前画面〕 〔クリックポイント〕 〔最新一覧〕 〔全既読にする〕〔全既読にして終了〕 〔終了

227 長編:異次元戦士ブラスター第八話『破壊する者と守る者』
2006.4.24(月)06:35 - じゅんぺい - 9208 hit(s)

引用する
現在のパスワード


薄暗い部屋の中には、様々な機械やそれらを繋ぐケーブルが張り巡らされていた。研究
室と実験室を合わせたようなその部屋の中では、『外見は』人間らしき者たちが白衣を着
て歩き回っている。中央には人間大の楕円形カプセルが置かれ、その周りを三つの人影が
囲む。
 「そろそろ完成じゃ」
 三つの人影はザ・ナイトメアという組織の三大幹部である。そのうちの一人、白いロー
ブを着た小柄の老女という外見の死霊大元帥がほくそ笑みながら口を開く。
 「悪魔大元帥が用意した悪魔の肉体を機械大元帥の持つ技術力で改造し、最後にわしが
修羅の魂を注ぎ込む。凶悪な戦士の誕生じゃあ」
 カプセルの中には人型の生き物が身体中に様々なコードを繋げられて眠っている。ライ
オンのような顔に分厚い筋肉に覆われた人型の体、そして両腕の肘から先と両足の膝から
先、さらには胸部の一部分等が機械化されているその姿は、正に戦うことしか義務付けら
れていない戦士だった。
 「・・・主が言わなければ誰が手を貸したりするものか。それに俺たちが手間をかけた
分の働きをするかどうかも分からん。・・・・・悪魔大元帥よ、お前はどう思っているの
だ?」
 二メートルを超える機械仕掛けの巨体を誇る機械大元帥が、緑色のマントを苛立ちげに
片手で払いながら首だけで横を見た。
 年齢不詳の男の容姿に額から一本の角を生やし、赤いマントを羽織った悪魔大元帥は先
ほどから一切口を開いていなかった。無表情な顔が変化することもない。
 ただ、機械大元帥に尋ねられてゆっくりと口を開いた。
 「・・・・・主の命令だ。我らはそれに従えばいい」
 それだけ言うと、悪魔大元帥は二人に背中を見せてさっさと部屋を出て行った。それに
続いて機械大元帥もカプセルを一瞥すると出て行く。残された死霊大元帥は顔を歪めて一
度舌打ちしたものの、カプセルの方を見るとすぐ機嫌を直して笑みをもらす。
 「ふん、要は結果を出せばいいということじゃろ」
 


 異次元警察本部内のオペレーター・ルームでは数人の人間たちが仕事に追われていた。
様々な世界から集められる情報を整理し、必要とする隊員たちに伝えることが今現在の時
刻の主な仕事になっている。大きな事件が起こればそうでもなくなるが。
 様々なコンピューターが並ぶ部屋の端に二人の人間が居た。二人とも若い女性で一つの
小さなコンピューターの画面を覗き込んでいる。
 「・・・・・ということよ。これで大抵の操作方法は分かったでしょう?」
 オペレーター勤務の人間、リューラは年下の新米オペレーター(しかも臨時バイト)で
あるエミーにコンピューターの説明をしていた。赤髪のショートカットに猫のように鋭い
目が印象的な女性で、軽く笑いながら説明する。
 エミーの方は明るいブロンドに愛らしい瞳、そしてガングロメイクが印象的な女性であ
り、お互い活発そうな雰囲気を漂わせている。エミーはリューラの問いに笑顔で頷いて答
える。
 「じゃあ、私は他の仕事してくるから、適当に触ってなさい」
 リューラはさっさとオペレーター室を出て行った。エミーは少し見送った後、コンピュ
ーターの画面に顔を戻す。そして今教わったことを実行してみる。
 (・・・え〜と、ここを・・・・こうして)
 キーボードに手を置き、ゆっくりと考えながらボタンを押していく。画面がその度に変
わっていき、最後には『隊員リスト』という文字が画面の中央に出てきた。そしてさらに
項目がいくつか出てくる。
 「え〜と・・・次元パトロール隊は・・・」
 知らないうちに声を出しながら、目当ての物を探す。迷いながらもボタンを人差し指で
ゆっくり押していき、それから数分の後にそれは見つかった。
 「あった!」
 興奮をなんとか押さえつつ画面にくぎ付けになる。画面には一人の男のバストアップ写
真と詳細なデータが出ていた。
 
[ブラスター(出身世界での名前は新條=純平) 所属:次元パトロール隊々員 
 現年齢:18歳 種族:人間 家族構成:父、母、兄、妹(妹は特異な存在の為、
 別登録済み) 出身・主な任務担当世界:G1地区 経歴:養成所に3年半在籍し、
 卒業と同時に次元パトロール隊に配属 能力:主に近接戦闘が得意であり、養成所
 に入るまでに空手・古武術の指導を受け、自らも独学で柔道・中国拳法全般・ムエタイ
 ボクシング・剣術等を学んでいた(尚、これらの格闘技はG1地区特有のものである)
 備考:異次元戦士訓練養成所に入所と同時に本人の希望で肉体を改造手術済み]

 写真の男は少し強面で、緊張しているらしく、さらに強面が強調されていた。エミーは
しばらく画面をまじまじと見る。
 (・・・・・これがじゅんじゅんの経歴・・・)
 「ほう、ブラスターのデータを見てるのか」
 突然肩越しから聞こえた声に驚き、エミーは口を大きく開けて声にならない声を上げな
がら慌てて後ろを振り返った。そのすぐ後ろからは中肉中背といった体格の男が面白そう
にコンピューターの画面を凝視していた。
 エミーはその男ことを知っていた。二十三歳という若さにして異次元警察次元パトロー
ル隊々長であり銀色の髪が特徴の男、アッシュ=ベルフランだ。無駄と分かっていても、
アッシュとパソコンの間に体を割って入らせ、画面を見せないようする。だがアッシュは
画面の方を見たままでさらに言葉を続けた。
 「そこまでのデータを見る為にはパスワードがいるんだがな。リューにはあとで説教を
聞いてもらわなきゃいけないなあ」
 「いや、あの、その・・・」
 しどろもどろになりながら言い訳を考えようとしたが、頭の中が混乱して言葉が何一つ
出てこない。そんなエミーを横目で見て、アッシュはいたずらっ子のような笑みを浮かべ
た。
 「・・・そういえば、あんまり『ここ』のことを話してなかったな」



 数十分後、本部内の通路を次元パトロール隊々員のゼロがエミーに人懐っこく話しなが
ら先導して歩いていた。ゼロは精霊の友であるエルフという種族と人間の間に生まれたハ
ーフエルフである。小柄でハーフエルフ特有の少し細長い耳、なめし皮で作られた軽めに
しては丈夫な服を着ているゼロは、通路ですれ違う他の隊員たちよりも多小目立っている
が、次元パトロール隊の隊員はある程度自由な服装が認められている為、皆当たり前のよ
うに接していく。
 ゼロは前髪を瞳が半分隠れるくらい伸ばしており、少し不思議な印象をかもし出してい
るが、人見知りをしない気さくな性格なのでエミーとは初対面時にすぐ仲良くなった。
 廊下を歩いている途中、不意にゼロが立ち止まった。エミーも立ち止まってゼロの視線
の先を目で追うと、前方左に扉があり、扉の上には『中央情報室』と書かれている。
 エミーが立ち止まったことを不思議に思ってゼロに尋ねようとすると、それを遮るよう
に扉が開いて中から人が出てきた。しかも、見知った人物である。その人物は短髪で真っ
黒な髪色と瞳が特徴の中肉中背の強面な人間の青年で、左手にはA4サイズのファイル
(『各世界種族リスト』という大きなタイトルが目につく)を持っている。格好はゼロと
同じく私服で、黒いTシャツにGパン、そして黒いドライビンググローブを両手にはめて
いた。いつもはかぶっている黒い帽子はさすがに今はスボンのベルトにひっかけている。
彼はゼロと同じ次元パトロール隊々員であり同期でもあるブラスターだった。本名は新條
純平だが、異次元警察内ではブラスターというコードネームで呼ばれている。
 ブラスターはゼロに気づくと肩越しにかけて持っていたジャケットを着ながら、空いて
いた右手を軽く上げて挨拶する。
 「ここに居るとは聞いたんだけど、アルディオスに居るんじゃなかったの?」
 ゼロが尋ねると、ブラスターは肩をすくめてみせた。
 「昨日、またザ・ナイトメアの戦闘艦と戦ったら結構ダメージがひどくてね。今、修理
中・・・」
 ブラスターは言い終わると同時にエミーに気づき、思わず一歩後方に下がった。
 「じゅんじゅんだ〜♪」
 エミーから発せられるオーラに押されて、逃げようと慌てて背中を見せたブラスターに
ゼロがすかさず声をかけた。
 「隊長からブラスターに臨時の仕事をさせるように言われたんだけど」
 ブラスターの体が一瞬にして硬直する。首だけをキリキリと限界までこちらに回すと、
顔が半笑いで引きつっていた。



 「・・・・・じゃあ、早速始めたいとおもいます」
 ブラスターたちは会議室の一つを借りて『臨時の仕事』に取り掛かった。簡単に言えば
[異次元警察についてエミーにある程度教える]ことである。ブラスターは会議室前方にあ
る教壇のような所に立ち、近くの席に座ってにこにこと笑うエミーを見て軽く嘆息する。
ちなみにゼロは入り口近くの壁に寄りかかっておもしろそうにブラスターを見ていた。
 ブラスターは気を取り直してまじめな顔に戻す。そして一度咳払いすると、話を始めた。
 「異次元警察というのはつまり、世界と世界を股にかけた犯罪を取り締まる組織です。
例えば、科学の発達したAの世界の人間が、科学がまるで存在しないBの世界に高度な科
学兵器を持っていけば、それこそ大変なことになります。組織としてはボランティア的な
要素が強く、ある特定の世界のある特定の人たちに援助してもらって活動しています」
 「じゅんじゅん、質問なんだけど」
 「は〜い」と片手を上げるエミーにブラスターは困惑した顔を見せる。
 「あのう・・・せめて仕事中の時とかはブラスターって呼んでもらえませんか」
 「じゃあ、ブラスター。一つの世界で起きた事件とかはどうするの?」
 ブラスターは再び困惑気味な顔になった。ただ、さっきとは別の意味でだが。
 「他の世界に関わるような事件でなければ、関わることはできません。不用意に関わる
と、存在がバレてしまう恐れがありますし、バレるとその世界の文明が大きく変動してし
まう危険性があるんです。だから、ある世界の災害等を目の当たりにしても、見てみぬふ
りをしなければいけません」
 エミーは少し考えたあと、恐る恐る口を開いた。
 「・・・それって、『見捨てる』ってこと?」
 ブラスターは困惑顔でゆっくり頷く。エミーがさらに何か言おうとするのをゼロの言葉
が遮った。
 「まあ、それは表向きの話で、細かなことに関わりすぎてよく怒られてる隊員もいるよ」
 ゼロは笑いながらエミーに答えた。腑に落ちないながらも納得するエミーに隠れて、ブ
ラスターはさりげなく明後日の方を見ていたが、気を取り直して話を続ける。
 「次は異次元警察内部の構成ですね。一番上偉い人がファルゴ長官、その次に瀏響参謀
が居て、あとは次元パトロール隊とか通称・科学技術研究課とか通称・情報部とかが横一
列に並んでる感じです」
 「通称って言葉が多いんだけど、なんで?」
 不思議そうな顔をしながらのエミーの質問にブラスターとゼロが同時に苦笑した。そし
てブラスターが答える。
 「結構、名前がややこしいんですよ。ですから、誰でもすぐ分かるように違う呼び方を
しているんです。この呼び方でも、関係者全員に通じますよ」
 エミーが納得してくれたであろうことを願って、さらにブラスターは話を続けた。
 「次元パトロール隊は名前の通り次元間をパトロールしながら犯罪を取り締まりますが、
僕やゼロのように担当世界を持ちながら仲間の手伝いをする隊員がほとんどです。隊長は
言わずと知れたアッシュ=ベルフランで、どこかの世界の魔王を倒したという噂がありま
すが、実際はどうだか分かりません。次の科学技術研究課は異次元警察の使用機器等を開
発・研究する部署です。超次元戦闘マシンや本部で使用するコンピュータ等の開発・研究
というような技術関係は、全てそこの仕事です。そして情報部は様々な世界に所属隊員を
忍び込ませて現地の情報を定期的に報告させたり、諜報活動をする部署です。とにかく、
異次元警察内の隊員には様々な種族の人たちがいます。人間・エルフ・ハーフエルフ・ド
ワーフ・ホビット・獣人・ロボットなどなど、数え上げたらきりがありません。ちなみに、
情報班の隊員は皆『蒼魔衆』と呼ばれる忍者たちです。指揮しているのはもちろん蒼魔衆
の頭領である真影(まさかげ)さんなんですが、僕たちもめったに会うことがありません。
魔衆は結構謎が多いんです。他にもいくつかの隊とかがあるんですが、今日はこれぐらい
でいいでしょう」
 驚いたように「ぼ〜っ」と見つめているエミーに気づいたブラスターはそこで話を止め
た。話している内にいつの間にか組んでいた両手を解きながら、恐る恐るきいてみる。
 「・・・・・どうしたんですか?」
 「・・・凄いね、全部暗記してるんだ?」
 あっけに取られたようなエミーの言葉にブラスターは照れながらも自慢げに胸を張って
みせた。続けて何か言おうとすると、ゼロの皮肉げな言葉が重なる。
 「隊員なら誰もが憶えなきゃいけないことなんだよ。それにブラスターは養成所時代の
成績が中の中ぐらいで特には・・・」
 「うるさい、余計なこと言うな! 悪いよりかはいいだろっ」
 「でも、いくつかの科目の成績がよくなくて卒業するのが遅れたから、僕の方が少し先
輩なんだよね♪」
 「そんなの関係あるかっ、二人とも新米なのは変わらねえだろ!」
 「ちなみに僕の成績は上の中♪」
 「・・・ケンカ売ってんのか? おもしれえ、養成所でつかなかった決着をここでつけ
てやる!」
 「ねえねえ、二人って養成所ってところで一緒だったの?」
 目を鋭くして指の関節を鳴らすブラスターと、笑いながらも壁から背を離してブラスタ
ーの誘いに乗ろうとするゼロの間にエミーが言葉をはさんだ。ブラスターは我に返ったよ
うに態度を戻すと一度咳払いする。ゼロもまた笑顔のままで壁によりかかった。ブラスタ
ーが改めてエミーの質問に答える。
 「養成所っていうのは異次元戦士訓練養成所の略称で、異次元警察に入るためにはそこ
で訓練を受けなければいけません。養成所に入るためには異次元警察関係者からの推薦や
審査などの厳しいチェックを受けます。僕とゼロは同期で、よく一緒のチームを組んでト
レーニングをしていましたよ。・・・・・説明はこんなところでいいかな?」
 話しているうちに怒りが収まったらしいブラスターは最後にゼロの方へ確認をとる。ゼ
ロも笑顔のままで少し考えたあと、1度頷いた。
 「いいんじゃない? どこまで話せとか言われてないし」
 「そもそも俺じゃなくてもいいんじゃないか? ゼロの方が得意だろ、こういうの」
 「隊長がブラスターにさせろっていうんだもん。僕は関係ないよ」
 ブラスターは小さく舌打ちしたが、笑顔を取り繕ってエミーの方へ顔を戻した。
 「何か質問はありますか? 大抵のことならお答えしますよ」
 エミーは両肘をデスクにつけて両手で顎を押さえると「う〜ん」と考え始めた。しばら
くすると何か思い出したのか顔を上げてブラスターを見る。
 「コンバットスーツってどうなってるの?」
 「・・・『どうなってる』ってどういうことですか?」
 困惑気味に尋ね返すブラスターにエミーも困惑気味な顔になってなんとか説明しようと
する。
 「・・・う〜ん、だから、仕組みっていうかなんていうか、とにかくコンバットスーツ
っていうのが詳しく知りたいんだけど」
 「コンバットスーツは戦闘などの特殊な状況で、隊員の身体を守る全身強化スーツです。
でも普通のスーツとは違って、[着る]のではなく[一体化]という表現の方が近いというこ
とです。身体中の皮膚や神経と一体化して装着者の能力を何倍にも引き上げます」
 「じゃあ、異次元警察に居る人は皆コンバットスーツを持ってるの?」
 エミーの質問にブラスターは顔を横に振った。そして話を続ける。
 「基本的には次元パトロール隊隊員のみです。でも、その中でも[必要としない]隊員も
いるんですけどね」
 エミーには最後の方に気になる言葉があったのだが、ブラスターは隙間を空けずにさら
に話を続けた。
 「コンバットスーツを装着するにはギア・クリスタルというものが必要です。これです
ね」
 そう言ってブラスターは左手の甲をエミーに見せた。左手のグローブから野球の球ぐら
いの半円のクリスタルが顔を見せている。同様にゼロも服の中に入れていたペンダントを
取り出して、エミーによく見えるように高く上げた。そのペンダントにもクリスタル(こ
ちらは完全な球体だが)がついていた。
 「このクリスタルが僕たちの意志力を飛ばしてコンバットスーツの源である[特殊記憶
合金の粒子]を身体の周りに召喚し、コンバットスーツの形状に変化させます。さらにこ
のクリスタルは所有している者の能力等を記憶し、コンバットスーツに影響を与えます。
一番凄いのが戦いなどの経験を通じてコンバットスーツを成長させるんです。戦えば戦う
ほど強くなるっていうやつですね」
 『ほえ〜』と、とにかく凄いと感じたらしいエミーは口を半開きにして感嘆をもらした。
それに満足したブラスターが左手を下ろそうした時、エミーが何気なくブラスターに言う。
 「それ、ちょっと貸して見せて〜」
 そう言った途端、ブラスターは体を硬直させて急にとまどい始めた。エミーが【?】マ
ークを頭上に浮かべていると、慌ててゼロが口を開く。
 「いやあ、それはちょっと――」
 「いいですよ」
 ブラスターが改めて笑顔で頷いた。エミーに近づき、目の前に左手を差し出して右手で
ゆっくりグローブをとる。
 そこでエミーは言葉を失った。クリスタルはグローブに付けられていたわけではなく、
ブラスターの左手に[埋め込まれて]いたのだ。グローブの方はクリスタルの大きさに合わ
せて穴が開けられており、はたからはグローブの装飾品に見えるように細工されていた。
 ゼロは笑顔を消して、無言・無表情で天井の方へ視線を移している。
 エミーは触れてはいけないことに触れてしまったような気がしてとまどい、うなだれて
小さな声でブラスターに謝った。
 「・・・じゅんじゅん、ごめんね」
 「大丈夫ですよ。気にしないでください」
 ブラスターはあくまで笑顔だった。それが尚更エミーの心を突き刺す。ブラスターは軽
くため息をもらすと、困った声でエミーに話しかける。
 「エミーさんがそんなだと、僕もつらくなっちゃうじゃないですか。お願いですから気
にしないでください」
 それでもうなだれたままのエミーから視線を横にずらしたブラスターは、思い出話をす
るようにゆっくりと語りだした。まるで子供に本を聞かせるかのように。
 「僕の生まれ育った世界の人間は、他の世界の人間と比べるととても非力なんです。で
すから異次元戦士になるには、どうしても改造手術を受けなければいけなかったんですよ。
だから僕は後悔なんかしていません。身体は変わってしまっても、心は人間なんですから」
 そこまで言ったところで、ブラスターの左手のクリスタルが薄青く点滅しだした。そこ
からアッシュの真剣な声が聞こえる。
 「ブラスター、お前の世界で次元の歪が起きた。しかも人工的にだ。至急調査に行って
くれ」
 「はい!」
 ブラスターは軽くエミーの肩を叩くと、急いで部屋を出て行った。あとにはゼロとエミ
ーが残される。しばらく沈黙が続いた。
 エミーはブラスターが普段人前でグローブを取りたがらなかった理由がなんとなく分か
った気がした。もう人間の身体ではないという証を他人に見せるのを嫌がっていたのだろ
う。
 「・・・・・じゅんじゅんに酷いこと聞いちゃったなぁ・・・」
 ポツリとエミーが漏らした。ゼロは笑顔に戻るとエミーに顔を向ける。
 「誰かが悲しい顔をしていることの方がブラスターにとってはつらいんだよ。それが仲
間や友達なら尚更・・・ね」
 エミーが今にも泣きそうな顔でゼロの方を見ると、ゼロは笑って壁から背を離し、こっ
ちに歩み寄ると自分のクリスタルがついたペンダントを首から取り、左手に乗せてくれた。



 ブラスター、新條純平は次元の歪みが発生した場所にやってきた。乗ってきたバイクか
ら降り、辺りを見回す。周囲は砂漠で人はどこにも見当たらない。頭上の太陽が厳しく光
を照らしている。
 純平はとりあえず辺りを見て回ることにしてみた。バイクから離れ、砂を踏みしめて砂
漠を歩いていく。
 (人工的に歪められたということは、誰かが無理やり次元間を出入りしたということだ。
・・・どっちだ、この世界を[出ていった]のか、それとも[やってきた]のか?)
 額から流れる汗を腕で拭う。いくら強化された肉体でも真昼の砂漠は堪える。純平は表
情を厳しくして警戒を強める。ふと、以前敵に待ち伏せされたことを思い出して足が止ま
った。
 (まさかな)
 不安を無理やりどこかに押しやってまた歩きだそうした時、急に辺りが薄暗くなった。
純平は慌てて空を見上げると、さっきまであった場所に太陽が無い。というよりも、どこ
を探しても見つからないのだ。
 (・・・次元の狭間に引きずり込まれたか)
 緊張が体を支配し、神経を研ぎ澄ます。と、前方で突然空間が引き裂かれて、火花や放
電と共に中から何かが文字通り現れた。その何かは生き物らしく、身体中から力を発散さ
せつつ、大気を振るわせるような低い声を発した。
 「我、破壊と共にあり」
 ライオンのような顔にどす黒い筋肉を持つ体、そしてその体の所々がサイボーグ化され
ている姿は凄まじい威圧感と殺気を放つ。腰にはその長身に合った両刃の長剣が差してあ
る。
 純平は無意識の内に一歩下がると、大きく構える。
 「怯えているな? それで我と戦うというのか」
 「うるせえよ、やってやろうじゃねえか!」
 そう言って体中に気合と力とをみなぎらせる。だが、純平はふと脳裏になにかが浮かん
だ。それがあまりにも気になったため、おもわず口に出した。
 「・・・お前、この前のバルハックって奴か?」
 容姿はあまり似てないが、声が以前戦った悪魔と似ている気がしたのだ。目の前の敵は
思案下に顔を動かし、少しの沈黙のあとに小さく頷いた。
 「確かにこの体の『ごく一部』はバルハックという名の悪魔のものだ。だが、我が名は
シドム。三大元帥の手によって作られた破壊を司る戦士だ」
 「三大元帥?」
 しかし今度の純平の問いにはシドムは返してこなかった。その代わりに戦闘の体勢に入
る。両膝を深く曲げ、獣のように前傾姿勢になった。まるで獲物を見つけた獣のように。
 純平も戦う覚悟を決めると左手に意識を集中する。
 「烈破っ!」
 純平の周囲が青色に輝き、それが消えるとブラックメタリックに輝くスーツを着てブラ
スターへと変わっていた。そして改めて戦う構えをとる。
 「異次元戦士とやらの力、見せてもらおう」
 シドムの身体中の筋肉がさらに引き締まる。ブラスターも緊張感を極限まで高め、先手
を打とうとシドムへと砂地を力強く蹴りだす。
 (なにっ?)
 しかし、駆け出そうするブラスターよりも『速く』シドムが動いていた。一瞬でブラス
ターの目の前に現れると、対応が遅れたブラスターの顔面に右拳を叩きつける。
 (やべえ、こいつ速えぇ!!)
 後方に吹き飛ばされながらも空中で体制を整え、なんとか砂地に着地したブラスターの
前にまた一瞬でシドムが現れて、砂地に片膝をついた状態のブラスターの顔に回し蹴りを
放つ。
 「くそったれがあっ」
 ブラスターは咄嗟に真上に飛び上がってシドムの蹴りをかわす。そしてそのままシドム
の頭の高さまで上がると、右足を大きく振り上げてシドムの脳天に踵を叩きつけた。ブラ
スターの技の一つ、炎轟三式・鋼(あらがね)である。
 意表をつかれたダメージに思わず前のめりになって動きが止まったシドムの前にそのま
ま着地すると、ブラスターは一歩大きく踏み込んでシドムと密着しつつ、その勢いで後ろ
足側の手のひらでシドムの腹部へ突き出し、ほぼ同時に前に出した足側の手の平でシドム
の顎を打ち上げた。今度はシドムが後方に吹き飛ばされる。これは御宗流古武術で習った
双手歌破(もろてかは)という技だ。内臓と脳にダメージを与えることができる。
 あお向けで砂地に勢いよく倒れたシドムは、しばらく動く気配を見せなくなった。沈黙
が周囲を流れる。
 (・・・落ち着け、あれだけくらえば相当なダメージを受けてるはずだ)
 自分をなだめるように言い聞かす。シドムにトドメを刺しに行きたいが、なぜか体が動
くのを拒否している。
 まもなくシドムがゆっくりと起き上がった。口から微妙に黒い血を垂らしてはいるが、
何とも無いように体を動かしている。
 「ちっ、ふざけやがって」
 吐き捨てるように言うとブラスターは再び戦闘の構えを取った。左足を肩幅ぐらい前に
出し、両膝を軽く曲げる。体を斜めに向けて左手を腹部辺り、右手を顔の前辺りに持って
いく。
 「おもしろい技を使うな。それでいて、実に理にかなっている。初めて見る体術だ」
 「・・・世の中広いからな」
 仁王立ちでブラスターを観察しながら言葉を漏らすシドムに、ブラスターはなんとか皮
肉を返してやった。だが、シドムの方は大して気にもしなかったようだが。
 今度はブラスターが先に砂地を蹴った。常人の目では捕らえられないほどの高速でシド
ムへ向かう。
 「データ以上の速さだ。なかなか成長が早い」
 ブラスターの高速移動に合わせて『視線』を動かすシドム。ブラスターはシドムの懐に
潜り込むと、低い体勢から左手をシドムの腹部へと突き放つ。シドムが片手でそれを受け
止めても、構わず次の攻撃に移る。右手の掌をシドムの顔へと当てようとするがそれも残
った手で受け止められた。
 今度はシドムが攻撃に移った。長身を利用して、右ひざでブラスターのあごを蹴り上げ
ようとする。ブラスターは片足を少し横にずらすことで体を斜めに向けてそれをかわすと、
次に放たれたシドムの左ストレートに合わせて左腕を上げる。そして、向かってくるシド
ムの左腕に自分の『左手首』を横から当て、左手首を回転させることでシドムの左ストレ
ートの軌道をずらす。
 バランスを崩したシドムの胸に右の掌底を突き刺して大きく後ろにのけぞらせると、ブ
ラスターは追い討ちをかけようと一歩シドムへと踏み込もうとした。しかし、シドムの右
手の指が奇妙に動くと、ブラスターは見えない力によって真横に吹き飛ばされた。
 空中でなんとか体を捻って体勢を整えながら砂地に着地する。それでも勢いが収まらず
にブレーキをかける両足から砂煙を上げつつ、少し後ろに下がってなんとか止まる。
 「超能力か? 汚ねえぞ!」
 「暗黒魔法だ。利用できるものは全て使う、戦士としては当たり前だ」
 言い終わると同時にシドムは腰の剣を抜いた。そして両手で持って大きく構える。
 (・・・・・?)
 ブラスターは虫の羽音のような音を一瞬感知した気がしたが「今はそれどころではない」
と吹っ切る。そして左手を前に突き出して叫んだ。
 「V・ソード!」
 左手のクリスタルが反応し、左手の掌に剣を転送させる。現れた剣をしっかり掴み、一
度大きく振ると改めて構える。
 ブラスターとシドムの殺気が交差する。二人はにらみ合ったまま、微動だにせず時が流
れていく。
 「うあああっ!」
 気合を吐き出して、ブラスターが砂地を強く蹴った。シドムへと真っ直ぐに。
 シドムも地面を蹴る。二、三歩で高速へとスピードをあげる。その速さはブラスターの
わずか上を行った。
 二人が高速で交差すると大きな火花が発生した。二人とも前方に駆け抜けるが、両足で
ブレーキをかけて砂地から砂煙をあげさせるシドムに対し、ブラスターは前のめりに勢い
よく倒れる。
 「・・・貴様の剣からは心の迷いが感じられた。それでは勝てん」
 背中を向けたままシドムが口を開く。まもなくブラスターは両手を砂地につけて起き上
がる。体には特に外傷らしきものは見当たらなかった。
 (・・・・・剣と剣を合わせただけだったから傷は無いはずだ。問題は奴が俺の全ての
上を行くこと・・・)
 ブラスターの思考が突然遮られた。敵の行動によってではない。自分の視界に不意に飛
び込んできたものに驚愕したからだ。
 (・・・・・け、剣が、折られてやがる)
 ブラスターの剣の刃が途中から無くなっていた。それも剣の断面をよく見ると力任せに
『折られた』のではなく、綺麗に『切られて』いるのだ。
 シドムが振り返ってゆっくりと剣を構える。ブラスターはその剣に注目した。
 「レーダー・スコープ!」
 ブラスターの目のスコープ部分が青く発光する。コンバットスーツのセンサーがシドム
の剣を捉え、情報をブラスターの脳に伝えていく。わずか一、二秒で出たその剣の答えに
ブラスターの声が苦みばしる。
 「くそ、高速振動剣か!」
 高速振動剣は刃の部分を高速で振動させ、凄まじい切れ味を見せる、高い技術力を誇る
剣である。並大抵の剣が相手ではブラスターの剣のような結果になってしまう。
 とまどうブラスターにシドムは無言で向かっていく。近づいてきたシドムに剣の残りを
投げつけると同時にブラスターが殴りかかろうとするが、上手くかわされて剣の一撃をく
らう。慌ててかわすと、ブラスターはまた距離をとった。
 「小手先の技じゃあ、駄目か・・・」
 剣は胸部にかすっただけだったが、コンバットスーツに切り傷がつけられ、そこから火
花がでている。まともに斬られれば、コンバットスーツごと見事に体を切断させられるだ
ろう。
 しかし、シドムは確実にトドメを刺しに来る。シドムの攻撃に対し、ブラスターもなん
とか斬撃をかわしていくものの、どんどん傷が増えていく。
 (このままじゃ確実にやられる!)
 大きく後ろに飛んで、また改めてシドムとの距離をとる。すでに体中に傷がつけられ、
あちこちから火花等が出ている。そろそろ肉体的にも精神的にも限界が近づいていた。
 「レーザー・アーム!」
 左手で右腕にエネルギーを付与し、青白く発光させる。シドムがわずかだが驚きの声を
上げる。
 「これが、データにあった技か。おもしろいことばかりが見られるな」
 シドムは改めて剣を構え、ブラスターも格闘の構えを取る。
 シドムが剣を大上段に振り上げてブラスターに斬りかかった。真上から勢いよく振り下
ろされる剣をブラスターが発光する右手で受け止める。手と剣の間から勢いよく火花が飛
び散る。
 「ほう、これでは斬れぬか」
 おもしろそうに言いながら、剣の柄を握る両手にさらに力を込める。一方のブラスター
は皮肉を返す余裕もなく左手で右手を補佐しつつ必死で剣を受けていたが、いかんせん、
体格の差が大きく、時間の問題だった。
 このままでもブラスターを斬ることができるはずであったが、シドムは少し剣を『上げ
る』と容赦なくさっきの礼とばかりにブラスターの胸に蹴りを入れてブラスターを後方に
のけぞらせた。そして、今度は横一文字に剣を振りぬく。
 ブラスターは後方にたたらを踏んで、あお向けに倒れた。コンバットスーツの胸部がか
なり深く横一文字に斬られている。ブラスターは起き上がろうとするが、体に力が入らず
上半身を少し起こしただけで終わった。痛みのため、片手で胸を抑える。ダメージの大き
さ故か右手の発光が消えていた。
 「・・・さらばだ」
 目の前に立ったシドムはとどめを刺そうと剣を構えて、ブラスターに狙いをさだめた。
ブラスターは何も言わずその剣を見つめる。そしてシドムは剣を持つ手に力を込め――
 「お前が消えろ」
 シドムとブラスターの耳にかすかに男の低い声が聞こえた。それでも剣を見つめたまま
のブラスターに対し、シドムは剣を構えたたままで顔を横に向ける。
 視線の先には黒いコートに身を包んだ人間の男がいた。少し離れたところから標準より
も大きめなハンドガンを左手で持ってこちらに向けている。
 次の瞬間シドムは大きく後ろに飛びのいた。それと同時に男の持っている銃から緑色の
光弾が発射される。シドムがブラスターから離れると、男は間に割ってはいるように移動
しつつシドムにひたすらフルオートで光弾を撃ちつづける。
 シドムはある程度コートの男から距離をとると剣で光弾を受け止めた。剣に当たった光
弾ははじけるように消える。
 シドムは剣を盾にしたまま男へと駆け寄る。男はそれに慌てることなく銃の引き金を引
いたまま右手をコートの内側に手を回し、素早くショットガンを引き抜いて構えるのと、
シドムが男の目の前に近寄るのはほぼ同時だった。
 近接距離からショットガンを撃たれてはさすがに剣で防ぎきれず、後方に吹き飛ばされ
るシドム。男はシドムの方を見たまますぐにブラスターに近寄る。
 「・・・羽佐間」
 羽佐間は顔に一切の表情を出さずにブラスターに片手を差し出す。ブラスターは震える
手で差し出された羽佐間の手を掴んだ。
 「もう少し見学していた方がよかったか?」
 「くそっ、情けねえぜ」
 ブラスターは羽佐間の手を借りてなんとか立ち上がると、よろけながらもシドムを睨む。
両手を握り締めて一歩前に出ようとしたのを羽佐間が手で制した。
 体にめり込んだ散弾を筋肉の収縮で吐き出しつつシドムは羽佐間とブラスターとを見る。
満身創痍なブラスターと突然現れた銃器を扱う羽佐間。シドムは当然羽佐間を次の標的に
した。口から獣のような低い唸り声をもらして羽佐間を睨む。ふと、シドムは羽佐間から
何かを感じとった。
 「・・・悪魔か? いや、違うな。しかし人間でもないようだ」
 羽佐間はシドムの言葉を無視し、軽く横目で見ながら懐に左手を入れた。
 「お前の相手をするのは今日はここまでだ」
 そしてコートの中から小さなボールを取り出すとシドムとの間の地面へ投げつけた。
 ボールは地面にぶつかると真っ二つに割れ、中から周囲を巻き込むほどの強力な光を放
出した。
 シドムはその光に目をやられ、両目を痛みで強く閉じながらも剣を盾にして防御の構え
をとった。どこから攻撃されてもいいように神経を研ぎ澄ます。
 しばしの沈黙の後、シドムはなんとか薄めを開けると羽佐間とブラスターの姿は無くな
っていた。シドムは構えをゆっくり解いて周囲にゆっくり目を向ける。程なく視力が完全
に回復した。
 「・・・・・次に会う時は決着をつけよう」
 シドムは含み笑いをもらしてきびすを返した。次の戦う相手に会いに行くために。



 夕焼けが街中を照らす。高層ビルの屋上で純平はフェンスを背中にして座り込んでいた。
両足を投げ出して疲労と体の痛みを和らげようと体を休める。体に何重にも巻いてある包
帯を服の上から時々不愉快そうになでた。コンバットスーツでも肉体へのダメージを防ぎ
きれなかったのだ。
 その横では羽佐間が立ったままでフェンスにもたれかかりながら遠くの夕焼け空を見て
いた。二人はしばらく無言で時を過ごす。
 「・・・何故、俺たちが戦っているのが分かった?」
 純平は羽佐間の方を見もせずに尋ねた。羽佐間も純平を見ずに答える。
 「俺の中に宿る悪魔の部分があいつの存在を知らせた。悪魔に関することには特にこの
『体』は敏感でな」
 羽佐間はあくまでも淡々と答えた。そのことから多小の何かを感じとったのか、純平は
ため息をつくと遠くの空を流れる赤く染まった雲をながめた。今度は羽佐間が尋ねる。
 「次はどうする気だ? もうお守りはごめんだぞ」
 純平はしばらく黙っていた。そして両手の拳を強く握り締めながらポツリと呟く。
 「修行のし直しだ」


〔ツリー構成〕

[217] じゅんぺい 2006.4.24(月)05:47 じゅんぺい (382)
・[218] 異次元戦士ブラスター 2006.4.24(月)05:52 じゅんぺい (449)
・[219] 異次元戦士ブラスター第一話『その名は異次元戦士ブラスター』 2006.4.24(月)05:57 じゅんぺい (16846)
・[220] 異次元戦士ブラスター第二話『発端となる帰郷』 2006.4.24(月)06:00 じゅんぺい (18602)
・[221] 異次元戦士ブラスター第三話『戦う覚悟』 2006.4.24(月)06:06 じゅんぺい (23510)
・[222] 異次元戦士ブラスター第四話『背負った自責』 2006.4.24(月)06:10 じゅんぺい (16485)
・[223] 異次元戦士ブラスター第五話『女子高生探偵? の事件簿』 2006.4.24(月)06:16 じゅんぺい (21452)
・[224] 異次元戦士ブラスター第六話『闇夜の想い』 2006.4.24(月)06:25 じゅんぺい (23241)
・[226] 長編:異次元戦士ブラスター第七話『火蓋は切って落とされた!』 2006.4.24(月)06:32 じゅんぺい (28802)
・[227] 長編:異次元戦士ブラスター第八話『破壊する者と守る者』 2006.4.24(月)06:35 じゅんぺい (29081)
・[228] 長編:異次元戦士ブラスター第九話『結びし絆の必殺剣』 2006.4.24(月)06:38 じゅんぺい (32843)
・[229] 長編:異次元戦士ブラスター第十話『信念を貫く者たち』前編 2006.4.24(月)06:40 じゅんぺい (33489)
・[230] 長編:異次元戦士ブラスター第十話『信念を貫く者たち』後編 2006.4.24(月)06:42 じゅんぺい (21373)
・[231] 長編:異次元戦士ブラスター第十一話『解け行く過去』 2006.4.24(月)06:45 じゅんぺい (31695)
・[232] あとがき 2006.4.24(月)06:59 じゅんぺい (1072)
・[238] 長編:異次元戦士ブラスター第十二話『邪念を超える信念』 2008.10.25(土)10:47 じゅんぺい (42895)
・[239] 感想です〜☆ 2008.10.27(月)18:23 CDマンボ (480)
・[240] どもども。 2008.10.30(木)11:00 じゅんぺい (423)
・[233] 短編:異次元戦士ブラスター外伝 2006.4.24(月)07:03 じゅんぺい (235)
・[234] 短編:異次元戦士ブラスター外伝『勇者とお姫様』 2006.4.24(月)07:05 じゅんぺい (24185)
・[235] 短編:異次元戦士ブラスター外伝『風と木漏れ日の中で』 2006.4.24(月)07:09 じゅんぺい (23975)
・[236] 短編:異次元戦士ブラスター外伝『真夜中の秘密』 2006.4.24(月)07:27 じゅんぺい (20527)
・[237] あとがき 2006.4.24(月)07:29 じゅんぺい (303)

前画面〕 〔クリックポイント〕 〔最新一覧〕 〔全既読にする〕〔全既読にして終了〕 〔終了

※ 『クリックポイント』とは一覧上から読み始めた地点を指し、ツリー上の記事を巡回しても、その位置に戻ることができます.