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226 長編:異次元戦士ブラスター第七話『火蓋は切って落とされた!』
2006.4.24(月)06:32 - じゅんぺい - 8900 hit(s)

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 多世界間に渡る犯罪を取り締まる組織、異次元警察の本部内にあるトレーニングルーム。
その一角にある組み手用スペースに二人の男が居た。一人は銀色の髪を生やしていて、見
た目は中肉中背といった感じだが、トレーニング用のシャツから出ている腕の筋肉がかな
り引き締まっていることが誰の目にも明らかだった。直立不動のまま額に流れる一滴の汗
を軽く指一本で拭いとる。
 その男は異次元警察次元パトロール隊々長であり、若年にして警察内でも5本の指に入
る実力者だった。名前はアッシュ。部下からは高く信頼されている。
 アッシュの視線の先には部下の一人が居る。次元パトロール隊に入隊してまだ1年と満
たない新米隊員、ブラスターは少し離れたところで倒れこんでいる。腹部を片手で押さえ
ながら苦しそうに息を荒げている。アッシュと同じトレーニング用シャツが汗でびっしょ
りと濡れていた。
 「お前の格闘能力はまあまあだが、駄目なのは心だ。気に負い目を感じると真っ直ぐ後
ろに逃げる癖がついてしまっている」
 アッシュの淡々とした声を聞いているのかいないのか、ブラスターは普段から強面の雰
囲気を漂わせる顔をさらに険しくしている。アッシュは構わず話を続けた。
 「後ろに逃げることが必ずしも悪いわけではないが、いつもそうでは話にならない。心
で負けることは許されないんだ。死と隣り合わせな生き方をしている人間は特にな」
 話の最中、ブラスターはゆっくりと上半身を持ち上げ、そこからなんとか立ち上がる。
アッシュはそれを最後まで確認することなく背を向けて、近くのトレーニング用武器置き
場の棚から真剣を2本取り、再び戻ってくると一本をブラスターに放る。ブラスターは慌
てて剣を受け取ると剣の刃をまじまじと見た。
「かかってこい。気を抜くと死ぬと思え」
 アッシュはそう言いながら剣を構えた。両手で軽く柄を握りながら切っ先をブラスター
に向ける。
 ブラスターは弱々しげに何かを言おうとしたが、アッシュの気迫に押されて何も言えな
かった。ゆっくりと両手で剣を持って構える。
 少しの時が流れたが、ブラスターは動けなかった。アッシュはブラスターをにらみつけ
て怒鳴る。
 「心で負けるな! かかってこいっ」
 ブラスターは声を上げて斬りかかった。そのスピードは常人を超えるものだったが、ア
ッシュは特に動く気配はない。
 ブラスターがアッシュの体を横薙ぎに切り裂こうとした次の瞬間、ブラスターは宙に舞
っていた。そしてアッシュの後方の床に背中から叩きつけられる。
 苦悶の表情を浮かべて、倒れたまま動くことができないブラスターを見ることもせず、
背中越しにアッシュは口を開く。
 「剣を振ろうとした一瞬迷いが生じたな。もし今のが実戦だったなら苦しむこともでき
なかったぞ」
 ブラスターは動こうとしたが、今までの疲れとダメージでそれは徒労に終わった。
 「お前はまだ心が未熟すぎる。だから一度負った心の傷をいつまでも乗り越えられない
んだ」
 そこでアッシュはブラスターの方へと振り返った。そしてゆっくりと近づいていく。
 「だが、まあ、養成所に入るまでは一般人だったんだ。これから強くなればいい」
 アッシュはさっきまでとは一転して軽く笑って見せると、倒れたままのブラスターに手
を伸ばした。



 「何ぃ! デートぉっ?」
 異次元警察次元パトロール隊々員、ゼロはそう叫んで自分のデスクから立ち上がった。
次元パトロール隊のオフィス中にゼロの声が響き渡ったが、オフィス内にはゼロを入れて
三人しかいなかったため、何事もないように済まされている。
 「そんな・・・養成所時代から一緒に過ごしてきたけど、ブラスターはデートなんかで
きる人間では・・・」
 驚愕の表情で隣のデスクに座っているブラスターの顔を見る。ブラスターは顔を赤くし
ながら同じくらいの音量で反論した。
 「デートじゃない! 買い物に付き合ってくれって言われただけだっ!!」
 「・・・デートじゃん」
 急に冷静にツッコまれたブラスターは少し沈黙したあと、「以外だ」という顔になった。
 「・・・そ、そうなのかな?」
 「おい、デートがどうした?」
 遠くから質問の声が飛んできた。ブラスターとゼロがオフィスの端のデスクに目をやる
と、アッシュがパソコンの画面を見ながらマウスをいじくっていた。
 「それがですね、ブラスターが今度デートをするらしいんですって」
 「エミーと?」
 「いえいえ、もう一人の方と」
 井戸端会議をするおばさん連中のように会話する二人をブラスターが慌てて言葉で割っ
て入る。
 「二股かけてるような言い方をするな! 隊長も隊長ですよ、何、他人のデスクのパソ
コンを勝手に使ってるんですか!?」
 「いやあ、隊長室のパソコンでゲームすると色々問題があるみたいだからさあ」
 あくまでパソコンの画面を見たままアッシュが言う。ゼロもゼロでブラスターを無視し
て一人でつぶやく。
 「買い物のデートかあ。いいなあ。僕が生まれ育った所にはそんな風習があまり無いか
らなあ」
 ゼロの生まれ育った世界は剣と魔法の世界である。ブラスターの生まれ育った、科学が
多少発達した世界とはまったく異なるといっていい。現にゼロはブラスターの世界には存
在しないエルフと人間との間に生まれたハーフエルフである。金色の髪と人間よりも少し
細長い耳がその証だった。
 童顔な顔を不満げにして、ゼロはブラスターを見る。ブラスターは「いい加減にしてく
れ」と顔を明後日の方向へと向けた。
 「あ、そうだ。その巳滄颯樹という女性のことなんだが・・・」
 急に真剣な声でアッシュが話し出した。ブラスターとゼロは同時にアッシュの方を見る
と、アッシュは声だけでなく顔も真剣な表情に変わっていた。
 「颯樹さんがどうかしたんですか?」
 ブラスターに尋ねられ、「うむ・・・」と両腕を組んで考え込むような素振りを見せる
アッシュ。ブラスターは顔を険しくした。まさか、颯樹さんを危険視しているなんてこと
は・・・
 「彼女な・・・」
 アッシュは静かに話を続けた。ブラスターは改めた態度でアッシュの話を聞く。
 「はい」
 「彼女・・・結構、胸が大き――」
 ブラスターは近くにあった消しゴムをすぐさま全力でアッシュに投げつけていた。



 次元の狭間に存在するザ・ナイトメアの本拠地、黄金宮殿。外見が金色に光り輝く中、宮
殿内の謁見の間は薄暗くされていた。その場には最高幹部の三人、機械大元帥・死霊大元
帥・悪魔大元帥だけが居る。
 いつもならいがみ合っている三人だが、今日は特別で横一列に並び、片膝をつけて何か
を待っていた。少し前に巨大な魔方陣を描いた謁見の間の奥を、三人共が見つめ続ける。
 無音の中、しばらく時が立つ。すると突然謁見の間の奥の空間に亀裂のような物がはい
った。亀裂からは火花が散ったり放電したりと、凄まじい音を立て始める。
 三人はそれに動じることなく、むしろ予想していたかのように平然と見つめ、それらが
より一層激しくなると三人が同時にゆっくりと頭を下げる。
 火花と放電が一気にはじけて消え、亀裂を突き破って巨大な闇色のまぶたをつけた目玉
が姿を現した。瞳の部分が赤く不気味に光っている。そして再び静寂が訪れた。
 「お待ちしておりました、我らが主」
 死霊大元帥が最初に静寂を破った。頭をゆっくりと上げ、『主』と呼んだ目玉を見た。
 目玉は瞳の赤色を不定期に薄くしたり強くしたりしている。
 『うむ、やっと封印が完全に解けた。お前たちを配下にしたのは間違いではなかったよ
うだな』
 目玉から発せられた低く唸るような声が辺りに響き渡った。機械大元帥も顔を上げる。
 「この封印を解くのにはかなり骨がおれましたぞ。しかし、封印が完全に解けずとも主
の力は十分強大ですがな」
 機械大元帥は豪快に笑って答えた。横で死霊代元帥が「ふんっ」と不快げに鼻を鳴らす。
だが、すぐ気を取り直して口を開く。
 「それでは、これからどういたしましょう?」
 『どうやら邪魔者がいるようだな』
 「はい、異次元戦士とかいう奴らがでしゃばってきております。さまざまな世界の者が
結託していて、その力は侮れないかと・・・」
 『言い訳はいい。計画が遅れているのは事実なのだからな』
 死霊大元帥は慌てて頭を下げる。機械大元帥も頭を下げ、何も言うことができない。悪
魔大元帥は相変わらず頭を下げたままで何も言葉を発しなかった。
 『ならば奴らを消すために本格的に動くのみだ。よいか、計画が完了するまではけっし
て我らの存在を各世界のモノに感づかれてはならんぞ』
 「計画と異次元戦士抹殺の両方を進めると、さらに遅れが生じますが?」
 悪魔大元帥が今回初めて口を開いた。抑揚がなく、淡々とした声で尋ねる。
 『多小の遅れは仕方があるまい。ゴミどもが我等に逆らうとどうなるか知らしめてやれ
!』
 今までで一番大きく唸るような目玉の声に、三人は大きく頷いた。



 「いやあ、悪かったなあ。買い物につき合わせちまって」
 いつにも増して上機嫌な声で颯樹が言う。昼前に買い物を済ませたあと、自宅の近くに
ある行き着けの小さな喫茶店に純平を誘ったのだ。
 小さいながらも綺麗な店内にはカウンターで仕事をする店のマスターと颯樹と純平の三
人しかいない。
 「いえ、別にいいっすよ。僕も行きたかったし」
 純平も上機嫌で答えた。二人はいつもの格好でデートとは縁遠い。ゼロたちが見ればさ
ぞ不平・不満をこぼすことだろう。
 「最近、組み手用のグローブとかがボロボロで使えなくなってきてさあ。替えを買って
おきたいと思ってたんだ」
 颯樹の足元には大きな紙袋が置かれている。やはり一般のデートとは程遠いが、しかし、
二人は満足そうな顔をしていた。
 「あ、そうだ」
 思い出したように純平は声を出して、足元に置いてあった自分のリュックサックをごそ
ごそとさぐりだす。少しすると中から手のひらに軽く乗るほどの小さな紙袋を取り出した。
そして颯樹の前に差し出す。
 「これ、良い物が見つかったんで、颯樹さんに」
 颯樹はそれを受け取ると不思議そうに袋を開ける。中には小さなペンダントが入ってい
た。それを取り出すと手のひらに乗せ、『じっ』と凝視する。なかなか反応が帰ってこな
いことに不安を感じつつ、おずおずと純平が尋ねる。
 「あ、あの、気に入らないなら返してもらっても結構っすよ」
 「・・・いや、受け取っておくよ。し、仕方ないなあ。別に嫌いじゃないし」
 颯樹は平静を装っていたが、ペンダントをさっそく大事そうに首から下げる。微妙に笑
みがこぼれていたが、そんな颯樹の様子には純平は気づいていないようだった。とりあえ
ずは安堵の表情を浮かべる純平に颯樹が尋ねる。
 「ところで、何か分かったか? 美沙のこと」
 純平は表情を元に戻して、顔をゆっくりと横に振った。
 「いえ、色々と調べてはいるんですが、美沙のような前例はまったく耳にしません。そ
もそも美沙がいなければ今でも信じられませんよ」
 「あたしもだよ。最初に説明された時には頭おかしくしたのかと思ったもんなあ」
 「僕なんか腰抜かしましたよ。なにしろいきなり美沙が目の前に現れましたからねえ」
 二人は苦笑してため息をついた。少し間をあけた後、純平が笑顔で話す。
 「まあ、美沙は元気でいるようだし。問題ないってことで」
 「毎日のように隠れて美沙を見てるくせに」
 颯樹にいじわるを装った声で言われ、純平は困った顔で軽く頭をかいた。続けて颯樹が
言う。
 「相変わらずシスコンだなあ。美沙もお前のことになるとはしゃぐし・・・あ、そうだ、
お前が家を出る前に美沙にやった勾玉のアクセサリー。あれをいつも首から下げてるぞ」
 「そうみたいですねえ、まあ、その方がいいんですけど・・・」
 途中まで言って純平は慌てて話を打ち切った。薩樹は一瞬怪訝な顔をしたが、たいして
気にすることはなく、次の話に移る。
 「・・・で、今度さあ、古武術の道場同士で交流試合やるんだけど・・・」



 喫茶店を出たところで二人は別れることにした。純平は午後からパトロールに出かけな
ければならないため、颯樹の昼以降の誘いを丁重に断った。
 「それじゃあ、今日はどうも」
 純平は颯樹に軽く頭を下げて、軽く手を上げて返す颯樹に背を向けた。これから一度、
近くに停めてあるバイクを取りに行かなければ・・・
 そう考えていた純平の前方から突然黒い乗用車が猛スピードで走ってきた。人通りがほ
とんどないとはいえ、狭い道をものともしないスピードで来る車に純平は咄嗟に身構える。
が、車は純平の横を通り過ぎた。純平が後ろを振り返ると、車は相変わらずのスピードで
走り去っていく。そして純平はつい今別れた颯樹の姿が無いことに気づく。
 「しまった、やられた!」
 純平は慌てて自分のバイクの元へと向かった。走りながら左手のクリスタルで本部と連
絡をとる。
 一方、黒い乗用車の後部座席では大男がふてぶてしく座っていた。横には気を失ってい
る颯樹が寝かされている。大男は含み笑いをもらしながら颯樹を眺める。
 「思わぬ所で異次元戦士の弱点を手に入れたぞ。俺一人で手柄を立てて幹部にのし上が
ってやる」
 「悪魔大元帥さまにはご報告しないんですか?」
 運転席にいる小柄な黒服の男が前を向いたまま後ろの大男に尋ねた。次の瞬間、服装は
そのままで人の姿から木人形へと変わる。
 「ふざけるな、誰にも手柄はやらん。異次元戦士の首を持っていって直に報告するのだ」
 大男も人の姿から、馬のような顔に人間の巨体をくっつけたような容姿の凶悪な悪魔の
姿へと変わり、木人形へめんどくさそうに言った。



 街のはずれにある建物の入り口前に純平はバイクでやってきた。先ほど颯樹にプレゼン
トしたペンダントの中に仕込んだ発信機の反応がこの建物から発せられているのだ。
 (いきなり役に立つとは思わなかった。できれば一度も役に立ってほしくはなかったん
だが)
 苦い顔をしながらバイクから降り、ヘルメットを脱いでバイクに置いて、ゆっくりと静
かに建物の中に入る。何も無く、空洞とかした廃墟のような建物内を歩きながら周囲をく
まなく警戒していると、純平は急に頭上を見上げた。
 すると人影が頭上から飛び降りてきて、純平の目の前に立ちふさがった。純平はすぐ身
構えたが、人影の正体を確認した途端、棒立ちになってしまう。
 純平の目の前には、目の色を変えた颯樹が右手に小さなナイフを携えて身構えていた。
純平は数歩後ろに下がると、颯樹の状態を確認する。外見で変わったところは顔の表情以
外はほとんど無いようだった。
 颯樹はナイフをかざして純平に襲い掛かった。純平は慌てて後ろに下がりながら颯樹の
攻撃をかわす。
 しかし、純平が攻撃をかわすと、颯樹の表情が苦痛で歪んだ。対応に困っていると、建
物の奥から悪魔が突然現れた。周りには手下の木人形たちがいる。
 「いいことを教えてやろう。お前が攻撃をかわすたびに、その女には激痛が走るように
してある!」
 再び颯樹が純平めがけてナイフを振りかざした時、純平は颯樹の手を受け止めて刺され
るのを防いだ。それでも颯樹の顔は苦痛に歪む。
 「無駄だ、無駄だ。お前がそのナイフである程度深い傷を負わない限り、その女の呪い
を解くことはできん」
 純平は颯樹の狂気に走る顔を少しの間見ると、意を決したように口を開いた。
 「なら答えは簡単だ!!」
 純平は颯樹の手を持ったまま、自らの腹部にナイフを突き刺した。一瞬置いた後に腹部
に激痛が走る。内蔵への致命傷をなんとか避けたとはいえ、体へのダメージは大きい。傷
口からは血が流れ始めた。
 純平が苦痛でうめき声を上げると、そこで颯樹の顔の表情が元に戻り、その次には目前
のショックで顔を引きつかせた。体が震えて口が思うように動かず、純平をただ見つめる。
 「なかなか面白いショーだった。とどめは俺が刺してやろう、その女と一緒になあ!」
 高笑いする敵を無視して、純平は颯樹の手を持ったままゆっくりとナイフを引き抜いた。
ナイフからは血が滴り落ちる。
 颯樹は一気に力が抜け、ナイフを強く握り締めたまま、その場に座り込んでしまった。
純平も一緒にしゃがんで、颯樹の顔を見る。
 (多少強引だが、やるしかない)
 「颯樹さん。颯樹さん!」
 目の焦点が合わない颯樹を強引に揺さぶってこちらを見させる。
 「・・・大丈夫です、颯樹さん」
 無理矢理笑みを作って、颯樹にゆっくりと言って聞かせるように話す。
 「これは夢です。だからこんなこともできるんですよ」
 そう言うと、純平はゆっくり立ち上がりつつ敵の方を見やる。相手はすでに勝利を確信
したように遠巻きにこちらを見ていた。純平は卑劣な罠に対する怒りを顔の表情に出して
仁王立ちする。そして、左手を握りながら左腕の肘を曲げて手の甲を下にしながら後ろに
引き、右手の指全てを伸ばしながら右腕も真っ直ぐ左斜め上へと伸ばす。
 それらの動作を素早く完了すると、今度は伸ばした右腕を上半円を描くようにゆっくり
と反対側の右斜め上へと回した。
「へん・・・しん!」
 最後に最初とは逆に右腕を引き左腕を右斜め上へと力強く伸ばす。と同時に頭の中で強
くコンバットスーツの装着を念じる。それを合図に左手のクリスタルが煌き、純平の全身
が一瞬青い光に包まれ、次の瞬間にはブラックメタリックのコンバットスーツを着て異元
戦士ブラスターになっていた。
 ブラスターは腹部の傷をものともしない動きで敵の集団へと駆け出す。木人形たちが一
斉に大勢で向かってくるのを真っ向から挑む。
 「ナックルパ〜ンチ!」
 叫びながら木人形の一体を全力で殴り飛ばす。殴られた木人形が派手に吹き飛んでいっ
たが、それに構わず他の木人形と対峙する。
 「パワー・チョォップ!」
 今度は全力で木人形の一体の脳天に手刀を叩き込む。木人形は地面にめり込むほど強く
叩きつけられて動かなくなった。
 コンバットスーツの機能で体内にアドレナリンが多量に分泌される。怒りとも相成り、
大量に分泌されたアドレナリンのおかげで腹部の痛みはほとんど感じなかった。猛然と敵
と戦うブラスターの姿は、はたから見れば正しく特撮番組の主人公だった。
 五分とかからず木人形たちを全て叩きのめしたあと、ブラスターは静かに怪物の方へと
振り返った。怪物は予想外のブラスターの動きに動揺してうろたえている。
 「何故だ、傷は浅くはないはずだ!」
 ブラスターはゆっくりと歩き出そうとして、そして不意に片膝を地面についた。痛みを
抑えていたとはいえ、腹部の傷は軽症ではない。息を荒げながらも怪物を見据える。颯樹
に夢だと思わせるためには弱い素振りを見せるわけにはいかない。
 「驚かせやがって、今、トドメを刺してやる!」
 怪物は巨大な斧を構えるととどめをさそうとブラスターにゆっくりと近づいてくる。ブ
ラスターはその場からまったく動かずに息を荒げて怪物を見る。
 怪物は再び高らかな笑い声を上げながらブラスターの目の前に近づいてきた。そして手
に持った斧をおもいきり振り上げる。
 (心で負けるな、前に出ろ!)
 その瞬間、ブラスターの目のスコープ部分が強く青色に発光する。ブラスターは膝立ち
から立ち上がりながら一歩踏み込んで怪物と一瞬で密接する。左手の手のひらを怪物の腹
部に当てて強く念じた。
 「アタック・シールド!」
 左手の手のひらから半径1メートルほどの青く発光するバリアが発生する。そのバリア
の発生しようとする力により怪物が強く後方に吹き飛ばされた。攻撃にも転じられるが故
のバリアの名称である。
 吹き飛ばされた後、立ち上がろうとする怪物を待たずに、ブラスターは高らかに声を上
げる。
 「グランランサー!」
 建物の天井を突き破ってアクセル音と共にブラックメタリックに輝く大型バイクが飛ん
できた。元は純平が普段乗っているバイクだが、今は特殊装甲に覆われたハイテクバイク
である。颯樹にはバレる心配もない。グランランサーが入ってきた天井の外は、黒色のシ
ートで覆われているかのように何も見えなかった。いつの間にか次元の狭間に引きずり込
まれていたらしい。
 グランランサーは怪物を体当たりで大きく吹き飛ばしたあと、ブラスターの目の前に止
まった。ブラスターはバイクになんとかまたがると、一気にアクセルをふかす。グランラ
ンサーは猛スピードで怪物へと向かった。
 (チャンスは1度だけだ!)
 ハンドルから両手を離し、左手のクリスタルに意識を集中させる。
 「レーザーアーム!」
 左手で右腕をなぞり、青色に発光するエネルギーを付与させる。
 「手柄は誰にもやらん! 俺のものだあっ」
 立ち上がって斧を構えようとする怪物に近づくと、ブラスターは力を振り絞ってバイク
から怪物へと飛び込んだ。
 「咆えろ、俺のブロォ!」
 腰の回転と広背筋などの全筋力を乗せた右拳を全力で怪物の胸に叩きつける。凄まじい
衝撃と共に右腕にまとったエネルギーが怪物へと放たれた。ブラスターの右拳を支点に怪
物へと爆発が起こる。
 怪物は後方の壁に勢いよく吹き飛ばされ、壁へとめりこむ。ブラスターはなんとか地面
に片膝をつけて着地すると怪物を睨んだ。怪物は指先をわずかに震わせたが、すぐ動かな
くなった。
 「炎轟一式・炎龍・・・地獄への手土産話にでもしろよ」
 甦ってきた痛みと力の消耗とにより身動きがとれないながらも、そう呟く。怪物の体は
見る間に溶け始めた。蒸気をあげながら地面に吸われるように消えていく。
 それを最後まで見届けることをせずにブラスターは颯樹の方へと振り向いた。颯樹はシ
ョックからか、それとも呪縛から解き放たれたせいなのか、すでに気を失っていた。ゆっ
くり立ち上がり、残りの力を振り絞ってよろめきながらも颯樹の側へといく。
 長い時間をかけてなんとか倒れている颯樹の元へたどり着く。グランランサーはブラス
ターよりも先に颯樹の側に来て止まっている。
 颯樹の前でしゃがむと同時にコンバットスーツが青色の粒子となって空中に霧散してい
く。純平は腹部からわずかだが血を流しつつ、顔に脂汗を浮かべながらも颯樹を担ごうと
両手を伸ばす。
 颯樹の体に触れようとした時、建物内が振動し始めた。顔を上げて周囲を見渡す。振動
はどんどん強くなり、建物内の壁という壁にヒビが入るとしまいには建物自体が崩れて
『外側』へと建物であった破片が弾け飛んでいく。純平と颯樹は何も無い宇宙のような空
間に取り残された。しかし、今居るのは次元の狭間であることは確かだった。
 (何が起こってるんだ?)
 焦りと恐怖心が脳を駆け回る。今までに経験したことがない事態が起きはじめている。
しかし、今の自分の力ではどうすることもできない。
 (せめて颯樹さんだけでも・・・)
 左手に埋め込まれたクリスタルを顔に近づけて異次元警察本部と連絡を取ろうとする。
だが、それを引き止めるかのように純平たちから少し離れた所の空間の一部分から火花や
放電が発生し、最後にはガラスのようにヒビ割れて飛び散る。
 そこから、額に一本の角を生やして赤いマントを羽織った男が潜り出てきた。男は顔に
一切の感情を出さず、悠然と純平の方を見る。
 「連絡が無いと思えばこのザマか」
 言い終わると、それを合図に男から少し離れた空間に同じような現象が起こる。今度は
二メートル以上の体格に緑色のマントを羽織った人型のロボットが現れた。
 「やはり異次元戦士がしゃしゃり出てきたか」
 ロボットの方には純平には見覚えがあった。以前1度戦い、機械大元帥と名乗ったやつ
だ。そのことなどから純平は赤いマントの男を機械大元帥の仲間だと認識する。
 前回機械大元帥には仲間のゼロと一緒に戦っても勝てなかった。それがこの状況では、
もう勝てる見込みは無いと言ってもよい。
 (もう・・・駄目か)
 純平は朦朧とし始めた意識をなんとか保つだけで精一杯になってきた。機械大元帥と男、
悪魔大元帥はすでにそんな純平に興味を失っていた。機械大元帥は腕組みをして溜息をつ
く。
 「主が目覚めたというのに、こんなクズを血祭りにあげたところで何の土産にもならん
わ」
 「数人の異次元戦士が居ると言ったのはお前だぞ、機械大元帥」
 「ふん、ただそう思っただけだ。お前が勝手に来たのではないか」
 「・・・・・まあいい」
 悪魔大元帥は冷たい目を再び純平の方へと向ける。純平は立ち上がることすら出来ずに
今にも倒れそうだ。
 「クズ『2匹』を土産にして主の元へ帰るぞ」
 「仕方ないな」
 「お前に任せる」
 悪魔大元帥は純平にさっさと背を向けた。機械大元帥は舌打ちをして悪魔大元帥を睨む
があえて何も言わず。ゆっくりと純平へと歩き出した。
 純平の方はというと、身体全体に変化が起きつつあった。さっきまでの恐怖を吹き払う
ように両手の拳を強く握る。
 (俺はいい、だが絶対にこの人は殺させねえ!)
 強い決意が純平を突き動かす。腹部から血を滴らせながらゆっくりと立ち上がると、機
械大元帥の方へと向き直った。それだけでも今の純平からしてみれば賞賛に値することだ
った。機械大元帥は「ほう」とおもしろそうに笑みを浮かべる。
 「異次元戦士というのはいつもデータに無い力を見せてくれる。おもしろい生き物だ」
 それでも歩みを止めずに機械大元帥は純平へと近づいていく。純平は立ち上がったもの
の、もうどうすることもできない。
 「異次元戦士の死体をいじくるのもおもしろそうだな」
 機械大元帥が右腕に力を込めながらつぶやく。純平は機械大元帥を睨むだけだ。
 だが、その機械大元帥と純平の間をふさぐように人影が上から落ちてきた。それを見た
機械大元帥の動きが止まる。
 人影は着地すると、ゆっくりと立ち上がった。銀白の鎧に身を包み、背中に大剣を背負
った銀髪の男。挑発するように笑みを浮かべながら機械大元帥を睨む。
 「俺の大切な部下を殺らせるわけにはいかないな」
 男の言葉の終わりを合図に純平の後方の空間を引き裂いて、黄色い車が飛び出してきた。
純平のすぐ横で荒々しく止まると、運転席から大柄の男が出てきて、丁度力尽きて前のめ
りに倒れそうになる純平を片手で抑えて担ぎ上げ、残った片手で颯樹を軽く担ぐ。
 「女性なのに手荒くてゴメンよ」
 そう言いながら自動的に開いた後部座席に二人を押し込む。自分もさっさと運転席に乗
り込むと前方の男の背中に声をかける。
 「隊長、先に行ってます!」
 男、アッシュは背中を向けたまま軽く片手を上げて答える。
 「何だ、貴様は!?」
 機械大元帥はアッシュへと全力で殴りかかる。だがアッシュは軽くしゃがんで攻撃をか
わすと、右手の手のひらを広げてがら空きの機械大元帥の腹部へと当てる。頭の中で強く
念じると、機械大元帥の体が見えない力によって吹き飛ばされた。
 と同時に悪魔大元帥が片方の手のひらからソフトボールの球ほどの火球を作り出してア
ッシュへと放つ。だがアッシュは上半身をずらしただけで軽々とかわした。
 「ほう、少しはやるようだな」
 「お前たちがな」
 悪魔大元帥の言葉にさらりと返すアッシュ。悪魔大元帥が動こうとした時、後ろから機
械大元帥の手が肩を掴んだ。
 「俺が奴を処分する。貴様は手を出すな」
 悪魔大元帥の前に機械大元帥が立つ。悪魔大元帥は何も言わず一歩下がって機械大元帥
の背中を見る。
 機械大元帥は目のカメラのズームを動かしながら全身の機能をフル稼働させる。モータ
ーの回るような音が機械大元帥から発せられ始まるのをアッシュはどうということもなく
見ていた。
 機械大元帥がアッシュへと歩もうとした時、空間自体が鳴動を始めた。そして遥か頭上
に巨大な一つの目玉が現れ、ゆっくりとまぶたをあげる。
 「主っ!?」
 機械大元帥が驚きの声を上げて下に片膝をつけた。悪魔大元帥も無言で同じようにする。
アッシュの表情が少し険しくなったがそれもすぐさっきの表情に戻った。
 『ザ・ナイトメアに歯向かうクズどもとは貴様たちのことか?』
 目玉から低く唸るような声が轟音のごとく発せられる。
 「異次元警察に歯向かうクズどもとはお前たちのようだな」
 アッシュがひょうひょうとして巨大な目玉に言い返す。それに対して目玉は言葉ではな
く、赤く光る瞳から巨大なレーザーを発射して返した。
 高速で向かってくるレーザーに、アッシュはすぐさま背中の大剣に右手をかけて引き抜
き、そのまま上段に掲げると同時に左手も柄に添えて大きく振り下ろす。剣はレーザーを
引き裂き、アッシュの目の前で二つに分散する。
 分かれたレーザーが後方に消えていったあと、アッシュはゆっくりと剣を構えなおした。
剣の柄頭にはめ込まれた宝玉が光り輝いている。
 目玉はアッシュを凝視した。少しの沈黙の後、
 『・・・その剣、見たことがあるぞ。確か異界の魔王、ムーン・ディスティニーを倒し
た人間が持っていた・・・』
 アッシュは何も言わずに剣を構えたままだった。目玉は突然笑い声を上げて、今度は部
下の二人を見る。
 『ここは退け。お前たちでも勝てるかどうかは分からん』
 二人はそれぞれ何かを言いたげに自分たちの主を見るが、大きな瞳に睨まれてやむを得
ず頭をゆっくりと下げる。すぐに二人は顔を上げて、障子を破るように目の前の空間を引
き裂く。悪魔大元帥はさっさと消えていったが、機械大元帥は横目でアッシュを睨みなが
ら中に入っていった。間もなく裂かれた空間がふさがっていく。
 『これからは面白いゲームができそうだ。せいぜい抗ってみせるがいい』
 目玉はゆっくりとまぶたを閉じて空間に溶け込むように消えていく。アッシュはそれを
黙って見続ける。目玉が消えてしばらくした後、アッシュは息を吐いて剣を回転させなが
ら背中の鞘にしまった。
 「生命の戦いをゲームというのなら、いくらでも異次元戦士が相手をしてやる」
 目玉が居た場所を睨みながらアッシュは言った。



 病院の一室のベッドの中で颯樹は目を覚ました。白い天井と部屋の窓から入る柔らかな
光が目に染みる。
 起き上がろうとしたが、だるさが邪魔をしてうまく体を動かせない。状況を理解しよう
と考えながら、とりあえず首から上は動かせるようなので周囲を見てみる。
 (ここはどこだ? 病院の個室みたいな・・・)
 途中で考えるのを止める。ベッドの横で椅子に座って本を読んでいる人間が居たからだ。
『特集! バッタの改造人間列伝』のタイトルと共に特撮のキャラクターであろうバイク
に乗ったヒーローの写真が表紙の分厚い本を熱心に読んでいて、どうやらこちらには気づ
いていないようだ。
 Gパンに黒いTシャツ、サバイバルチョッキにドライビンググローブの人間を少し観察
していると、颯樹の思考力が次第にはっきりと動きだしてきた。口をゆっくりと開ける。
 「・・・おい、新條」
 純平は目を本から上げて颯樹を見た。笑って本を閉じる。
 「ああ、気が付きました?」
 「・・・あのさあ――」
 「いやあ、ビックリしましたよ、いきなり倒れるから何事かと思ったら、ただの貧血だ
っていうじゃないっすか」
 「・・・貧血?」
 颯樹は純平の言葉を理解するのに時間がかかった。純平は床に置いてあった小さなリュ
ックサックに本をしまう。
 「喫茶店の前で別れてまもなく倒れたんじゃないっすか。もう慌てて救急車を呼びまし
たよ。もうすぐおばさんが来るそうですよ」
 笑顔で話す純平を複雑な表情で見てい颯樹は、しばらく考え込むように押し黙った。純
平は不思議そうに颯樹を見る。
 「どうしました? ・・・ああ、僕は見つかるとヤバイんで、おばさんが来る前に帰り
ますから。おばさんには大学の友達だったって言えばいいっすよ・・・」
 「なあ、腹を少し見せてくれないか?」
 颯樹は神妙な雰囲気で純平に言った。純平の顔に動揺が浮かぶ。
 「・・・そ、そんな大胆な・・?」
 「違う! いいから腹を見せろっ」
 「はいはい、分かりましたよ」
 苦笑しながら純平はゆっくりとシャツをまくってみせた。颯樹は黙って注意深く見てみ
たが、服の上からでは想像もつかないぐらい引き締まった腹筋が見えただけで、目当ての
物は見つからなかった。
 「もういいでしょう?」
 「・・・・・え? ああ、悪かったな」
 納得がいかなかったが、現実に見せられては諦めるしかない。やはりあれは夢だったの
だろうか? いや、しかし・・・
 「・・・おっと、それじゃあ、そろそろ失礼しますよ」
 考える颯樹に一声かけると純平は立ち上がった。軽く笑顔を見せるとさっさと背中を向
けて入り口に向かう。
 「・・・あのさあ」
 ドアを開けようとした純平を呼び止めた。純平は体を半分だけこちらへ向ける。
 「・・・・・今日は、悪かったな」
 「いいえ、颯樹さんは悪くありませんよ。それじゃあ、さよなら」
 笑顔で軽く手を振ってみせると純平は部屋を出て行った。部屋は静まり返り、廊下から
病院内の放送がかすかに聞こえてくる。
 それにしても、あれは夢だったのだろうか? 一体、どこまでが現実でどこからが夢だ
ったのか。今の純平を見る限り、いつもと変わった様子はないようだが――
 (・・・さよなら?)
 普段、純平は『さよなら』という言葉は口にはしない。「それじゃあ、また」などと言
うのが純平の口癖だ。
 「・・・もう、何が何だか分からないよ」
 颯樹は混乱する頭をどうすることもできずにいたが、しばらくした後、とりあえず考え
るのを止めて目を閉じ、少し寝ることにした。



 部屋を出た純平はズボンのベルトにつけてあった帽子をかぶると、ゆっくりと男子トイ
レに向かった。中に誰も居ないのを確認すると洗面台の前で服をめくり、腹部に左手を当
てる。そして、人差し指で何か感触を確かめる。
「・・・ぐっ、いててて」
 人差し指と親指で、腹部に貼ってあったシールをゆっくりと剥がす。シールは純平の肌
と同じ色をしていたが、剥がすと段々と透明になった。
 純平は顔をしかめながらシールを丸めてチョッキのポケットに入れると、腹部の刺し傷
の後を軽く触れる。
 さっきから我慢していた痛みをとうとう顔に出し、壁によりかかって荒く呼吸をする。
と、肩を誰かに叩かれた。
 「無理すんなよ。ケガ人さん」
 横を見ると、いつの間にかアッシュが立っていた。白いスーツを着て笑っている。
 「・・・結構、きついっすね」
 脂汗を流しながら純平は笑みを作ったが、明らかに無理をしていた。アッシュは急に真
剣な顔になる。
 「お前、もうあの子に会わない気だな」
 純平も笑顔を消して汗を手の甲で拭いながら口を開く。
 「あの人が巻き込まれたのは自分のせいです。自分と一緒に居れば、またあんなことに
なるのは目に見えています」
 「もう手遅れだ。それに前にも言ったが、どうせいずれはバレる。これはお前が背負っ
た業なんだ」
 純平は無言だった。アッシュは苦笑すると、純平の肩を担いでやる。
 「だから、お前が彼女を守ってやれ。妹さんも、そしてこの世界もな」
 二人はゆっくりとトイレを出て、病院内の廊下を歩いていった。


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