ユキさんの...ローライダー購入までの道 2000年9月20日
宮城県在住のユキさんがローライダーを購入するまでを投稿していただきましたのでご紹介します。
ユキさんのプロフィール
職業 : 会社員
趣味 : バイク(もっぱらツーリング メカおんち)、釣り、楽器
家族 : 奥さん(ひとり)+犬(一匹)
お酒 : 人並み
●過去の車暦
S59 原付取得
HONDA MB−5
高校生だったが、親に内緒で乗りまわした思いでのバイク。
S61 中免取得
HONDA CBX400F
ハンドル、ステップ、マフラーと三種の神器を組んでいた。
S62 HONDA NS400
マンガ「バリバリ伝説」にかぶれて購入。
S63 Kawasaki KMX200
OFF好きの友人にだまされて(?)購入。 野山を駆け巡った。 ガケやら溝やらによく落ちた。
H01 限定解除
Kawasaki ZXR750
ライトチューンで最高速240kmをマーク(メータ読み)。 でもリッターバイクには勝てなかった。
H04 YAMAHA VMAX
その当時のあこがれのバイク。 体感加速がすごかった。
H06−H12 バイク空白期間
H12 HarleyDavidson FXDL(’00)
MotorCycle of MotorCycles. 目下慣らし中。
●購入のきっかけ
ハーレーに乗りたいと本格的に思い始めたのは仕事で東京に居た頃で、会社が田町にあったこともあり、HDJのショールームに昼休みにちょくちょく出没し、よだれを垂らしていましたが、そのときはさすがに200万もするバイクを買うことは、はばかられました。
バイクに200万も出すやつはバカだとも思っていました。
でもしかし、買えないと思えば思うほど所有欲は膨れ上がっていきました。
それから、来る日も来る日も雑誌やカタログを読みふけり、カミさんにあきれ返られながらもディーラをひやかし
歩く毎日を経てカミさんからOKをもらいました。
●車種選定について
最初はスポーツスターに目がいきました。 理由は美しいフォルムと低価格。
しかし、タンデム&ツーリング主体の利用を考えると後席の狭さ、強力な振動等の理由で候補からはずれました。 ショップで店員さん(SSユーザー)の話しも聞いてみましたが、やはり同意見でした。
次に見た目の”らしさ”という点からFLHTを検討しました。 これは誰がどう見てもハーレーという押しの強さがあり、優越感みたいなものを満たしてくれそうだしツーリングも気持ちよさそうです。
でも、ひたすら重い。
さらに足つきも悪く、サイドスタンドの出し戻しもたいへんだしこれを押して車庫入れなんて・・・。
ということで却下。
ソフティル系はというと、自分としてはファットボーイとかナイトトレインなんかが好きなのですが、カミさんが嫌いというので却下(どういう理由だか・・・)。
教訓: 既婚者はカミさんの機嫌をそこねないことがハーレーユーザへの近道である。
残るはダイナ系ですが、個人的に2本サスが好きなんでスタイル的には◎。
ショップでは最初FXDXを進められました。 これはご存知の通りダイナ系の中でもさらにスポーツを意識したモデルで足回りは他のモデルよりかなりいいらしいです。 ワインディングもガンガン走れるとのこと。
でも、自分の抱くハーレーのイメージは、「ゆったり、のんびり、おおざっぱ」とFXDXのキャラクターとは正反対ということで却下。 スタイルは好きだけどフォワコンがつらそうな(実際遠いです)WGもNG。 ここで残るはFXDとFXDLとなります。
FXDLの予算でFXDをベースにカスタムすることを考えましたが、カスタムなんて今すぐやらなくていいってことで、ストックの状態で自分の中のハーレーのイメージに最も近いフォルムを持つローライダーに決めました。
と、ここまでさも色々検討したように書きましたがこれは前振りで、いざ購入するとなると直感的にローライダーに気持ちがいってしまいました。 要は、実車を見たときのインスピレーションです。
自分の過去の経験(三十年そこそこですが)から、直感的に気に入ったものは買って後悔したことがなかったように思います。 色々思い悩んでも行きつくところは自分のカンといったところでしょうか。
(余談)
カミさんは、「ダイナ? ウルトラマンみたいでステキ。」
「ローライダー? なんだかかっこいい響きね。」
...というわけで快く賛成してくれました。(うーん・・・ま、いいか。)
●契約から納車まで
2000年8月27日
その日も例によって冷やかし半分の軽い気持ちでディーラーを訪れました。 そこにはローライダーを含め最後の2000年モデルが数台鎮座していました。
店内をうろうろしていると「どんなモデルがお好きですか?」と店員氏が声をかけてきて、「ダイナ系が好きです。」と答えると、「今キャンペーン中で2000年モデルの在庫を値引き中です。」とのこと。
なんと消費税以上の値引き額! しかも実車(黒のローライダー)が目の前にある。
気がついたらローライダーの見積書を握りしめていました。 帰りの車の中でカミさんが「ハーレー買ってもいいよ。」と言ってくれました。 いい妻を持ってシアワセです。
2000年8月29日(契約日)
前日はお店の定休日だったので、カミさんの気が変わらぬうちにと会社を休んで朝一で契約しに行きました。
でも、張りきっていた割には契約書を交わしニュー・オーナーズキットを貰っても、なかなか実感がわいてこないのです。 「どうしたんだろう? うれしいはずなのに。」
あまりにも長い間思い続けるとこういう感覚に陥るのでしょうか? しかし、家に帰りビデオなど眺めているうちに顔は自然にゆるんでいくのでした。
2000年9月7日
ローンの審査が通って納車日が決まりました。9月15日(金)敬老の日です。
「あと何日、あと何日」というのが口癖となり、6年間埃にまみれたメットをピカピカに磨きました。
仕事が手につかないので会社ではなるべくハーレーのことは考えないようにしていました。
でも無理でした。
2000年9月14日(納車前日)
明日の納車日に何を着ていこうか考えましたが、あまり気負っていくのもなにかと思い、結局Tシャツ&Gパンにワークブーツという普段のままの格好に決めました。 「今日は眠れるかな?」などと布団の中で考えているうちにいつのまにか眠ってしまいました。
2000年9月15日(納車)
待ちに待った納車の日! はやる気持ちを押さえて準備を整えました。 ショップにはカミさんに車で乗せていって貰うつもりでしたが、どうしてもタンデムで帰りたいとのこと。 急遽カミさんの母上の車に乗せられてショップに向かいました。 ショップに着くと既にローライダーは自分を待っていました。 あれこれ説明を受けながらも、もはやそんなことが耳に入るはずもありません。 そんなこんなで、ようやくキーをもらってエンジンをかけ、いざ出発。
6年ぶりのライディング。 しかもタンデムだったのでまともに走れるかちょっと心配でしたが、そんな心配などいらぬとばかりにローライダーは軽快に走ってくれました。 家に着くまでのおよそ30分。 顔がニヤケっぱなしだったのはいうまでもありません。
●オプションの選択
ローライダーを買ったらこうしようというカスタム構想はできあがっていましたが、本体を買うのが目一杯だったので、タンデム用のシーシーバー+パッドのみ購入することにしました。
そのうちハンドルとウインカーくらいは換える予定。
でも、愛車を目の前にすると、「このままでもいいかな?」と思えます。
それくらいローライダーのスタイリングは完璧です。
そのうち気が変わるかもしれませんが・・・。