関西空港からアラブ首長国連邦「UAE」のドバイへ12時間、そしてエジプトのカイロへ4時間。これらイスラムの国では、今はラマダン「断食月」で夜明け前から日没までは、水や食物は一切口にできません。陰暦ですから、年々繰り上がるので昼の長い夏季
のラマダンは実に大変です。
レストラン等も日中はクローズです。私たちも、車内以外ではなにも口にしないようにとのことです。汗を流す屋外労働者の苦労は想像以上のものがあります。王様も下々の人も皆等しくヒモジイ思いをし、夜には食事をして喜び食べ物に感謝します。
2003年11月24日の日没後、ラマダン明けとなり特に子供たちは着飾りわが国の初詣と同じ賑わいで、皆ニコニコして争い事を忘れるような平和の風景です。モスク「イスラムの礼拝所」も派手なイルミネーションで飾り輝いています。
エジプトは、外務省から危険度情報発令中で、警護のため私たちのグループにも帯銃した私服2名が常に同行しておりました。アラビヤ半島の国々は、雨の降るのは年に2,3回程度なので屋根の防水工事も簡単です。
わが国のように、豪雨といった台風災害が襲ってきたら4000年の歴史があるピラミットも崩壊してしまうでしょう。確認されたピラミットの数も100コはあるそうです。夏は4,50度にもなるので、観光シーズンは冬場の方がよいとのことです。春は猛烈な砂嵐、だからラクダの睫毛は長いし鼻を自由に閉じることができます。