長湯温泉・がに湯(ガニ湯) |
長湯温泉・がに湯(ガニ湯) 大人:無料 時間:随時 休日:無休 入浴日:2008年4月19日 |
(がに湯) |
長湯温泉は大分県の南西部にあり、西に久住連山をひかえた久住高原の麓に位置する。 長湯温泉は炭酸ガスを多く含有する日本有数の炭酸泉としてつとに有名である。 がに湯は川原の中に造られた混浴露天風呂で、芹川の土手から見るとカニの目玉のような石の突起が面白い。 川の中にあるので水面に近く、気持ちの良さには定評がある。 勿論両側の川岸からも近く、対岸の旅館の窓からも見ることが出来るという場所で、混浴だが通常は男性でも入る人が少ない。 このがに湯にまさか自分で入るとは思っても見なかったのだが、共同浴場巡りの帰途、他の人が橋の下で衣服を着けているのを見かけたので橋を回って駆けつけた。 がに湯に行く橋の下にさしかかったときにはその人の姿は既に無かった。 夕暮れで、あたりに人の気配もなかったので急に入ってみる気になった。 着替えはこの橋の下で行う。 橋の下には棚が一つありここに脱いだ衣服を置く。 下半身を手で隠しながら露天風呂まで急ぐ。 がに湯には木製の手桶があり、お湯を掛けてから滑らないように湯に浸かった。 周辺の石に温泉の沈殿物が結晶で付着し場所によっては身体が痛かった。 7〜8人は入れるだろうか? お湯はよそからパイプで引かれぼこぼこと吹き出していた。 がに湯の深さはほどよく、底が多少でこぼこしているが、お湯に浸かっている分には快適で、視線が低いので川の中に居る気分になる。 気温が低い上に、がに湯の湯温は36〜7度と天満湯に近い温度で、すぐに出る気にはなれなかった。 家人にシャッターを押してもらった後、人目を気にしながら橋の下に戻った。 衣服を着て靴下を履いたが、川原の砂が靴下に着き若干不快だった。 浴衣がけで、サンダルなどで行くのがよいと思った。 翌日、ラムネ湯の帰りにおじさんががに湯に入っているのを見かけたので写真を撮らせて貰った。 おじさんは頭のタオルを取ってポーズをしてくれた。 酔狂でも入る人が他に居てちょっと嬉しかった。 |
(がに湯のひろさん) | |
(翌日の朝のおじさん) |