USO de NEWS 4号
2000年9月28日

クローン技術でナックル、パンヘッドが大量生産可能に

通産省の依頼を受け、クローン技術を研究している財団法人「マネッコ技術研究所」(本社、東京都港区)は、これまでに開発された研究成果を「生物以外に応用」することに成功したと発表した。

これまでクローン技術は、すぐれた牛や馬の細胞を基に、同じ性質を持つ子孫を作り出すために研究されてきたが、今回発表された技術によって、ハーラー・ダブッタソン社製のモーターサイクルを複製することを可能にした画期的なものとなる。

ハーラー・ダブッタソン社はアメリカにおいて創業を開始して約100年になるが、同社のモーターサイクルは、原始的ともいえる構造のエンジンを未だに搭載している点が全世界のモーターサイクルマニアに受け、日本では盗難も多発するほどの加熱振りを示している。

マネッコ技術研究所は、雑誌「バイブスン」を調査購読することにより「鉄馬の遺伝子」という広告キャッチコピーに着眼。遺伝子があるなら複製できるはずという研究を昨年4月から行ってきた。その結果、茨城県益子町にある益子焼用の登り窯が、ハーラー・ダブッタソン社製品の複製に最適であることを発見した。
この登り窯に、鉄300kg、プラスティック原料10kg、ガラス5kgを入れ、同研究所開発の培養菌「マネッコ2000」、および複製するモーターサイクルの遺伝子を一緒にして3昼夜蒸すことにより完成する。

複製された製品は、元となる製品と全く見分けがつかず、錆やキズまで複製できるのが特徴。この技術により、入手困難な同社製ナックルヘッド、パンヘッドを始め、創業当時の製品までが大量生産可能となる。

これに対し、ハーラー・ダブッタソン社の広報部は、「我が社の製品は希少価値によるプレミアがつくことを誇りに思っている。このような安直な方法で製品が複製されることは誠に遺憾である。今後開発する製品には、複製防止用の遺伝子を埋め込むことになるであろう。マネしちゃ、イヤ〜ン。」と述べている。

また、Hobby Worldのkita氏は以下のようにコメントしている。
この技術によりビンテージ・ハーラーが安く購入できるようになることを歓迎する。今後、私の持っているローライダーも複製され、スペアとして持っていられればとても嬉しい。しかし、立ちゴケした時のキズは無い状態で複製できる技術の開発を望む。

しかしながら、ビンテージ・ハーラーを取り扱っている大阪の老舗「SEMBAN」は、今回の発表に危機感を隠せない様子。同社は質の高いビンテージ・ハーラーを販売しているが、世間で売買されるものには品質の悪いものも少なくない。それらが複製されてビンテージ全体の質が低下することが懸念されるという。複製するならSENBANの取扱い商品に勝る物は無いとまで断言している。

注意:このニュースはUSOdeNEWSが想像に基づいて作成しているので、真実に基づいていない可能性が100%あります。信じることで被る損害について一切の責任を追いませんので悪しからず(笑)。

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