午前9時、ホテル出発です。ホテルのある武夷山風景区は武夷山市の南15kmにあります。風景区は広大ですべてを見るには1週間はかかります。今日と明日の2日間だけでほんの一部分だけの観光です。出発前にホテル2階の売店で武夷山の旅游地図を3元で購入しました。今日の午前中は武夷山の中でも最も美しい景勝地という海抜409mの天游峰に登り午後は九曲渓の筏下りです。車窓から武夷山の中で最も雄大な海抜513mの大王峰、武夷山を紹介する写真によく使われる秀麗な玉女峰が見られました。
午前9時15分、登山口の駐車場に到着しました。ここには土産物屋がたくさんあり盛んに声をかけてきます。その中の一人のオバさんにつかまり帽子を買わされてしまいました。12元を10元に負けさせました。後になって考えてみると30度を超える直射日光を遮るのに助かり感謝です。登山口まではここからさらに平坦な舗装道路を15分ぐらい歩きます。
ガイドさんの一覧表です。ここで好みのガイドを指名できます。ガイドさんはすべて女性でした。
登山口までの途中の道から見た九曲渓という川です。午後はこの川を筏で下ります。
登山口に到着しました。ここから天游峰の頂上までの山登りが始まります。階段の数は約1000段あります。海抜409mですからどうということはないのですが、30度を超える暑さと直射日光が照りつけます。登山口にも土産物屋があり武夷山の写真のICテレフォンカードを購入しました。30元ですが、これならば値段がはっきりしていて30元分を使った後はコレクションにもできます。日本のように50度数のものを1000円で売るということはありません。
登山口に待ち構えている籠屋さんたちです。往復200元ぐらいだそうです。
登山の入り口です。チケットを買ってここから入山します。
いよいよ登山が始まりました。少し歩いただけでも汗が吹き出てきます。雲窩と呼ばれる地点で籠は広い道、徒歩は狭い道に分かれて登ります。雲窩という名前の由来は常に雲や霧があるのでこの名がつけられたそうですが今日のような天気ではとても信じられません。とにかく暑いので水分を補給しながらゆっくり歩を進めます。
このあたりはまだ平坦な道です。
九曲渓です。
これは高さ200m幅600mの1枚岩だそうです。
狭い岩の間の急な階段です。このあたりから勾配がきつくなります。
隠屏峰です。
晒布岩です。布を太陽にさらしているように見える岩という意味です。
だんだんと九曲渓が小さくなってきました。
岩場に張りつくような急勾配の登山道です。実際ここを登っていきます。
写真右上のこぶが二つある山は双乳峰です。
午前11時、約1時間30分かかって頂上に到着しました。さっそく売店で冷たい缶ジュースを買って一気に飲み干しました。一つ8元で通常の3倍ぐらいの値段です。頂上にお寺があって境内のような広場があります。日陰でしばらく休息しました。
頂上にある遨游霄漢という楼閣です。
午前11時30分、下山します。登った道とは別の幅の広い道です。ただし景色はよくありません。ほとんど森林の中の道です。籠で登る時にもこの道を使いますので籠を使うとよい景色はほとんど見れないということです。登る時も聞こえましたが蝉の鳴き声がよく聞けます。日本では聞くことの出来ない蝉の声です。
山道にはこういった文字がたくさん刻まれています。
下まで降りると平坦な道になり九曲渓沿いの道を歩いて出口に向かいます。途中の道から色々な景勝地へ分岐する道標がありますが暑いので寄り道をする元気など残っていません。
九曲渓沿いの平坦な道からの景色です。
晒布岩です。
九曲渓です。
午後12時20分、出口(登山口)までたどり着きました。ここからバスのある駐車場まではさらに15分ぐらい歩きます。
午後12時50分、バスまで戻りバスの冷房で息を吹き返しました。真夏の登山は今回限りにしておきます。
午後1時5分、ホテルに戻り2階のレストランで昼食です。昼食後は午後3時まで自由時間です。それまでの時間は土産物を調達しに出かけました。ホテル前の三姑という街で一件のお茶屋に入りました。このあたりは武夷山名物の武夷岩茶を売る店が並んでいます。この店の女主人はとても親切でお茶の種類を色々説明してくれます。結局、予定通り二代目大紅袍という岩茶を買うことにしました。量り売りのものを50グラムずつ3つの缶に分けて入れてもらいました。ちょうど手ごろな大きさの缶でお土産に最適です。3つで40元でした。そのうちにお馴染みのお客さんと思われる人が2人来てお茶を飲み始めました。ぐいぞう氏にもどうかと誘ってきます。暇だったので遠慮なくご馳走になりました。この2人は東京となぜか埼玉を知っていて、ぐいぞう氏も中国はほとんど旅行したことを話すと驚いていました。今、午後2時頃でもっとも暑い時ですが熱いお茶を飲むと逆に涼しさを感じるということに気がつきました。
午後3時、午後の観光に出発しました。九曲渓の筏下りの出発点である星村鎮にある九曲碼頭(九曲埠頭)に向かいます。途中、筏を運んでいるトラックが見られます。このトラックで終点まで行った筏を出発点まで戻すのです。
午後3時15分、九曲碼頭に到着しました。すでに沢山の人でごった返していました。午後3時30分の予約なので暑い時などは東屋があるのでそちらで時間が来るまで待つことも出来ます。今日は土曜日ということで混雑しており、結局午後4時頃の出発となりました。
九曲碼頭から見えた岩茶の畑です。
九曲碼頭です。ここから筏下りが始まります。
竹で作った筏は6人乗りで思ったより小さく2人の船頭が漕ぎます。筏の先端にナンバープレートのような番号が2つ並べてつけてあるのは滑稽でした。筏に乗ると先ず救命胴衣をつけさせられます。竹製の椅子に座りますがこの椅子は筏の上に置いて簡単に固定してあるだけで、いつ何時ひっくり返るか分かりません。川の水も筏の底の少し上まで浮いてきているので足を底より高いところにかけます。川の名前は九曲渓ですが川の地点によって名前がつけられています。筏下りの出発点は九曲で進むにつれて八曲、七曲というように数字が若くなって最終地点は一曲です。
船頭さんが前と後ろに一人ずつで漕いでいきます。
青蛙石です。九曲という地点です。
九曲という地点を示す文字が刻まれています。
象に見えるそうですが、左の石が象の鼻に見えないこともありません。
八曲という地点です。上下水亀という石です。
隠屏峰です。
五曲あたりの景色です。
これは何に見えるでしょうか。
四曲の地点から山の崖を見上げると岩の間に棺おけが置いてあったという場所が確認できます。70mぐらいの高さにあります。これは3800年前のもので当時どのようにして棺おけをここまで運んだかは現在も謎だそうです。
またこのあたりの川の深さは九曲渓の中でもっとも深く36mあります。
武夷山のシンボルで玉女峰です。
鏡台という岩です。
二曲という地点からの景色です。
ここからの景色は武夷山を紹介する本の表紙などに使われるほど有名なのですが逆光で撮影に失敗しました。
一曲に入ると終点はもうまもなくです。午後5時30分頃、船着場に到着しました。約1時間30分の筏下りでした。筏を降りる時に船頭にチップを5元渡しました。恒例になっているそうです。
午後6時頃、夕食はホテル近くの僑友大酒店というレストランでとりました。
夕食後はホテルに戻り休憩してから街をぶらぶらしに出かけました。途中で1元のトウモロコシを買って食べながら崇陽渓という川まで行きましたが明かりがなく人もあまりいません。しかたなく戻り屋台を探しましたが偶然に夕食をとったレストランまで来てしまいました。武夷山の名物を思いだし一番に蛇が思い浮かび蛇料理でも食べようかとレストランに入りました。そこにはぐいぞう氏を待っていたかのように元気な蛇がいました。
五歩毒という武夷山に生息する毒蛇だそうです。これを料理してもらうことにしました。
五歩毒とは噛まれると5歩歩くうちに毒が回って死んでしまうという意味だそうです。
蛇の皮を野菜と炒めたものでコリコリした歯ごたえで皮自体に少しくせがありました。
蛇の骨のスープです。こちらは最高に美味しかったです。
蛇の肉のスープです。鶏肉のような味でこちらも大変美味しかったです。
蛇料理3品とビール2本で208元でした。夜食にしては少し贅沢をしてしまいました。今夜は眠れそうにありません。
玉女大酒店泊。
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