ハーレー・ダビッドソン・ジャパン HPにおける防犯対策の呼びかけについて
2005年3月18日
2004年10月から12月に集中してハーレーが盗難されたことについて、ハーレー・ダビッドソン・ジャパン(以下、HDJといいます)の盗難情報のページにおいて、ユーザーに呼び掛けが出ています。記載内容の全文は当該ページをご覧いただくとして、その記載内容に対して意見がありますので、Hobby Worldおよび全国二輪車環境改善ネットワークとして、より正しいと考える情報を発信します。
HDJ上では、「車両を駐車する際はメインキーロック&ハンドルロックを確実にし、出来ればセキュリティシステムの装備や追加の施錠策を行なうなどの対策に努めて下さい。」とあります。
■これは現在発生している組織犯罪に対する防犯対策としてふさわしい情報と考えていません。
盗難された方、目撃者情報などをまとめると、メインキーとハンドルロックは容易に解除されることが分かっています。また、アラームが鳴っている状態を目撃した方も、作業着を着たエンジニアがトラックに積載する姿に違和感を感じていません。従って、従来からお伝えしているように、最も必要なものは、地球へつなぐということです。必要があって繁華街にハーレーで行き、駐車せざるを得ない方の場合、金属製のポールなど、それ自体が切断や移動ができないものにハーレーをつなぐのです。
■防犯チェーンを使っていたにも関わらず盗難されたケースが報告されています。これを見て、「チェーンは役に立たない」と判断しないようにしてください。たしかに多くのチェーンは油圧カッターで切断されています。しかしキタコのHDシリーズなどであれば、携帯性にも優れている一方、油圧カッターによる切断には非常に長時間がかかり、窃盗グループは諦めざるを得なくなります。大阪で発生した連続窃盗に対応するには、決して「出来れば........努めてください」では済まされないのです。
■乗り逃げに効果があるのはイモビライザーです。純正アラームでも結構ですが、より実績の高い「スパイボール」がお勧めです。初代スパイボールに比べ、現在は形状も小型化され、ローライダーにも搭載が可能となっています。イモビライザーは電気配線が必要となりますので、個人で取り付ける事は基本的に難しく、ショップで購入して取り付けてもらうようにしてください。
■ココセコムの搭載を行うなども有効です。ココセコムを搭載しても、犯人は移動中に発見して捨てる場合があります。これをもって「ココセコムを付けてもムダだ」と判断することも正しいとは言えません。犯人は100%ココセコムを発見することができず、セコムにより場所が特定され、警察とともにアジトに踏み込んで犯人の逮捕および盗難車が回収された事例があります。その中にHobby Worldの仲間の方もいらっしゃいます。ココセコムが有効であることは事実です。1台でも多くのバイクにココセコムが搭載されれば、不幸にして盗難に遭っても発見される可能性が上るということを考えてみてください。
ここでは、過去の被害状況を見て、被害者との会話を行った経験から申し上げています。これを読んだ結果、判断するのはあなたです。
バイクの盗難は対岸の火事ではないことを再度考えてみてください。