野沢温泉・真湯 |
野沢温泉・真湯 寸志 AM:5:00〜PM:11:00(夏期) AM:6:00〜PM:11:00(冬季) 入浴日:2005年7月17日 |
野沢温泉は古い温泉場で、鎌倉時代には「湯山村」として歴史に現れてくる。 北信濃や越後の人の湯治場として愛され、近年はスキー合宿などでも愛好家が多い。 共同浴場はなんと13ヶ所もあり、その全部が大切に管理され、地域の人に無くてはならぬ存在で、かつ外来客も楽しく入浴できる。 真湯は村の外れの方、つつじ山公園ののぼり口にある。 建物は割と質素な湯小屋だが、地元には真湯の愛好家が多い。 男湯は右側で、靴脱ぎのたたきから先は引き戸。 引き戸の中は脱衣場・浴室が一体で、間には一寸した背の低い間仕切り。 脱衣場は床が簀の子で、両サイドに棚。 浴室は半分が浴槽で、全てタイル張り。 源泉はこの地区の源泉で単純硫黄泉。温度は61.2度。 真湯のお湯の湯花は白と黒の湯花で、温泉の底に沈んでいるがたまに温泉内に漂ってくる。 浴室内の壁に昭和24年の信濃毎日の記事があったので紹介すると、 「温泉学会で来信した岡山医大の關教授が、黒い湯花が特徴の温泉は温泉力が強く、『野澤眞湯は天下の名湯』」と言われたとか・・・。 真湯を訪れたのは夜で、数人の地元の人が居た。 この時お湯は白濁し、それほど熱くはなかったが、地元の人が曰く、朝は緑色の湯だ・・・とのことで、翌早朝再訪した。 確かに緑色の湯でただし超熱く、お湯をかぶるだけだった。 この神秘性を見て、真湯ファンが多いのも肯けた。 | |