インドヒマラヤへ
幻の名花、ブルーポピーを探しに
ヒマラヤ登山は夏期には行かない。6月から9月までのモンスーン(雨季)を避けるためである。 インド亜大陸のモンスーン等北半球の偏西風の流れが、わが国の夏の気候に影響するといわれる。今年は雨量が少なく、リンゴや他の果実の出来が悪くなると土地の人たちは嘆いていた。 しかし、この悪天候の続く夏こそは雪解け後の4000メートル山稜を彩る高山植物群が実に素晴らしいといわれる。 乾燥地のエーデルワイス(深山薄雪草)と、湿地の岩陰に隠れて咲き誇る幻の名花ブルーポピーを探しに出かけた。 しかしエーデルワイスの方は、残念ながら見出せず来年への宿題となった。 |
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INDEX | |
首都デリーのニューデリー駅前の赤シャツ姿のポーター達。 彼らを雇用して荷物を運ばせる。そうしないと、私たちの乗る列車の出発ホームや車両の位置が分からない。 | 広い斜面を黄色に染める高山植物。 |
ガスに煙る登山口のマナリ標高2000メートル。 インドの高級避暑地で、軽井沢プラス上高地といった感じの所、温泉もある。 | アズマギク。 |
雨の中、温泉で食器を洗う洗剤は土や砂。 インド女性の民族衣装サリー、この地方では寒くて着ていられない。 | フウロソウとキンポウゲ。 |
本物のヒマラヤ杉、 ソーラン村にて標高2500メートル。 | ヒマラヤの幻の名花ブルーポピーとテガタチドリ標高3900メートルで。 |
ロータン・パス標高4000メートルより、インドヒマラヤ6000メートル峰を望む。 途中、氷河の跡を示す巨大なU字形渓谷。各所には、落差のある長大な滝が幾つも懸かっていた。 | ブルーポピー同所で。 |