立ちゴケしたハーレーを起そう!
■どんな時にコケるのか?
- ハーレーの取り回し中
- 車庫から出したり、駐車場から出るためにバックさせたりしている時
- 乗車・降車する際
- 降りようとしたらサイドスタンドが出ていなかった!なんてことはよく聞く話
- 発進・停止しようとした際
- クラッチ操作ミスでついエンスト・・・・なんていう時
- Uターンしようとした際
- 路地の狭い場所で極低速でUターンする場合や、交通量の多い道路で慌ててターンしたらエンスト・・・・なんていう時
- 車線を変更する際
- 信号待ちで待っていたら隣の車線がやけに流れている。では車線を変更しようとしてハンドルを思い切りきって半クラッチで・・・・・あららエンストしてしまったなんていう場合
■コケたハーレーを起す前に・・・
あとはどちら側に倒れたのかで対応方法が違います。
- エンジンを切る。(最近のモデル倒れると自動的に切れるようにセンサーが内蔵されています)
- 周囲をよく確認して安全を確保する。これとても大事。
- そしてとりあえず深呼吸。これは冷静になるために大事。
- 重い荷物を積載している場合は降ろしましょう。
- ギアをローに入れる。(起すときに後輪が回らないようにするため)
- 右にコケた場合
- 起す前に左側にあるサイドスタンドを出しましょう。そうすれば起した時に反対側に倒れなくなります。
- 左にコケた場合
- 向こう側にはスタンドがありません。起すのはセンターまでですからそれを頭に入れてお越し過ぎないように。
■ダイナ・ソフテイル・スポーツスターなどを起す
- 倒れた方向と逆にハンドルを一杯に切った状態から起します。
- タンクにお尻を向けてハーレーと90度の角度で立ちます。
- 右に倒れている場合は左手で、左に倒れている場合は右手でハンドルを上から握ります。
- 残った手はハンドルのグリップエンドに当てます。
- あとはハーレーにお尻を付けて前身でハーレーに向かってバックしていくとハーレーは何とも軽く起き上がります。
- ギアがローに入ったままなので、それを忘れないようにして!
■ウルトラなどのツーリングモデルを起す
ツーリングモデルについてはダイナなどと同じようにハンドルを持って立ち起こそうとするとハンドルが曲がったという報告があるそうです。したがってハーレー・ジャパンの方による説明では、下記のようにするのが現時点ではベストであろうとのことです。今後変わる可能性がありますので各自の責任で行ってください。
ツーリングモデルの場合、起すのは2人以上で安全に行うのが最適ですので、周囲にヘルプがお願いできる環境であればお願いしてみましょう。
- ツアラーパックに積載している荷物を降ろしましょう。
- 倒れた方向に(ここがダイナなどと逆です)ハンドルを一杯に切ります。
- 倒れた側にかがみこんでハンドル側の手はハンドルを握ります。
- もう一方の手はサドルバッグガードのレールのどこか持ちやすい場所を握ります。
- かがんで胸をシートに押し付けます。
- かがんだ姿勢のまま、両足に力を入れて胸をシートに押し付け、足を伸ばす。両手もしっかり力を入れていくと徐々に起き上がります。
- ギアがローのままなのでそれを忘れないようにして!
(詳しくは動画で確認してください)