加賀井温泉・一陽館 |
加賀井温泉・一陽館 住所:長野県長野市松代町東条55 電話:026-278-2016 大人:300円 開場時間 : a.m. 8:00 〜 p.m. 8:00 定休日:無休 入浴日:2011年11月22日 |
(加賀井温泉・一陽館の浴舎) |
加賀井温泉・一陽館は長野市松代町の中心部から約2キロ東にあり、国民宿舎松代荘や寿楽苑、松代温泉公民館など1キロ四方の中に収まる温泉地帯の一角にある。 加賀井温泉は源泉名から由来するが、近年は松代温泉の源泉が主流になりつつあるらしい。 昔は湯宿が主体だったが現在は日帰り入浴のみ受け入れている。日帰り入浴には休み処つきと単に入浴のみがある。 受付は浴舎の反対側にあり、日帰り入浴(一浴)を希望すると、おかみさんらしき人が、初めてなら説明するわネと気さくに浴舎の方に向かった。 浴舎には男女別々の内湯があり、脱衣場は浴槽と同じところだから盗難の恐れがないこと、源泉槽の前では、炭酸ガスの泡と源泉が同時に出てきており、1時間に何回か間歇的にあふれ出すこと、その先の露天風呂は混浴であること、混浴なので、男性内湯からは裸で露天風呂にいっても物議を醸さないことなどを懇切丁寧に説明してくれた。 松代荘に戻る場合の裏道も説明してくれた。 浴舎に入る。 浴槽が長く女湯との仕切り側にあり、脱衣場は窓側に沿って棚と脱衣籠があり、簀の子を敷いただけで浴槽と脱衣場の間仕切りはない。 先客は二人。挨拶して浴槽に入るとやや深めの浴槽で10人以上が入れそう。 お湯はややぬるめ。 うす緑色の透明なお湯で、キシキシと身体に浸透する感じがあるが、べたつかずさらりとした浴感。 先客は、源泉が流入するはじっこに居て、いろいろと話しかけてくれた。 源泉をなめると、塩辛さと苦み味、炭酸味などが混ざりそれに鉄分臭が加わる。たとえて云えば鉄瓶で沸かしたお湯にとろろ昆布を溶いた味か?。 鮮度が高い内は透明で、次第に酸化して茶褐色になるとのこと。 もう一人地元の人が入ってきてしばらく内湯に浸かったあと露天風呂に誘われた。
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(男性内湯浴槽) | ||
(脱衣場) |
裸で前だけ覆って二人で浴舎を出て露天風呂に急ぐ。 露天風呂は浴槽が二槽あり、浴舎側がやや透明で浴舎から離れた側は茶褐色のお湯で透明度も低い。 3〜4人が入っていて、ほとんどの人が浴舎側の浴槽にのんびりと浸かっていた。 湯温は低く、長く入って居ても手を出したりするとやや寒い感じ。 次の予定があるのでそこそこに内湯に引き返した。 源泉槽の前を通ると、炭酸ガスの泡と源泉がごぼごぼとあふれ出していてあたりが源泉でぬれていた。 間欠泉の現象の一種だと思われた。 |
内湯でも、源泉流入量が増え、浴槽の吐出口だけでは処理できず、内湯の縁から脱衣場のすのこの下まで温泉が流れていた。 内湯のまわりの床がクレーター状に析出物が溜まっている理由の一つがあふれ出る源泉の所為だった。 |