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作品について
●モーツアルト
交響曲第25番
●ラヴェル
弦楽四重奏曲
優雅にして感傷的なワルツ
クープランの墓
●マーラー
交響曲第9番
●チャイコフスキー
交響曲第5番 第3楽章
同 第4楽章
●バルトーク
弦チェレ
●ららトーク
Bのワルツ
クラリネットのためのダダイズム
オーボエのためのファッションドレス
ファゴットのための絵巻物
NEW
カッコウ・ズ・ライフ
●吉松隆
デジタルバード組曲
●芥川也寸志
トリプティーク
●ドビュッシー
弦楽四重奏曲
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修正 2003/04/23 第四楽章を追加
ベラ・バルトーク 「弦楽器・打楽器・チェレスタのための音楽」
天才ベラ・バルトーク。
バルトークには天才という名がよく似合う。
バルトークとの出会い。弦楽四重奏曲第五番。それはベートーヴェンやモーツアルトの曲しか知らなかったまだ坊やだった私にとっては衝撃的な音楽だった。なんと過酷に難渋に響く音楽なんだろう。当時の私は、到底理解できなかったが、曲から垣間見える遥か遠くから射し込む光を理解しなくてはならないように思えた。
何回も何回も繰り返し理解しようと聴き続けた。張り裂けそうになる心と葛藤しながら。そうやって理解できるようになったとき、ほとんどの現代音楽に対して抵抗感がなくなっていた。
そして現在の自分の音楽観がそこに形成された。
「おまえに俺の芸術が理解できるか!」という作曲家の挑発に対し、「やってみます」と真っ向から受けてたつ聴き方、これが自然と身に付くようになっていた。※
そのバルトークの絶頂期に書かれた作品が、今回とりあげた「弦楽器・打楽器・チェレスタのための音楽」、通称「弦チェレ」である。
弦チェレは、クラシック音楽の黄金時代であった1880年代から1940年代の中でも、最高中の最高傑作で既に現代音楽の古典となっている。
その作曲技法については、「バルトークの作曲技法」という本に詳しく解説されているが、西洋美学のいうところの「黄金分割比」を徹底的に屈指、調的軸システム、12音技法、民族音楽の活用、打楽器的ピアノ奏法を含む特殊奏法という当時の作曲技法のすべてを屈指して作曲されたとされる。感嘆するのはそのような大学の先生が喜びそうな技法上のことをまったく感じさせない、超越した音楽がそこ厳然と存在することにある。
バルトークにおいては、現代音楽でよく議論されるところの「音楽にとって調性が必要?」「不協和音?」という低次元なレベルでは語れない。彼は必要ならば、調性も使うし無調も使う。不協和音もおかまいなしだ。芸術家として何を表現すべきか、果たすべきか、はっきりとビジョンがあるからだ。
そうした意味で、バルトークは音楽を常に革新してきたベートヴェンに一番近い作曲家だと言える。一番のライバルはシェーンベルクだったのだろう。人一倍、プライドの高かったバルトーク故にシェーンベルクに負けることは許されなかった。シェーンベルクの作品を知ってショックをうけ何年か沈黙、その後、次から次へと傑作を書いていった。弦楽四重奏曲第四番、ピアノ協奏曲第一番、中国の不思議な役人、2台のピアノと打楽器のためのソナタ等、真の現代音楽作品としてふさわしい作品を書きつづける。そして、ナチスドイツに追われて、母を看取り祖国ハンガリーを離れるぎりぎりの状況で書きつづけた弦チェレ。
亡命後のアメリカでの貧窮、しかたなく書いた「オーケストラのための協奏曲」がヒットするものの白血病で倒れ、ビオラ協奏曲を中断、最後に愛する妻のために書いた「ピアノ協奏曲第三番」は最後の数小節を残してこときれた。作品はバルトークの過酷な人生そのものだ。
残念なことは、習作以外に交響曲を書かなかったこと。もし依頼する人がいれば相当な曲になっていたであろう。
癒し系だのどうだのといった、昨今のだらけきった作曲家によるおざなりな新曲を聞かされるたびにそのような思いが強くなる。シェーンベルクは、バルトークやラヴェル、ストラヴィンスキーに傑作を書かせたが、そのような作曲家は現在にいるのかな?
強靭な意志と力をもった作曲家。時代が不幸になりつつあるこれから、偉大な芸術が生まれてくると信じ、この曲に取り組むことにした。
※
昨今では、別に聴かせるという意図もなく淡々やっている中で要所要所ですごいことをさりげなくやっている作品の方が自分の感性を試されているような気がして怖い。最近ではアルヴォ・ペルトがこのタイプかも。そうした意味ではバルトークは非常にわかりやすい作曲家だ。
第一楽章
バルトークを演奏するとき、民族・ロマン主義的に捉えるか、現代的な構造的アプローチで挑むか、どちらもおもしろいものがあるが、この楽章に関しては、いずれにせよ遅いテンポで挑む指揮者が多い。第二次世界大戦前夜という重々しい緊張感を強調するのにはそれはそれでよいかもしれないし、曲の構造もしっかりとしているので、そのように演奏することの正当性はある。ただし、バルトークの指示しているテンポで演奏すると6分半程度なのに対し、9分を超える演奏は少々大げさかもしれない。この楽章だけならよいが、曲全体のバランス的形式美を損なってしまう可能性もある。
そこで今回はバルトークの要求しているテンポに近い形で、アプローチで試してみることにした。これによって曲構造を明快にすることがねらいである。
第ニ楽章
人間の持つ野獣性を人間の理性によって封じ込めるというヨーロッパ人の理想を成し遂げたみごとな作品。大バッハ、ベートーヴェンをも凌ぐ構成力を持って曲を書ける人はバルトークの他にはいない。実際の演奏においてもきわめて難易度が高いこの曲は、サンプラーで演奏させるのも一苦労であった。ハードウェア的にもソフトウェア的にも限界に近く、さすがに今回は何度か止めようとも考えたが、それでもなんとか最後までやり遂げることができた。おそらく速度に対応できるライブラリーであるGOSがなかったとしたら曲は完成できなかったと考えている。
第三楽章
(作成未定)
実はこの楽章がサンプラーにとって表現が難しいのかもしれない。グリサンドとポルタメントが至るところに使われている製作者泣かせな曲である。現在のところ材料が揃えきれないため作成の自信無し。
先に第四楽章を仕上げる予定。
第四楽章
第2楽章と同様に激しい楽章であるが、全体的に明るさと喜びを求心しようしているかのような曲である。第二次大戦はいつか終わり、ナチは敗れ、祖国ハンガリーに戻ることがあるとバルトークは考えていたのかもしれないが夢果たせず、渡米後に待っていたのは晩年の悲劇であった。
※この楽章に関してはSIを使用している。ただし後半の旋律線のところはGOSのGrand Susで補強。GOSとは異なる質感を堪能してほしい。
●使用PC
| 用 途 |
シーケンサー&MTR&マスタリング |
| メーカー |
アップルコンピュータ |
| 仕 様 |
CPU :G4 863MHz
メモリ :640MB
HD :内臓HD 60GBにSeagate IDE 7200rpm 60GBを追加
OS :MacOS9.2
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| 用 途 |
ソフトサンプラー&MP3ファイル変換 |
| メーカー |
自家製 |
| 仕 様 |
マザーボード:MSI-266PRO-R
CPU :PentiumIII 1GHz
メモリ :768MB
HD :Seagate IDE 7200rpm 60GB、40GB
OS :Win98 SecondEdition
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●使用ソフト
| 種 別 |
製 品 名 |
メーカー |
| ソフトサンプラー |
GIGA STUDIO 160 |
TASCAM (Nemesys) |
| オーディオシーケンサー |
Digital Performer 2.72 |
MOTU |
| リーバーブ |
Altiverb インパルスデータ Amsterdam Concertgebouw 第1、2楽章 St Joseph Church 第4楽章 |
Audioease |
| ディレイ・リミッター |
TC Powercore |
TC electoronics |
| マスタリングソフト |
Spark LE 2.02 |
TC Works |
| MP3エンコーダー |
THOMSON mp3Pro Audio |
Thomson multimedia |
●サンプリングCD
| タイトル |
メーカー |
フォーマット |
| Garritan Orchestral Strings |
Gary Garritanharps.com |
GigaSampler |
Sonic Implants Symphonic String Collection 第四楽章でメインに使用 |
Sonic Network,Inc. |
GigaSampler |
| XSample Vol.8 |
East West |
GigaSampler |
| Sound Library Percussion VOL 2 |
Prosonus |
Audio CD |
The Ultimate Orchestral Percussion Sample Library |
DS Soundware |
GigaSampler |
| STEINWAY B |
East West |
GigaSampler |
| Advanced Orchestra Vol.1 |
Best service |
Akai |
●曲データ
以下の作品はMP3PROでエンコードしました。従来のMP3プレイヤーでも再生はできますが、高域がざらざらします。Win系の人は、THOMSON等、MP3PRO対応のプレイヤーを推奨します。
| 作曲者 |
ベラ・バルトーク(1881-1945) |
| 作 成 |
幅田 圭一 |
| 曲目 |
弦楽器・打楽器チェレスタのための音楽より 第一楽章 Andante tranquillo |
| 演奏時間 |
7:08 |
| 作成日 |
2001年11月14日 |
| ファイル |
Gencele_1st.mp3 3.4 MB
(2001/11/18 19:30 パン設定を修正。Vn1,2,Va1,Va2,BS1,2,Vc1,2,Vn3,4の順に配置)
ブラウザの種類とバージョンによって、ダウンロードしたファイル名がdlocount10.cgiとなる場合があります。その場合は拡張子をmp3に変更してください。 (例)Gencele_1st.mp3にファイル名を変更
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| 演奏回数 |
4432 |
| 曲目 |
第二楽章 Allegro |
| 演奏時間 |
7:24 |
| 作成日 |
2002年07月28日 |
| ファイル |
Gencele_2nd.mp3 3.4 MB
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| 演奏回数 |
2544 |
| 曲目 |
第四楽章 Allegro molto |
| 演奏時間 |
6:22 |
| 作成日 |
2003年04月22日 |
| ファイル |
NEW
Gencele_4th.mp3 2.9 MB
|
| 演奏回数 |
2524 |
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