パキスタンから中国へ  ‘98年8月の紀行

雄大なパミール高原、標高4943メートルのクンジェラブ峠を越えて、新彊ウィグル自治区へ。峠の周辺には、玄奘三蔵法師や大谷探検隊が通った、古道が今も残っている。

山のアルバム カラコルム山脈・パミール高原へ

カラコルム山脈・パミール高原

1998.8

はがき

台風一過の日本晴れですね。
この夏はいかがお過ごしでしょうか。
 私は、8月14日より11日間、カラコルム山脈とパミール高原を車を利用し歩いてきました。パキスタンの首都イスラマバードより、インダス河支流を遡り中国国境の5000メートルの峠を越え、雄大なヒマラヤ級の昆論山脈7500メートル峰氷河を望む、4200メートルの峠を再度越えて中国西側の新彊ウイグル地区へ達しました。
 カシガルより飛行機で、ウルムチと宿泊を重ねて、中国の首都北京へやっと着きました。慣れない食事と、高山病、悪路を埃まみれの小型車にゆられ、とにかくも体力勝負です。
 連日快晴に恵まれ、氷雪輝く巨峰を心ゆくまで眺めてきました。イスラム教のパキスタンでは、アルコールなし。中国僻地の扉のない共同トイレ、駱駝や馬を乗る機会はありましたが、落駝や落馬が怖いのでやめました。


パキスタンから、中国国境の五千メートルの峠を越えて、シンキョウウイグル地区へ、長躯、北京へ出る長い旅でした。
だいぶクタビレました。
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