ビュエルに乗りました(2000年3月11日 )


ショップで愛馬ローライダーを整備した本日、代車としてビュエルを出してくれました。

以下に初めてのビュエル体験をご報告します。

それは突然のことでした。
代車はスクータだと思った矢先に、ビュエルもあるということでした。
   「じゃあビュエルお願いします」
そう言って私はワクワクしたのです。
そう、興味を持っていたビュエルに乗るチャンスが来たのでした。
車種はサイクロン。走行11000km程のもので、ブルーのフュエルタンクが綺麗。

取り扱いはほぼローライダーと同じですが、ハンドル回りは国産のそれのようだ。
エンジンスタート。
振動があるある、やはりハーレーの2気筒エンジン。
跨ってビックリ、凄く車高が高い。
まあ両足がベタで着くけど、やっぱりローライダーから比べると凄く高い。

発進すると、これまたビックリ、軽い加速性!
ヒュルヒュルと加速するその姿はアメリカンバイクのテイストでは無かった。
それがまた新鮮で、私にはたまらない魅力に感じた。
でも、ライディング・ポジションが決まらない。
前のめりのネイキッドポジションは、アメリカンしか乗ったことが無い私には違和感が隠せない。
ハンドルに体重が掛かるので手が疲れる。
これは私のポジションが悪いためなのかどうか、判断がつかなかった。

ブレーキングも意外だった。
ローライダーを含むハーレーは、メインにリアブレーキを使うが、ビュエルでは違った。
リアブレーキを掛けると、「ヌメ」っとした効き方で不安だ。
その代わり、素晴らしいフロントブレーキを搭載している。
ピタっと望みの場所に停めてくれるいいフロントブレーキに驚いた。
なんで我がローライダーはそれが逆なのだろうと不思議に思える瞬間だった。
とにかくビュエルのフロントブレーキは素晴らしかった。

先日乗ったデュースよりもビュエルのほうが魅力的に思ったのは、軽い加速性ゆえだろう。
それに振動がいい。
モーターサイクルとはこれだ! と叫びたくなる心情に駆られた。
ビュエルは国産ネイキッドに似た形をしているが、全く別世界に連れて行ってくれる。
「面白み」という表現もふさわしいかもしれない。

でも思った。
これに乗ったら、せっかくのゴールド免許が無くなってしまうかもしれない....
免許証そのものが無くなるのでは...
そんな気にさせられた。

もう1台買うバイクとして、ビュエルという選択肢も面白いと感じた。
ただ、私には初代CB750と、スポスタもいいなあという2つの欲望があるので、
暫くはビュエルが我が家に来ることは無いだろうが。

まだビュエル未体験の諸氏には、是非試乗をお勧めする。
すごくいいモーターサイクルである。