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35 じゅらい亭すとーりー ―月夜に舞う桜のように― 第一夜
2002.3.31(日)08:01 - Landa - 4636 hit(s)

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それはとある夜。
それはとある月夜。
それは春。
それは桜咲く春。
それは桜咲く月夜に現れる。
それは何かと探し、何かを求め、何かを叶えるために。
それは唐突に現れた。

物語りはそれが現れる少し前からはじまる。
時は経ち、過去の産物となってしまったテレ砲台。
時間の概念としてのみテレ砲台は生きている、23時と8時にその空砲を鳴らし、皆にそれを知らせる。
時間は既に23時のテレ砲台から3時間は経っている。つまりは午前2時だ。
今日は満月で町全体が明るく見える。
ゲンキ、眠兎、レジェンド、矢神は月が見えるテーブルを囲んでいた。
月に関する難しい話題で頭を悩ませていた。月に鳥居があって何で誰も気づかなかったのかとそういった
ことでなく、もっとシンプルでもっと難しいものだった。
「やはり、先輩と一致するのは鏡花さんじゃないですかね?」
考えた末というふうにゲンキは言う。
「んーだけど、不死身じゃないし?剣とかも使わないけど」
「眼鏡っ娘というだけじゃ駄目ですか?」
レジェンドにつっこまれて、ゲンキは眠兎に同意を求める。
「眼鏡っ娘は大歓迎だけど、先輩のイメージと違うような…」
「ここはゲンキさんが女装したらどうでしょう(^^?」
「ゲンキさんは不死身で眼鏡かけてて剣とかも使えますし(^^」
矢神の意見だが根本的なとこで間違っている。
最終的に鏡花さんが妥当ということろで話は次の議題に移った。
「妹キャラってここにいましたっけ?」
思案顔のレジェンド。
「そうですね…妹キャラはいいとして、勝ち気でお嬢様で強くて・・・そしてなんといても胸がない!ここが重要な気がします」
「確かに重要ですね、一歩間違えば死を意味しますし(^^」
眠兎の意見に矢神が同意するが結構怖いことを言っている。
「えっと、確か焔帝さんに妹さんがいらっしゃったじゃないですか、えっと、るねぇ!?ああああぁぁぁぁぁーーーーーーーーー」
思い出したと提案し、その名前が出たとたんどこからともなく飛んできたハンマーに吹き飛ばされるゲンキ。
「こ、この話題はヤバイですね、次の金髪の人いきましょう」
薄情にも彼らはこの話題をここで打ちきり次の話題へと移る。
「パッキンの人いました?」
「いえ、色を抜くか染めれば問題はないです。問題はお姫さまが居たかということです」
「んーじゅらい亭のお姫様といえば月夜ちゃんじゃないですか?」
「うわっ、ゲンキさんいつの間に!?」
レジェンドは神速の速さで復活を遂げたゲンキが既に話題に入り込んでいることに驚き、声を上げる。
「確かに月夜ちゃんはお姫様だけど年齢が違いすぎるのでは?」
「いえ、それをいったらあの金髪の人の年齢に追いつける人なんてここには居ないのでは?」
「むむむ、確かにそれはいえるかも」
矢神と眠兎は月夜金髪説と考えている。
「じゅらいさんがその前に許可くれない気がするんですけど…」
「確かにそれはそうですね…おや?」
さっきまで月の明かりに照らされてた辺りがかげりはじめていることに矢神が気づき、空を見上げる。
「んん!?」
他の3人もそれにつられ視線を移す。そしてぽつりとゲンキが口にする。
「さっきまでここに桜の木ってありましたっけ?」
そう見上げた先には枝を街いっぱいまで広げた巨大な桜の木がたっていたのだ。

じゅらい亭の周辺には他のお店も建物もない。
もちろん、最初から無かったわけではなく、毎回被害に遭う可能性が高いので人がどんどん離れていったのである。
よってじゅらい亭の半径500mには他の建物がない、まるで隔離されているかのような感じを受けるかもしれないが、
これだけ離れていても週に1,2回の被害を500m以上はなれたお隣さんに確実に出しているのである。
まぁそんな500mの空間に突如としてそれは出現した。
その瞬間を確認したものはなく、ふと見るとそこに当たり前のようにあったと第一発見者の矢神はいう。
最初、じゅらい亭の面々をはじめとして街の住人も驚いてはいたがじゅらい亭のせいで超常現象が日常茶飯事だった
セブンスムーンの住人は素直にその事実を受け止めた。
もちろん、じゅらい亭の面々もそれは同じで翌日の夜にはすでに宴会が催されることになった。
「いや、これだけ大きいとお花見のしがいもあるね」
じゅらいは地面に寝転び天を仰ぐ、淡いピンクの桜の花の間から差し込む青い月の光がより幻想的に見えて綺麗だと思った。
「そうだね、パパ」
月夜もじゅらいのそれに習い大の字に寝転ぶ。
たまに落ちてくる桜の花びらがじゅらい達を眠りへと誘い、二人の意識が夢の世界へと落ちそうになったときその声は響いた。
「「あぶなーーーいっっっっ!」」

ここで再び時間が戻る。じゅらいと月夜が寝転がってたころ、レジェンドとゲンキは桜の木の幹の前に立っていた。
「ここ学校ですかね?」
レジェンドは桜の木を見上げてポツリとつぶやく。
「んーCGを見る限りあの木は桜じゃないですよ?」
ゲンキの的確な突っ込みが入る。
「えぇ!?だったら羽リュックの少女の生霊はいないってことですか?」
心底驚いたという様子だ。
「そうですよ、現実を見据えてください。ほら、あそこにだっていない…って居る!?」
ゲンキはCGの中で少女が座ってたところを示し、誰もいないことを伝えようとして驚愕する。
その桜の木の一番下の大きな枝のところに見たことのない小さな少女が座っていた。
少女はゲンキが気づいたことに気づくとさっとその枝から飛び降りた。軽く10mを超える高さだ。
『あぶなーーーいっっっっ!?』
「あぁぁぁ、羽リュック少女がぁぁぁぁぁーーー!?」
気づいた者の叫びの中に怪しい叫びも混ざっていた。
少女はそのまま地面へと一直線に落ちてくる、誰もが激突すると思った瞬間、ふわっっと彼女の周りを風が包み少女は穏やかに
着地をする。両手を横に広げ
「じゅってんまんてん」
というとその手を下ろす。
「見ました、レジェ?」
「いえ、ちょとスカートが長かったのごふぇ!?」
ゲンキの問いにアホな返答をしたレジェを燈爽がモップで黙らせる。
「何かあったのかい?」
じゅらいが月夜を抱き上げてゲンキの元に走りよってくる。何かあったとすれば寝てる場合ではない。
ゲンキは視線でじゅらいに少女の事を知らせる。
じゅらいもその先をみる、月夜と同じくらいだろうと思われる少女と目があう。
すると少女はにっこりと笑う言った。
「わたしは桜夜(さや)、みんな、あそぼ?」


こんばんわ、Landaです。
かなりご無沙汰です(汗
私の感覚がかなり古いのでキャラが古いです。
私を登場させてーという奇特な方がいらっしゃいましたらメールで設定ください。
口調とか外見とかわかると助かります。
途中で終わることがないように一応最後まで話は出来ています。
予定では五夜前後・・・。
では今回はこの辺で・・・


〔ツリー構成〕

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・[36] じゅらい亭すとーりー ―月夜に舞う桜のように― 第二夜 2002.3.31(日)08:02 Landa (6633)
・[37] 感想 2002.4.1(月)01:56 じゅ (764)
・[38] じゅらい亭すとーりー ―月夜に舞う桜のように― 第三夜 2002.4.4(木)06:51 Landa (3946)
・[39] じゅらい亭すとーりー ―月夜に舞う桜のように― 第四夜 2002.4.4(木)06:52 Landa (5073)
・[40] お疲れ様でした〜☆ 2002.4.7(日)04:01 CDマンボ (327)
・[43] 楽しませて頂いてます(進行形) 2002.6.26(水)09:09 ゲンキ (2559)
・[70] いまさらですが。 2002.8.1(木)16:02 藤原眠兎 (521)

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