マックをG4にしたのでMIDI環境はシリアルポート接続からUSBに変更しなくてはならなくなった。具体的には、MIDIインタフェースをMIDI Express USBに、シーケンサーもDigital Performerへ、楽譜ソフトのMosaicもUSB対応に変更した。
今回の環境変更で、一番困ったのが楽譜ソフトのComposer Mosaicであった。このソフトに関しては国内代理店から購入したのだが、未だに連絡が来ないからだ。
私は、作曲するのにMosaicのお世話になることが多いのでいち早く手にいれる必要がある。
ちなみに私の作曲法は、以下に述べるようなシンプルなものである。
まず最初にスケッチを用意する。このスケッチには、1パートを旋律、2と3パートをピアノあるいはストリングスにしておくことが多い。
まず、この2〜3パートに和声を入力していき、曲のおおまかな構成を考える。
ある程度、構想が固まった段階で1パート目に旋律を入力していく。
この旋律を作成していく途中で、音符の位置を上下左右に変更したり、長さを変更したり、倚音、逸音、掛留音、経過音等の非和声音を挿入する作業が頻繁に発生する。また、旋律の跳躍によってはパート2、3の和声配置を変更する必要も頻繁に発生する。
このため、理想的な作曲ツールとしては全パートを1つの画面であちらこちら修正できるソフトが望ましく、この点ではMosaicは使いやすい。Performerでは、音符で入力するノーテーションウィンドウとハイパースクライブという機能があるののだが、前者は1パート単位でしか入力できず、後者は細かな使い勝手が悪い。特にページ単位の操作を強いられることが苦痛でもある。
Mosaicだとビュー表示にしておけばページめくりの概念から開放されるので便利である。またPerformerだとシェーンベルクも真っ青のエンハーモニックチェンジという高度な技で勝手にフラットとシャープを入れ替えて表示してくれることも多いので作曲するのに都合が悪い。ちなみにエンハーモニックチェンジとは、例えばA#をBbと表記することを言う。これはあまり関係のない調へ転調させる重要技法の一つである。
さらに対象とする楽器が移調楽器の場合は、Performerだと実音表記しかできないので不便である。この点では楽譜ソフトであるMosaicの方が使いやすい。
というわけでMosaicをはやくUSB対応にする必要があり、1ヶ月悩んだ末、掟破りではあるがMOTUにメールで直接連絡を取ってサポートを受けることにした。
するとどうであろうか、一日もたたない内にレスが帰ってきて、USB対応のmosaicを送付してくれるという。発送には2週間かかるが、CD-ROMが到着するまでに、G4にてMosaicCD-ROMからのチャレンジコードによるインストールが可能であるので試してほしいとのことで、その方法について詳しい解説を送ってくれた。おまけにチャレンジコードを返信すると8時間もかからないうちにレスポンスコードが送られてきた。それを入力することによってmosaicを無事に使うことが可能になった。
その4日後には、Mosaicが送付されてきた。
なんという対応の早さであろうか!!
こんなことで1ヶ月も悩んでいた自分がばかばかしくなってしまった。
これがあるからこそ、他社の音楽ソフトはあまり使う気がしない。これからも開発競争が激しい音楽ソフトやハードディスクレコーディングの世界で負けずに生き残ってほしい会社である。

↑ 最近は、CD-Rで送付されることが多くなってきた。すばやいバージョンアップに対応するためなのだろうか?
【追記】
- Performerに対し「アルト記号、テナー記号」の対応と「移調楽器の対応」を望んでいたのだが、Digital Performer 2.7において採用となるというのだからうれしいかぎりである
- MOTU社をほめすぎたかもしれないが、気になる点としては「日本のホームページがアメリカに比べて大幅に更新が遅れている」ことである。と書いたとたんに新しくなっていた!
- Mark of Unicorn社についてはここを参照。