミーティングを主催しました。来年もまた第二回知多半島キャンプを行いたいと思っています。小規模イベントに行ったことのない方も是非ご参加ください。

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